仕事の内容や友人との外出予定など、大事なことはメモを取る方も多いと思います。しかし肝心な時にメモが手元になかったり、あるいは電話中などメモを取りにくい状況など、自分で記憶しなくてはいけないことも少なくありませんよね。
しかし覚えたことが実は間違っていた…なんて経験はないでしょうか?相手の方の発音にもよるでしょうが、「ひ」と「し」の聞き間違いや、「ま」、「は」など子音がある言葉だったのに「あ」と母音だけしか聞き取れなかったりと言ったことが私にもあります。
ボイスレコーダーは、相手の話したことがそのまま録音されるので、覚え間違いはもちろんメモが取れない時にも便利。今回はそんなボイスレコーダーのおすすめランキングをご紹介します。
目次
ボイスレコーダーとは?出来ることは?
ボイスレコーダーは、名前の通しボイス(声)をレコード(記録)する商品です。メモの代わりに起動して、会議やセミナーの内容を覚えてもらうのに役立ちます。発せられた声や音をそのまま記録しますから、取材など、後で文章に起こさなくてはいけない時にも便利です。
またボイスレコーダーは、「ICレコーダー」と呼ばれることもあります。これは記録先がフラッシュメモリなどのIC(集積回路)であるケースが多いため。仕組みがICでないボイスレコーダーでも、通称のように呼ばれたりします。ちなみにICレコーダーは和製英語。英語ではデジタルボイスレコーダーと呼びます。
使用シーンで、録音の機能性を選ぶ!
ボイスレコーダーを使う場面はいくつか挙げましたが、状況毎に適した機能を選んでおくと便利です。
語学学習なら、リピート機能や速度調節できるもの!
まずは語学。自分の発音を確認したり、先生の発音を繰り返し聞く際にボイスレコーダーが活躍します。例えばリピート機能があれば、最初に1回ボタンを押すだけで何度も繰り返してくれるので手間がかかりません。
また難しい発音はゆっくり聞いて耳に入りやすくする、覚えている部分を飛ばしたいので倍速で流すなど、速度調整も便利です。
講義や会議の記録なら声を拾いやすい機能を
講義や会議においては、大きな会場内で発言者の声をきちんと拾えるかがポイントです。そのまま声をきちんと拾えることに重点を置いたボイスレコーダーや、発言者のマイクをピンポイントで狙える指向性の商品がおすすめ。
また会議中にボイスレコーダーが止まってしまわないよう、録音の容量や電池が長持ちするボイスレコーダーも向いています。
音楽や演奏を録音するならリニアPCM
会話ではなく音楽の録音がメインなら、リニアPCMレコーダーと呼ばれるタイプがおすすめです。高音質に特化したボイスレコーダーで、演奏そのままの音に近い状態で再生してくれます。ハイレゾ対応のボイスレコーダーもあるほどです。
取材に使うなら操作性重視
取材は音も大事ですが、一方で素早く稼働できるボイスレコーダーも見逃せません。予め会場などを設けられた取材ならともかく、互いに立った状態での会話などでは、持ち運びのしやすさや、片手で録音・停止などの操作ができるボイスレコーダーの方が便利です。
機能もシンプルな方が本体を軽量化しやすので、特に必要でなければ録音と再生のみできるボイスレコーダーでも十分でしょう。
自分に合った充電方式は?
ボイスレコーダーは充電方法も複数あるので、自分が行いやすい方はどちらか考えてみましょう。
その場で補充できる電池式
電池式は乾電池を入れ替えて使い続けるタイプです。1回の稼働時間は電池にもよりますが、充電式に比べるとやや短め。ただし予備電池を持っていればその場で入れ替え・再稼働できるため、いざという時に備えやすいです。
メリット
- 電池さえあればいつでも何度でも使える
デメリット
- 1回あたりの稼働時間は短め
1度に長時間稼働できる充電式
反対に充電式は、1度充電を完了させれば長時間の稼働ができ、会議や取材などで重宝します。しかし電池切れの際、電源もしくは電力供給できる機器が必要になるため、充電を怠ると突然録音ができなくなることも。スマホなど、同じく充電型の機器で忘れることが多い方は注意が必要です。
メリット
- 長時間の録音が得意
デメリット
- 充電用の機器が必要
持ち運びやすさを重視する
取材用のところで持ち運びしやすいと便利、としましたが、普段使い・ほかの用途でも持ち運びしやすいに越したことはありません。サイズの目安としては、掌にすっぽり収まる大きさなら持ち運びしやすいでしょう。
さらに小型化を求めるなら、ボールペンサイズのボイスレコーダーもおすすめ。カバンはもちろん、ポケットなどに入れることも容易で、邪魔になりません。
その他の機能性に注目!
ボイスレコーダーはさらに、以下の機能が備わった商品も選べます。必要に応じて取り入れましょう。
スマホと合わせるとさらに使いやすいWi-FiやBluetooth対応
ボイスレコーダーの中には、単体でWi-FiやBluetoothによる接続機能を備えた商品もあります。USBケーブルなどで接続しなくても、スマホやパソコン、音楽であれば対応したプレイヤーとデータの転送や再生が可能です。外出先などで録音メモの書き起こしや、音楽の再生をする際、ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、荷物を減らせるのもメリットです。
家電などの騒音も気にならないノイズカット機能
続いてはノイズカット機能。講義など、講師以外は喋らない静かな場であっても、エアコンなどの音で録音が満足にできないことがあります。ノイズカット機能があれば、エアコンはもちろんほかの騒音にさえぎられることなく、話者の声のみをしっかり記録することが可能です。人の声のみの録音に特化した、ボイスアップ機能もおすすめ。
ファイル形式もチェック
ボイスレコーダーは録音時、音を特定のファイルに変換して保存します。MP3やWMA、音楽の録音で触れたPCMレコーダーのPCMもその1つです。PCMはMP3などと異なり、保存時に圧縮しないことで高音質をそのまま再現できるのが魅力。逆にMP3などは圧縮する分ファイルサイズは小さく、容量を食いません。
ボイスレコーダーおすすめランキングTOP8
では改めまして、おすすめのボイスレコーダーランキングです。ポイントを踏まえてもピンとこないという方は、まず以下の商品からチェックしてみてください。
第8位 Daping ボイスレコーダー Pro
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 1.2cm×14.2cm |
重さ | 約20g |
持ち運びやすさ、携帯性 | ◎ |
おすすめの使用シーン | 語学学習・会議や講義 |
充電方式 | 充電式 |
その他機能性 | ボールペン利用可・OTG対応など |
ペンとしても使えるペン型ボイスレコーダー
まずは8位から。ペンタイプのボイスレコーダーです。ペン型という外見だけでなく、実際に芯も入っているため、録音と同時に書き取りも可能。筆記が伴う学習や会議などでの利用に向いています。本体の幅は1cmほどで、ボイスレコーダーが付いているからと言って太すぎることなく、書きやすいのも魅力です。
充電はUSB接続によって行うため、パソコンやスマホがあるならその場で供給することもできます。AC電源などもアダプタなどを介せばUSBケーブルで接続できるので、持っている方ならより充電の幅が広がりますよ。
第7位 lcsriya 世界最小クラスボイスレコーダー
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 4.5cm×1.7cm |
重さ | 7.5g |
持ち運びやすさ、携帯性 | ◯ |
おすすめの使用シーン | 会議・演奏・会議 |
充電方式 | 充電式 |
その他機能性 | ハイレゾ対応・ノイズキャンセリングなど |
指に乗ってしまう極小サイズ!
7位はペン型よりもさらに小さい、指に乗ってしまうサイズのボイスレコーダーです。ペンサイズでもまだ大きいと感じる方、徹底して軽量化重視という方に向いています。小型ながらHDやハイレゾ対応と音質もよく、容量も16GB、自動保存など多機能なのも魅力です。
ただ小さい分ボタンなども小さいサイズになっているため、手が大きく押しにくい可能性もあります。操作自体は簡単になっているので初心者にもおすすめですが、人によってはペンサイズや通常のボイスレコーダーの方が向いているかもしれません。
第6位 オリンパス Voice-Trek VP-20
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 1.7cm×13cm |
重さ | 37.5g |
持ち運びやすさ、携帯性 | ◎ |
おすすめの使用シーン | 語学学習・会議・取材 |
充電方式 | 電池式 |
その他機能性 | セルフタイマー・USB端子搭載など |
ケーブル不要でパソコンに接続
6位はオリンパスのペン型ボイスレコーダー。こちらは8位と異なり、細長い形状ではあってもペンとして使うことはできません。反対にUSBメモリのように、ケーブルを使うことなくパソコンなどへ直接繋げられる点が魅力。勤務先などで記録データの管理を行う際に、ケーブルという荷物が増えません。
またノイズキャンセリングやデータの日付検索、倍速再生やスキップと言った、再生にあたって便利な機能も豊富です。語学用から取材の文字起こしなど、記録したデータを何度も使う時に役立ちます。
第5位 Aisea ボイスレコーダー
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 2.2cm×9cm |
重さ | 35g |
持ち運びやすさ、携帯性 | ◯ |
おすすめの使用シーン | 語学学習・取材・演奏 |
充電方式 | 充電式 |
その他機能性 | ノイズカット・リピート再生・ハイレゾ対応など |
1cm未満の厚さで収納しやすい!
5位は一般的なイメージ、手のひらサイズのボイスレコーダーを選びました。ほかのボイスレコーダーに比べると、厚さがわずか0.9㎜ほどしかなく、薄さだけならペンサイズにも引けを取りません。ポケットにも入れやすいので、取材など頻繁に出し入れする時に便利です。
録音はタイマーで自動スタートも可能なので、予め決まっている取材や講義などであれば、先に指定して置くことでポケットから出す手間も省けますね。また倍速を始めとする変速再生や特定部分のリピートなど再生機能もあり、語学学習にも向いています。
第4位 Tenswall ボイスレコーダー
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 2.2cm×9cm |
重さ | 43g |
持ち運びやすさ、携帯性 | ◯ |
おすすめの使用シーン | 語学学習・講義・演奏 |
充電方式 | 充電式 |
その他機能性 | ハイレゾ対応・変速再生・タイマー録音など |
22言語対応でしっかり聞き取り
4位のボイスレコーダーは、言語対応の多さが魅力。22国言語に対応しており、日本語以外の外国語の発音をしっかり記録してくれます。変速再生も17段階で可能にしており、早くて聞き取れないという方にもおすすめです。
USBケーブルによってパソコンでの充電のほか、データ転送も可能。レコーダー本体も16GBと大容量ですが、学習用など古いデータでも消せない時は、パソコンなど別媒体へ移動させてしまいましょう。
第3位 オリンパス VoiceTrek VN-541PC
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 3.75cm×10.8cm |
重さ | 67g |
持ち運びやすさ、携帯性 | ◯ |
おすすめの使用シーン | 語学学習・講義・取材 |
充電方式 | 電池式 |
その他機能性 | フォルダ機能・ダイレクト録音など |
電源オンと同時に録音スタート!
オリンパスからはもう1つ、通常サイズのボイスレコーダーもランクインです。ペンタイプより大きい分、機能がより充実しており、電源を入れただけで録音を開始できるダイレクト機能や、録音の目的に応じたフォルダ分け機能などが特徴的。突然録音したくなった時や、1つの目的だけでなく、様々な用途に使い分けたい方におすすめです。
再生形式はWMAに限られているので、より高音質の録音は難しいですが、ノイズキャンセリング機能はあるのでほかの音で必要な記録を妨げることはありません。
第2位 ソニー ICレコーダーICD-PX470F
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 3.83cm×11.4cm |
重さ | 約74g |
持ち運びやすさ、携帯性 | ◯ |
おすすめの使用シーン | 語学学習・演奏・取材 |
充電方式 | 充電式 |
その他機能性 | リニアPCM対応・ノイズカット・FMラジオなど |
音はそのままの品質で聴きたい方に
2位はソニーのボイスレコーダーです。PCMファイルでの保存が可能であり、音質を落とすことなく記録・再生が可能。音楽など品質を重視する録音がメインの方に向いています。加えてノイズカット機能もあるので、演奏や声がよりクリアに楽しめます。
再生においても、書き起こし再生機能やトラックマーク機能が利用可能。早送り・巻き戻しはもちろん、トラックマークをつけることによって、その場所から次回の再生が行えます。書き起こしの途中で辞めなくてはいけない場合でも、続きから始めやすいです。
第1位 パナソニック ICレコーダー RR-XS470
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 4.08cm×10.5cm |
重さ | 約55g |
持ち運びやすさ、携帯性 | ◯ |
おすすめの使用シーン | 語学学習・会議や講義 |
充電方式 | 電池式(充電池利用可) |
その他機能性 | シャドーイング再生・クリアズーム録音・ワイドFM対応など |
発声練習に便利なボイスレコーダー
おすすめボイスレコーダー1位は、パナソニックのRR-XS470版。音楽から会議、取材など様々な状況ごとに分けられるシーンセレクト機能を有していますが、特に語学学習に便利な機能が充実したボイスレコーダーです。
再生に合わせて発音練習のできるシャドーイング機能のほか、前方の集音を容易にするクリアズーム録音で先生の発音をしっかりキャッチ。ノイズキャンセリングも含まれているので、周囲の音が邪魔になりにくいです。
また充電は電池で行いますが、同メーカーの充電池であるエボルタeの利用も可能。乾電池は使い切りがもったいないという方にもおすすめです。
ボイスレコーダーの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、ボイスレコーダーの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
長時間の記録も日々のメモもボイスレコーダーにお任せ
ボイスレコーダーの魅力、伝わりましたか?
発言者の言葉をそのまま記録できるので、書き取りが追いつかない長い会議はもちろん、毎日のちょっとしたメモにもボイスレコーダーは活躍してくれます。データ保存かつ、不要になったらその都度消してしまえばよいので、エコなメモ帳ともいえるでしょう。
使いやすいボイスレコーダーを見つけて、記録をもっと楽に、スマートな生活を送ってください。