ピアノ補助ペダルの購入をお考えの方は、きっとこれからお子様をピアノのお稽古に通わせようと本気で考えていらっしゃる方、もしくはすでに通っているお子様がいらっしゃると思います。
筆者は4歳からピアノをやっておりましたので、もちろんピアノ補助ペダルが必要な年齢でした。
補助ペダルがあるのとないのではレッスン自体にも違いが出てきます。だいたいペダルで使われるものは一番右側の音が伸びるペダルなのですが、このペダルを使うと一気にピアノ演奏らしく変化します。
ペダル使わなければ軽やかなメロディーだけだったのに、ペダルを踏むと音の変化が面白く、メロディーをうまく演奏するためには必要なものなのです。
そこでペダルまで足が届かない場合に活躍するのがピアノ補助ペダル!大きくなると必要のないものなのですが、ピアノを専門的に続けていく方以外は、小さい頃のお稽古として習う方が多いので結構使う頻度は小さいうちのほうが多いのです。
また、1番気になる足の置き場も補助ペダルがあると演奏中にぶらぶらせずに演奏に集中することができるメリットもあります。
スムーズな演奏のためにおすすめな補助ペダルをランキング形式で紹介していきます。
ピアノ補助ペダルとは?
ピアノのペダルに足が届かない方向けのもので、ペダルまでの高さを補う役割をしてくれるものです。
身長に応じてペダルまでの高さを調節できるので、小さなお子様でもペダルを使った演奏ができるのです。また、演奏中に足をぶらぶらさせずに演奏に集中できるよう、踏み台の役割も果たしてくれます。
種類も豊富なのでピアノ用なのか、ピアノと電子ピアノにも使えるものか、ペダルの踏み込みが硬くないか、スムーズな演奏のアシストができているのか、デザインがお持ちのピアノに合うか、価格はどうかなど納得のいくものと出会えると良いですね!
ピアノ補助ペダルを購入すべき人
ピアノ教室によって教え方が違いますので、決して補助ペダルが必要とは限りませんが、購入を考えていらっしゃる方の参考になればと思い、購入すべき方はどんな方なのかポイントをしぼってみました。
どの程度足が届いていないのかで高さのあるものを購入する時の目安にします。
まず、チェックでピアノを引く体勢でピアノ椅子に座ります。深く座らず、お尻だけ乗せる程度浅く座ります。
次にどの高さがあればペダルが踏み込めるのか足のかかとから床までの高さを計ります。
では、どのようなかたに補助ペダルが必要あるかポイントを抑えて説明いたします。
ピアノ教室でペダルが必要と言われているかた
ピアノのレッスンで毎回使われるようでしたら、レッスン内容を家でもできるようにしてあげることは大切なことです。練習に集中できる環境を整えておくこともポイントです。
年齢の低い方、小さなお子様
ペダルに足が届くまで1年以上かかるかたは、迷うことなく購入されることをお勧めします。
足の踏み台にもできますし、長く使うのであればあるに越したことはありません。
足がペダルに届かない方
お子様のみならず、大人の方でも足が届かない方もいらっしゃいます。そんな方でも自由にピアノ演奏ができる補助ペダルは大活躍です!
ピアノ補助ペダルの種類
ペダルは2つのものが良い?3つのほうが良い?
ペダルが2つのものと3つのものがあります。皆さん、ペダルって3つとも使って演奏したことはありますか?私は右の音が伸びるペダルだけ使って演奏することはよくありましたが、真ん中と左のぺダルは演奏中に使ったことがありません。
実は2つしかない補助ペダルがあるのには理由があります。真ん中のペダルは左のぺダリよりも使うことがほとんどないのです。
かんたんにペダル3種類の役割を説明いたします。
まず、1番よく使う右のペダルは音が伸び広がって演奏するにあたり曲調を滑らかにしたり、寛大にするなどメロディーを大きく左右するペダルなので必要不可欠な存在です。
次に真ん中のペダルは縦型の普通のピアノではかなり音が小さくできます、結構固いペダルで踏み続けるのが大変なので踏んだまま横にずらして固定させることができます。音が小さくなる仕組みはフェルトが弦の間に敷かれるからです。騒音対策などに便利です。
グランドピアノでは真ん中のペダルは音が小さくなるなどの変化がなく、踏んでも音が変わらないことがおおいのです。
次に左のペダルですが、こちらもめったに使うことはありませんが、真ん中に比べると音は出ますが、通常時よりやや音が小さくなる仕組みになっています。
よって騒音など気にされる方には真ん中の補助ペダルがついているものがお勧めですし、特に必要なければ2つタイプでも充分です。
ペダルの踏み込む角度は必要ポイント?
通常大人がピアノを引く場合、ペダルは真上からまっすぐ踏むものではありません。かかとを床につけて足先でペダルを踏むのです。補助ペダルも斜めに踏み込むものと、まっすぐ踏み込むものがあります。足の踏み込みはどちらも大人と同じようなかかとを付けて踏みますが、中のアシストが斜めのものとまっすぐのものがあるということです。
原理を説明するとお分かりかと思いますが、斜めでアシストできるタイプが軽く踏み込めます。よりスムーズな踏み込みのものをお考えでしたら、中が、斜めかどうかチェックされてみてください。
最近では踏み込む角度で大差ないものも多く、軽い力で踏み込めるものも多いです。
高さがあるものとないものは?
高さの調節が110センチ程度の小さなお子様は25センチまであがる補助ペダルがあると安心できます。お子様が大きくなっていき、補助ペダルでは演奏しづらくなると、低めの補助ペダルもあります。
身長に応じてペダルの踏み込みがしやすい高さのものを購入する必要があります。
また、高さ調節がねじ式のものと1段ずつ上がるのもがあります。
ピアノ補助ペダルの選び方のポイント
まずは身長に合わせて選ぶ!
身長が低い方には高く調節できるもの、130センチ程度の方にはペダルまで届く高さのものを選びます。ピアノを始める時期の身長に応じて選びます。
ペダルで選ぶ!
ペダルの数が2本のものか、3本のものかで選びます。
より軽く踏む力が少なくて済むもの(小さなお子様で踏み込む力があまりない場合)はスムーズな演奏をする為にもお勧めです。
上でもかきましたが、ペダルが2本か3本かではさほど大差はありませんが、騒音問題など気にされる方はグランドピアノ以外でしたら真ん中のペダルがあると音がかなり小さくなりますので3本あるほうが良いかと思います。
持ち運びできるかどうか?
レッスン時や、ピアノの発表会やコンサートなどで補助ペダルの持ち運びが必要な方は比較的持ち運びしやすい、軽いものがお勧めです。
軽いものより、重いもののほうが安定感は高く、悩みどころですが、演奏場所各自で補助ペダルを用意してくれるところであれば重くて安定感のあるものがお勧めですし、しょっちゅう補助ペダルを持ち運ぶ必要がある方には軽量タイプじゃなきゃ結構な負担になります。
色やデザインで選ぶ!
主に黒いピアノが多く、補助ペダルも黒いものがほとんどですが、中には木製の柄そのもののデザインだったり、ホワイトピアノなどデザイン性にこだわったものもあります。
ピアノのデザインと合わせると一体感がありスッキリします。
ピアノ補助ペダルおすすめランキングTOP10
10位 イトーシン ピアノ補助ペダル クローバー
出典: Amazon.co.jp
設置する時に上からペダルが補助ペダルに当たっているかが見える!
こちらは斜めからアシストしている補助ペダルで軽い力で踏み込めるので人気です。
また、設置する時にペダルと補助ペダルがきちんと当たっているのか見ながらセットするのは大変で、面倒なのですが、こちらの補助ペダルは真ん中が空いていて下が見える状態なので、上から設置しながらペダルに当たっているかの確認をしながら簡単にセットすることができます。
高さの調節は13センチから22.5センチあり、小さなお子様からでも使用できます。
9位 甲南製 KP-W1 ピアノ補助ペダル
出典: 楽天市場
日本製の補助ペダルと専用ケースがセット!
価格が低いものの多くは中国製で、日本製をお探しの方には中国製の倍程度しますが、こちらもおすすめです。
高さ調節は14センチから23.5センチもあり小さなお子様から安心して使えます。
また、足置き場の面積も広く、ゆったりと足が置けて楽なところもポイントです。
重さは8キロほどで重たいのでより安定感は高いです。
8位 ammoon ピアノ補助ペダル
出典: Amazon.co.jp
白いピアノをお持ちの方には!
白いピアノをお持ちの方にとって補助ペダルだけ、色が無くて黒を購入された方もいらっしゃると思いますが、探せばあるのです!
白いピアノには白い補助ペダルがやっぱり良い!マッチして違和感がありませんし、調和が取れて美しいです。
ペダルは3つあり、高さの調節は14センチから21センチでねじ式です。
7位 イージー ペダル
出典: Amazon.co.jp
補助台をお持ちの方には補助ペダル単品もあります!
わざわざ補助台と補助ペダルがセットになっていなくても、補助台だけ持っていらっしゃる方は、補助ペダル単品が販売されています。
例えば、ピアノ教室の教え方によっては、小さいうちはペダルを使わないレッスンをされているところもありますので、そういった方には買い替えではなく、追加で単品を買い足すこともできます。
高さは2段階調節のみです。
6位 吉澤製 ピアノアシスト3点セット
出典: 楽天市場
身長130センチ以上のかたの補助ペダルなら!
ペダルと足置き場が合体していない別々の商品です。
2センチから11.5センチまでの高さが調節可能で、調節は5段階となっています。
くっついているタイプのものよりセットは簡単で、筆者は右ペダルさえあれば演奏できるので十分だと感じましたが、隣近所やマンションタイプの方はやはり騒音が気になると思いますので3本セットが良いかもしれませんね。
5位 アルプス 補助ペダル
出典: Amazon.co.jp
ねじ式が苦手な方には簡単なワンタッチ式のペダルがおすすめ
ねじ式が多く流通していますが、くるくる回転させて高さを調節することに時間がかかる場合、例えばピアノのレッスン教室で使いまわししているものや、コンサートで使いまわしているものなど特に頻繁に演奏者の身長が変わるので、ワンタッチ式で素早く高さを調整できると手軽です。
自宅用でもきょうだいでピアノを使っている場合など、ワンタッチ式は便利です。
高さの調節は14.5~24.5センチです。
4位 SYMPHA 革張り ピアノ補助ペダル
出典: Amazon.co.jp
革張りで高級感アリ!汚れにくい!
合皮で出来ているので傷が入りにくく、足を乗せてもつるつる滑らず、しっかりとした足の踏み場となります。ピアノを弾くときに踏ん張りやすいので、小さなお子様には結構おすすめな素材です。
また、見栄えも良く、高級感が漂います。
高さ調節は15センチから21センチまで上がります。
3位 軽量タイプ ピアノ補助ペダル
出典: Amazon.co.jp
落ち運びしやすい4.2キロの軽量タイプ
レッスンや、ピアノの発表会、コンサート、自宅など頻繁に持ち運びが必要な方は軽量タイプがおすすめ。毎回持ち運びで苦労されるよりは、比較的軽いもので負担を減らす方法も一つの手です。
高さは14センチ~20センチまで上がりますので120センチ前のお子様にぴったりです。
ペダルも3つすべてついているので騒音を気にされる方は3本タイプは必見です!
価格も11,800円と購入しやすい点もおすすめポイントです。
2位 キッズペダル ピアノ補助ペダル
出典: Amazon.co.jp
高さの高いものを探している方!!28センチまであがります
高さの調節は14センチから28センチまでできるので、小さなお子様から演奏ができます。
一般的な高さの補助ペダルと比較し、5センチ程高く上げることができるので、高さが必要な方にはおすすめです。
もう一つのおすすめポイントはカラーの展開が5色あることです。
重さは5キロなので比較的安定感ある重さです。
価格も1万程度で比較的購入しやすい価格帯です。
1位 YAMAHA ピアノ補助ペダル
出典: Amazon.co.jp
王道のブランド力がおすすめのヤマハ!
天板の高さが約125~225mmなので身長115センチ以上のお子様にお勧めの高さです。
もっと小さなお子様からお使いのようでしたら以下でまたおすすめしておりますので、ご覧いただけると嬉しいです!
まず、ピアノといえばヤマハ!と考えていらっしゃる方も多いと思います。ピアノの演奏でペダルを使いだす年齢もだいだい小学生前後が多いのでこの程度の高さがあれば十分だと筆者は思いますが、なんせ英才教育でもっと小さいうちからされていらっしゃるお子様もいらっしゃるので、一概には言えませんが、一般的にはよく普及している高さになります。
ピアノと電子ピアノに対応しています。
無段階調節ねじで高さの調節範囲内でしたら微調整も可能です。
踏み台の幅も広く安定感があり、ペダルが軽いのでスムーズな演奏ができることからおすすめ第一位とさせていただきました。
納得いく補助ペダルに出会うには
上でいくつかポイントを抑えさせていただきましたが、まずは、頻繁に持ち運ぶ必要があるかないかでえらぶ基準が異なってきます。
次に、レッスン時にペダルを使うかどうか。使わなければ補助台のみで、先に購入して後にペダルを使いだしてからペダルの補助のも追加購入されることもチェックポイントです。
そして身長です。身長が低い時からペダルが必要な場合は高さのあるもの、120センチや130センチあたりから補助ペダルが必要な場合は簡易的な補助ペダルでも良いと思います。
最後にお気に入りのブランドのものや、色、形、ペダルの重さにこだわって探してみてはいかがでしょうか。
ピアノ教育がなぜ良いのかというと、右と左ばらばらの動きをすることで脳の活性化に良いとされています。また、小さければ小さいうちからピアノ自体の音を聞いて育つと絶対音感がつくとも言われています。
音に触れあって、左右違った動きをし、指先を動かしてと、ピアノは非常に人気のあるお稽古事となっています。また、頭の良い子のお稽古トップ3に入っているほどです。
是非お子様を小さいうちから楽しみながらピアノに触れさせてみてはいかがでしょうか。