冬にお世話になったレディースインナー。いつの頃からか、手放すことができなくなりました。
寒い山陰で着ぶくれせずに寒い季節を過ごすには、このレディースインナーの力を借りずにはいられません!!
世間では「ババシャツ」などと不本意な呼ばれ方もしていますが、薄くて温かいレディースインナーは防寒以外にも役立つアイテム。
寒い時期だけでなく、汗をたっぷりかくこれからの時期には、衣服に汗が染みだすのを防ぐ役割や、温度の変化による体への影響を和らげたり、また、ファッションアイテムの一つとしての役割があったりします。そんな夏場のレディースインナーについて、今回はお話していこうと思います。
目次
レディースインナーの種類について
レディースインナーと一概に言っても、そのタイプには様々。
ここでは、肌に直接触れる肌着にスポットを当て、どういった種類のものがあるのか見ていきましょう。
肌着は、袖の長さ、袖の付き方、襟ぐりの形、また、素材にもいろいろあり、どういう時に、どのように着用するか、その目的にあったものを選びます。
袖がないタイプ
タンクトップ、キャミソールと呼ばれる袖のないノースリーブタイプのもの。キャミソールは細い肩紐で、肩をはじめデコルテ部分の露出が多いことに対し、タンクトップは肩紐がキャミソルに比べて太い。
袖のあるタイプ
袖の長さによってフレンチスリーブ、3分袖、5分袖、7分袖、8分袖と分かれる。
フレンチスリーブは身頃と袖の切り替えがなく短い袖。3分袖、5分袖はハーフスリーブ、7分袖、8分袖はロングスリーブに分類される。
袖の付けのタイプ
肩からわきにかけ垂直に切り替えの入るセットインスリーブは、もっとも一般的な袖の付き方で普通袖とも呼ばれている。
襟ぐりから袖下に切り替えが入り、肩から続いている袖のことをラグランスリーブと言い、着脱がとてもしやすい。
ネックのタイプ
その形からVネック、Uネックと呼ばれるもの、浅い船底型をした襟ぐりのボートネック、首に沿って高くたった襟のハイネック、そして、ハイネックよりも少し短めのボトルネックといった種類がある。
次に見ていきたいのがその素材です。素材には大きく分けて科学的加工のされていない天然繊維、人工的に作られた化学繊維があります。
綿・絹の特徴
天然繊維には、綿(コットン)、麻(リネン)、毛(ウール)、絹(シルク)といったものがありますが、夏場のインナーに用いられるのは綿や絹が大半。そのため、その二つに限定してそ、れぞれの特徴を挙げてみました。
綿(コットン) | 衣料にもっとも使われている素材。吸湿性に優れ、強くて丈夫。熱にも強いため、長持ちですが、水洗いをすると縮みやしわが出ます。
肌触りも着心地もよく、一年中活躍する素材でもあります。 最近では、化学肥料や農薬を使用せずに育てた綿を使ったオーガニックコットンが人や環境に優しい素材として人気がある。 |
絹(シルク) | 蚕の繭からとった動物原料で造られている素材。柔らかくて光沢があり、とてもしなやか。保温性、吸湿性に優れています。一方、家庭での洗濯が難しく、しみになったり、光による変色もあり日常の管理がし辛いというデメリットがあります。また、シルク製品は高級という位置づけのため、価格が高価です。 |
再生繊維・半合成繊維・合成繊維の特徴
化学繊維には再生繊維、半合成繊維、合成繊維とよばれるものがあり、それぞれの特徴は次の通りです。
再生繊維 | レーヨン、ポリノジック、キュプラ、リヨセルがあり、いずれもパルプや綿を化学的に作り替えた素材。絹に似た風合いで吸湿性があるが水にぬれると強度が低下し、縮みやすい。 |
半合成繊維 | プロミックス、トリアセテート、アセテートがあり、天然物質と化学物質を混ぜて作られている素材。さらりとした風合いで軽く、プリーツ性がある。 |
合成繊維 | ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンなどで石油が原料の素材。強度があり、軽く、プリーツ性がある。また、虫やカビに強いが、吸水性は低く静電気が起こりやすい。
ユニクロのヒートテック等の素材はこれにあたる。 |
レディスインナーの選び方
これからの季節、どうしても悩ましいのが汗。
暑いとどうしても汗が出るのですが、これは人間の体を暑さから守るための自然の摂理。
出てきた汗を素早く吸い取り、しかも乾燥させるというインナーが必須になってきます。
ただ、上の種類でも説明したように、通気性、吸湿性、速乾性すべてが揃う単独素材はありません。
機能性から選ぶ
各メーカーさんが、いろいろな視点から新素材を開発しているので、そういったものに目を向けてみると良いでしょう。また、通気性に関しては、生地がメッシュでできているものや、ぴたっと肌にくっつくデザインではなく、少しだけ余裕があるタイプのものがおすすめ。
例えば、妙齢の私は更年期特有のホットフラッシュで、瞬間湯沸かし器のように汗がどっと噴き出してくるので、ワキ汗を吸い取ってくれるワキ汗パット付であることや、そのニオイを何とかしてくれるでデオドラント観点でもメリットがあることに着目してインナー選びをしています。
完全無縫製タイプ
この他、薄着のため、あまりアウターやトップスに影響を与えたくないという方には、縫い目がない完全無縫製のタイプもあります。
カップ付き
カップ付きのインナーも薄着の強い味方。色や柄などインナー=アウターとして着ることのできるデザインが数多く販売されているので、お店でぜひ確認してみてください。
紫外線対策
そして、なんといっても気になるのが紫外線!
綿などの天然繊維には、吸収剤や反射剤を吸収させたり付着させたり、化学繊維には紫外線を吸収・乱反射させる期待のできる酸化チタンや特殊セラミックといった物質の粒子を繊維の中に練り込みできているのがUVカット(UV抑制の期待)のある素材。
長時間屋外で活動する時などには、ぜひこういった素材のインナーを選んでくださいね。
レディースインナーを買うならこのブランド!
レディースインナーのブランドは数々ありますが、ここなら間違いないと思うブランドを主婦目線でご紹介したいと思います。
グンゼ
こちら、老舗中の老舗。男性インナーのイメージが強いかもしれませんが、レディースインナーもいろいろあります。デザインはかなりシンプルですが機能性に優れており、着心地がいいのが特徴。また、お財布に優しい価格も大きな魅力です。
ピーチ・ジョン
デザイン性も高く、リーズナブルな価格。機能性の高いインナーも数多く、若い女性に人気のあるブランドであると思います。
ワコール
ワコール=高級というイメージがありますが、いくつかのブランドに分かれていて、お値段もリーズナブルなものからお高いものまでいろいろ。また、アドバイザーのいるショップも多く、気軽に相談し目的に応じたインナーを求めることができます。
私が愛用しているおすすめインナー2選
タンクトップ キレイラボ 完全無縫製®
出典: Amazon.co.jp
襟もと、裾がさりげなくスカラップになっていてかわいいです。完全無縫製なので縫い目がなく、お肌に優しいデザイン。綿混素材で、さらり、ひんやりとした感触で暑い季節にはぴったり。ワキパッドの汗取りもついているので、ワキ汗の心配もありません。
お肌の敏感な方や、汗がとても気になる方におすすめです。
Wing Wacoal スリップ 瞬汗ドライ シミーズ 2分袖 ES5535
出典: Amazon.co.jp
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ワコールWingのスリップタイプのインナー。ワキ汗パットはないですが、袖がついているので、汗止め対策になります。綿とポリエステルの混紡素材で着心地がとっても爽やか。スカートやワンピースを着た時に足さばきがよく便利。また、長さがしっかりとあるので、背中がでることもありません。夏場の職場は冷房が効いて寒いくらいなのですが、これを一枚来ていると、お腹まわりの冷えが気になりません。
気になるおすすめレディースインナーランキング!
私自身利用はしていないのですが、気になっているインナーをランキングでご紹介いたしましょう。
3位 Triumph メッシュコットンG3100 3分袖トップ
出典: Amazon.co.jp
素材がすべて綿。縫製糸にも綿100%が使用されています。メッシュ織になっていて天然素材100%でも涼やかなインナー。襟ぐりのレースも肌にあたりにくく、肌触りにこだわったデザインとなっています。
また、ワキには汗取りの裏打ちつき。お肌が弱い方は、やっぱり天然の綿が安心できます。最近は加齢による敏感肌傾向にあるので、このインナーに注目しています。
2位 Wing Wacoal ニットインナー
出典: Amazon.co.jp
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吸汗速乾性の綿混素材で、薄くて軽く、着ていないかのような付け心地が特徴。ワキの部分には汗取りの機能がついており、襟ぐりがとても深く空いているタイプ。
夏場のデザインって襟が大きく空いたものが多いですよね。インナーが見え隠れしては幻滅ですが、これなら大丈夫そう!トップスに響かない薄さもポイントが高い。
1位 セシールスマートドライ
出典: Amazon.co.jp
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通販下着でおなじみのセシールのインナー。リーズナブルな価格にもかかわらず、綿100%の独自素材スマートドライを採用し、さらさらの着心地。レースもたっぷり使ったおしゃれなデザインで、このレース部分も綿素材。ワキに縫い目がないのでごろつき感もなさそう。そしてワキ汗を気にする私にとって、ワキには大きめの汗取りパッドがついているのが、最も気になったポイントです!
まとめ
以上、暑い季節に向かってのレディースインナーをご紹介しました。
まだまだ、たくさんあって紹介しきれないのですが、最近では独自の開発素材で快適に過ごせるインナーが数多くあります。ユニクロやしまむら、スーパーのプライベートブランドにも機能的なインナーがありますので、店頭に行かれた時には、ぜひ手に取って見てください。
また、コスメ通販のオルビスやDHCにも魅力的なインナーがあります。
私たちには多くの選択肢があります。自分が必要としている機能やデザイン、価格をよく考えたうえで、自分に最適にインナーを選ぶ目を持ちましょう!!