錦織圭選手の登場で、テニス人口も増えたと思う私です。錦織選手が有名になった年度初め、テニス教室の応募人数が予想以上に多く、抽選で生徒を決めた教室まであったと聞き、その影響力に驚いたことを覚えています。
私は、ソフトテニスから硬式テニスに移行して続けてきました。大人になるとソフトテニス人口が少なくなり、硬式テニスに変更する人がほとんどです。一番、変化を感じる点が、ボールです。軟式テニスボールに比べ、硬式テニスボールは、とても硬いため、打感も全く異なり、飛距離も全く異なります。
最近では、硬式テニス教室に通う子供たちも、多い様ですね。あんな硬いボールを打つなんて、小さな体で、きっと打感も凄いですね !!感心してしまいます。
子どもはもちろん、初心者の人は、ラケットやユニホームは、いろいろ悩んで選びますが、ボールに関しては、あまり気にせず使用している人が多いように思います。ラケットだって、ボールだって、上手くなるためには、大事なポイント!!
意外と知らない硬式テニスボールの重要性について、少しお話したいと思います。
目次
ボールはどれも同じゃない!! 練習球にもこだわりを!?
「練習ボールだから、どれでもいいやっ!!」そんな風に、思っていませんか?
そんな人は、要注意です。日々の練習こそが、大事なフォームを作りだしていくのです。自分自身のプレイによって、打ちやすいラケットがあるように、球にも、打ちやすい球が存在するのです。そう感じながら、練習してみて下さい。きっと、球の違いを感じることが出来るはず!?
もし、あなたが、試合に出場するになった時、その日に向け、練習することでしょう。その時、試合用ボールに硬さや打感が似ている球を使う様にして下さい。そうすることで、飛距離やサーブなど、自分自身の癖とそのボールが持つ特徴を最大限に生かすことが出来るのです。そして、試合当日、緊張せずにプレイできるのです。
あなたは、どっち派?プレッシャーボール?ノンプレッシャーボール?
プレッシャーボール
特徴
・硬めのボールで、内側の気圧が空気圧よりも高いため、よく弾む
・高価ではあるが、試合と同じ感覚での練習向き
メリット
・基本的に公式試合で使用
・試合と同じような感覚で練習できる
デメリット
・ノンプレッシャーボールより高価
・耐久性があまりない
ノンプレッシャーボール
特徴
・柔らかめの球で、内側の気圧が空気圧と同じ、ほどほどに弾む
・安価であるため、練習用として使用することて経済的になる
・中にはプレッシャーボールとほとんど変わらないボールも存在する
メリット
・プレッシャーボールより安価
・耐久性がある
・中には、公式戦で使用されるボールもある
デメリット
・若干であるが、重たさを感じる
・公式試合では使用されないことが多い (※公式戦で使用される場合もある)
・試合で使われないため、試合感覚での使用が不可能である(※少しではあるが、例外がある)
試合球の「公認球」って、練習球と違うの?
公認球と未公認球の違いって!?
公認球
●日本テニス協会公認(JTA公認球)、ITF(国際テニス連盟)公認球の記載がある
●協会に公認料を支払って、公認球の認定がされている
未公認球
●協会に公認料を支払っておらず、公認球がされていない
●一般的に、安価で練習用の球として用いられるケースが多い
上記の様に、テニス協会に認定されているか、されていないかという点が、公認か未公認と考えると、分かりやすくていいと思います。協会に公認料を支払い、公認されているため、認定の記載がされてあります。だからといって、認定球の方がすべて高品質であるという感覚は持たなくてよいと思います。どのスポーツにもある協会の「推薦」という感覚で考えると分かりやすいですね。自分に合うボールが、自分にとっての高品質だと思ってくださいね。
試合使用とされる球は、協会に公認料を支払っている公認球であることがほとんどです。出来れば、練習用で使用するべき球は、次回の試合で使用する同じボールで練習することが、同じ感覚を養うためには、おすすめの方法だと思います。公認ボールがいいのではなく、感覚を大事にし、同じ感覚のボールを使用し、体に覚えさせる感じで捉えると分かりやすいと思います。
DUNLOP(ダンロップ) 硬式テニス ボール SAFETY TOP FORT [ フォート缶 ]
出典: Amazon.co.jp
SRIXON(スリクソン) スリクソン プレッシャーライズドテニスボール
出典: Amazon.co.jp
上記の2点は、一般的な試合で公認級として使用されることが多い球だと思います。ダンロップのボールは、愛用者も多く、どの球も比較的に安定しているため、使用されるのだと個人的に思っております。試合レベルや主催者により、使用する球は異なります。自分の出場する試合の球を知ることで、勝てるかもしれません。前もって、分かる範囲で、使用するボールを確認しておきましょう!!
硬式ボールの人気ブランドって?
ダンロップ・フォート
特徴
安心・安全の日本製ということもあり、公式試合でも指定球として使用されることの多いブランドです。ジュニアの試合でもトーナメント試合、どちらの大会でも高い確率で使用されています。やはり、高品質なボールなのでしょう。特に、DUNLOP(ダンロップ) のフォートに関して、信頼の試合球としての実績があります。数多くの国内試合数に使われていることが、その証なのでしょう!!
コメント
耐久性の高いテニスボールという事でも、有名です。先程、話した通り、安心・安全の日本製で、どのボールに当たっても当たりはずれのないメーカーです。
テニスが上手くなりたい人はもちろん、試合に勝ちたい人におすすめ!!
ダンロップ・スリクソン
特徴
こちらも同じダンロップのボールです。ATPとWTAのツアー大会、国内外問わず国際大会を中心に使用されている試合球でもあるスリクソン!!トーナメントのために徹底した品質管理体制で、高い品質を維持できることを目標にしています。それは、ダンロップの基本理念、「1つひとつのボールの均一性をはかり、最良のパフォーマンスプレイヤーに提供すること!」という事なのでしょう。
コメント
ダンロップのテニスボールは、国外・国内シェアを大きく占めるため、みなさんがテニスをしていくにあたり、これから、いろんなトーナメントで使用する事になるでしょう。そのため、練習用として抑えておきたいボールのイチオシなのです!!
テニスが上手くなりたい人はもちろん、試合に勝ちたい人におすすめ!!
ブリヂストン・『NX1』 エヌエックスワン
特徴
ITF(国際テニス連盟)公認球として、「BRIDGESTONE NX1」、この商品は、新規フェルトで毛羽立ちにくく、磨耗しにくい耐久性に優れたボールです。
コメント
耐久性では、とても優れており、他のボールに比べての消耗度が全くいます。フェルトの傷み具合が一目瞭然ではっきりとわかります。長く使用できることで、コスパがぐんと良くなり、お得に練習ができるということなんです。
余談ではありますが、以前はTポイント付与されていたのですが、2017年以降ポイントが付かなくなった点が、残念でありません(笑)
・耐久性のよいボールで、コスパがよく沢山の球数で練習したい人におすすめ!
・テニスが上手くなりたい人はもちろん、試合に勝ちたい人におすすめ!
失敗しない練習球選びのポイント3つ!
打球感
打感は試合当日、大事なポイントになります。プレッシャーボールとノンプレッシャーボールでは、価格が異なります。打感がプレッシャーボールと変わらないほどの打感のボールも出ています。練習用には、プレッシャーボールの打感に似た安価なノンプレッシャーボールを使用するとよいでしょう。コスパも抑えられ、気持ちのいい打感を得ることが出来るので、試打してみて自分に合うボールを見つけておきましょう。
耐久性
練習用のボールは、がんがん打つわけですから、耐久性は絶対に必要になってきます。購入する前に、確認する必要があります。惜しみない練習をする際、消耗してしまったボールを捨てずに使用するとフォームに変な癖がついてしまい、そのフォームを直すことに時間がかかることもあります。そんな悪循環にならない為にも、球の耐久性や品質が安定しているメーカーを選ぶ事で、解決できるはずです。
価格
一番大事な点と言っても過言ではないでしょう!!コスパは、大事です。(笑)試合で使用するボールは、プレッシャーボールのため、コスパは悪くなります。1球の値段が高いのです。
しかしながら、試合と同じ球で練習する事で、打感の感覚が身に付き、試合当日、緊張せず、プレイできるメリットもあります。予算や時間に余裕がある人は、自分が参加する試合の公認球を確認しておくといいと思います。弾み方など、勝敗を左右するといっても過言ではないのです!!
おすすめの硬式テニスボールランキングTOP8
第8位:HEAD(ヘッド) テニス 硬式ボール HEAD ATP
出典: Amazon.co.jp
HEAD(ヘッド) ・1缶4球入り
商品の特徴
・飛行安定性
・コントロール性能
・高い耐久性
商品の素材・メリット
・高品質で高耐久性のフェルト
世界ツアーボール代表のHEAD ATPボールで、高い志を目指すプレイヤーにおすすめ
コメント
謳い文句として、夕暮れでも見やすい”スマートオプティックTM”フェルト採用ということで、どんな時間帯のコートでもボールが見やすい点が最大のメリットです。特に、部活動では、夕暮れをまたいで行うため、おさえるべきポイントと言えるでしょう。毎日の練習をノンストレスでプレイしたいですよね他にも、素材のコア・ラバーは、エアー抜けを抑えるエンコアTM採用で、高品質で高耐久性のフェルトも相まって、耐久性は申し分ないほどでしょう!
第7位:Wilson(ウイルソン) 硬式 テニスボール CHAMP XD
出典: Amazon.co.jp
ブランド | |
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カテゴリ |
Wilson(ウイルソン) ・3球入り
商品の特徴
・ITF 公認
・世界中で広く支持されているスタンダードボール
テニスをはじめたばかりの初心者の練習用としておすすめ
コメント
スタンダードボールというだけあって、一般的に多く使わている球です。コスパもいいため、練習用として使用している教室も多いようです。
第6位:Wilson(ウイルソン) テニス ボール USオープン・エキストラ・デューティ
出典: Amazon.co.jp
Wilson(ウイルソン) ・2球
商品の特徴
・I.T.F./U.S.T.A/J.T.A.公認球
・打球感がよい
・打ちやすい
商品の素材・メリット
・毛・ナイロン・コットン コア/天然ゴム
・高体連男子使用球
高体連男子使用球だけに、勝敗を決めるべきボールを、試合間近な時期だけでも使用をおすすめ
コメント
1球の価格がお高めにはなりますが、このボールの特徴でもある「打感が良く、打ちやすい」が、評判の球です。高体連男子使用球となっておりますので、予算さえ合うのであれば、練習用に使用することは、とてもおすすめです。
第5位:DUNLOP(ダンロップ) 硬式テニス ボール SAFETY TOP FORT [ フォート缶 ]
出典: Amazon.co.jp
ブランド | |
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カテゴリ |
DUNLOP(ダンロップ) ・1缶2ケ入
商品の特徴
・国際テニス連盟ITF公認球
・日本テニス協会JTF公認球 ( プレッシャーライズド テニスボール)
・やわらかな打球感と高いコントロール性
・耐摩耗性・耐毛羽立ち性・耐久性も◎
商品の素材・メリット
・メルトン=ウール、ナイロン、コットン / コア=ゴム
コントロール・テクニックのプレースタイルの方へおすすめ
コメント
「試合球の 公認球 、練習球と何が違う?」で、お話しましたように、国内の一般大会で幅広く使用されています。それほどまでに、高品質で定評のある球なのです。シェア率もとても高く、とても安定している品質に納得できるはずです。試合・練習用、どちらにしてもおすすめできるボールです。
第4位:DUNLOP(ダンロップ) セント・ジェームス プレッシャーライズド テニスボール
出典: Amazon.co.jp
ブランド | |
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カテゴリ |
DUNLOP(ダンロップ) ・4球入り
商品の特徴
・やわらかな打球感
・耐久性に優れている
・コスパよし
商品の素材・メリット
・メルトン(ウール)、ナイロン、コットン/コア(ゴム)
テニスをはじめたばかりの初心者におすすめ
コメント
練習用ということで、比較的安価で数をこなしたい初心者には、球数は多い方が断然いいので第4位にしました。打感は、ほどほどなのですが、ボールをきちんと当てる練習をはじめる初心者へ、おすすめします。まずは、沢山打って、自分自身のベストなフォームを探してみて下さい‼
第3位:BRIDGESTONE(ブリヂストン) テニス ボール XT8
出典: Amazon.co.jp
BRIDGESTONE(ブリヂストン) ・1缶2球入
商品の特徴
・優れた耐久性を持つメルトン
・季節を通じて安定したリバウンド性能を発揮
・国際テニス連盟及び、(財)日本テニス協会公認球。
・低温時でも低下しにくい反発性能と打撃によるゴムのヘタリを抑える性能
・柔軟で豊かな風合いを持つウールと、磨耗に強いナイロンを最適なバランス
商品の素材・メリット
・メルトン(ウール・ナイロン)・コア 天然ゴム
あらゆるタイプのコートで優れた耐久性を発揮、すべてのプレイヤーにおすすめ
コメント
テニスボール界では、有名な大会での使用率の高い球です。コスパは、プレッシャーボールのため、安価ではありませんが、その中では、比較的に耐久性に優れているため、結果的には、コスパはいいと、個人的に感じます。
第2位:BRIDGESTONE(ブリヂストン) テニス ボール NX1
出典: Amazon.co.jp
BRIDGESTONE(ブリヂストン) ・1缶4球入
商品の特徴
・Amazon’s Choice
・高い品質の証のITF(国際テニス連盟) 公認取得
商品の素材・メリット
・フェルト(ウール+ナイロン) コア(天然ゴム)
・耐久性の高い新規フェルトを採用、毛羽立ちにくく、磨耗しにくい
大会での使用率も高いため、試合出場するレベルのプレイヤーにおすすめ
コメント
高い品質の証のITF公認取得というだけあり、とても人気の高いボールです。「耐久力」という文字を使うだけあって、耐久性は抜群です‼高品質の耐久性を維持でき、コスパもよいボールのため、初心者の練習用に最適です。買って、損なし!!
第1位:BRIDGESTONE(ブリヂストン) テニス ボール
出典: Amazon.co.jp
ブランド | |
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カテゴリ |
BRIDGESTONE(ブリヂストン) ・1缶2球入
商品の特徴
・国際テニス連盟及び、(財)日本テニス協会公認球
・季節のリバウンド変動と打撃、ゴムの性能変化に注目、独自のゴムを開発
・低温時で低下しにくい反発性能と打撃によるゴムのヘタリを抑える性能
商品の素材・メリット
・メルトン(ウール・ナイロン) コア 天然ゴム
・柔軟で豊かな風合いを持つウールと、磨耗に強いナイロンで最適なバランス
あらゆるタイプのコートで優れた耐久性を発揮、すべてのプレイヤーにおすすめ
コメント
上位にランキングさせていただいたボールは、結果的に、大会での使用率が高いものとなりました。こちらも、優れた耐久性を持つメルトンと、季節を通じて安定したリバウンド性能を発揮するコアゴムにより快適なプレーを実現できるようになっています。
大会使用ボールは、高品質で耐久性がいいものも多くあります。耐久性を考えたうえで、コスパがいいものを選ぶ事で、結果的に安くなったというケースが多いのが現状です。コスパも大事ですが、自分に合ったボールを探してみて下さい。合うかどうかは、試打が一番いい方法だと、私自身そう思ってます。
まとめ
テニスボールといっても、さまざまな種類と特徴を持っています。自分に合ったボールを見つけ、練習することで、今までと全く違ったプレイができるかもしれません。
中でも、公式試合と同じボールを使用する事は、当日の緊張をも和らげてくれるお守りのような存在にもなってくれるかもしれません。さて、次の試合では、どのボールで、戦うことになるのでしょうか?楽しみですね!!
あなたに合ったボールに出逢えることを願っています。