お米だって鮮度が大切!精米した白米の状態のお米を、そのまま常温で保管していませんか?お米は結構デリケートなので、精米後はどんどんと酸化が進み、水分が飛ぶだけでなく、臭いを吸収して味が落ちてしまいます。スーパーなどでお米を買う場合は、精米日のチェックが必須です。
鮮度の良い、美味しいお米を食べたい!玄米や分づき米にも興味がある!重いお米を買いに行くのが面倒…、玄米での備蓄に興味がある!と言う方は、ぜひ自宅に精米機を。お米にこだわりまくる私がオススメの家庭用精米機をご紹介します。
目次
精米機は必要?市販の精米とどっちがお得?
精米購入のメリット&デメリット
お米のパッケージに必ず印字してある精米年月日。ここに注目して買っていると言う方はいますか?
すでに精米されたお米を買うメリットは、あとは炊くだけ状態なので便利だということ。時間がない時には私もよく利用しています。でも、スーパーでよく精米日の表示を見てもらいたいのですが、精米されたばかりのお米って、実はあまり目にすることがありません。
お米の袋には小さな空気穴が空いているし、お米の表面にも小さな穴があるので、水分がどんどん抜けて乾燥していきます。さらに、酸化も進んでいくので、精米してあるお米を買った場合は、早めに別の密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保管しないといけません。それでもやはり酸化はどんどん進んでいくのが精米した白米のデメリットです。
また、重いのに頻繁に買いに行かないといけないというのも大きなデメリットでしょう。
精米機のメリット&デメリット
精米機の最大のメリットは、いつでも新鮮なお米を楽しめること。玄米をまとめて買って保存することができるのも助かりますね。さらには、白米で買ったお米で酸化が進んでしまっても、再度精米機にかければ鮮度を取り戻すことができます。
自宅で精米する場合、精米機の購入コストと設置スペースが必要です。これが第一のデメリットでしょう。でも、精米機は1万円程度で買えて、かなり長く使えます。コスパは悪くありません。
玄米を大量に置いておくスペースがあるなら、玄米を30kgまとめて安く購入して、週に1,2回精米する方が、同じ量の白米を購入するよりも1,000円ほどお得になります。
吉田農園 ひとつぼし中米 無農薬有機栽培米
出典: Amazon.co.jp
精米機を2,3年使えば元が取れるし、それ以上使えば白米をその都度買うよりも安く上がります。
精米機を購入するべき人はこんな人!
お米の鮮度にこだわりたい方、たまに分づき米などを食べたい方は、断然オススメです。筆者は精米された白米を5キロ単位で購入していますが、その他に玄米も5キロ単位で購入し、白米にしたり分づき米(ぶづきまい)にしたりして楽しんでいます。
精米機には分づき米モードがあり、7分づき、5分づき、3分づきなど選べます。栄養素をなるべく逃さず、消化よく食べるには分づき米がオススメです。
どちらかというと女性より男性の方が玄米が苦手なようなので、そんな時は分づき米がオススメなのですが、分つき米はなかなか売っていません。お好みのつき方を自宅で調整できるのは、男性がいるお家には特に便利ではないでしょうか。
また、毎日お米を食べる習慣のない方こそ精米機です。玄米で購入しておいて、食べる時に食べる分だけ精米した方が美味しく食べられます。古米の玄米でもかなりイケますよ。
玄米30キロを保管できるスペースがあるなら、ぜひとも精米機を!精米された白米を買い、鮮度が落ちてから精米機で軽く表面を磨くという技もありますが、玄米から白米にした方がコスパ的にはお得です。
ぬかがたくさん取れるので、自家製ぬか床への補充もできます。ぬかパックなども楽しめますよ。その際は、無農薬または減農薬の玄米を選んでくださいね。
また、花や野菜を育てているなら、ぬかを肥料として撒くこともでき、ゴミにならずにとてもエコです。
精米機の使い方やお手入れ方法について
使ったことのない人には分かりにくいかもしれませんが、精米機の仕組みやお手入れの方法について説明していきます。まずは、私が使っている道場六三郎プロデュースの精米機。
山本電気 家庭用精米機 MICHIBA KITCHEN PRODUCT 匠味米 MB-RC52W
出典: Amazon.co.jp
各メーカーとも見た目はこのような精米機がほとんどです。かくはん式と言って、縦型洗濯機のように遠心力でぐるぐる回転し、周りのカゴと擦れてぬかが削れていきます。フタが透明で中が見えるようになっているので、玄米からだんだんと白米になる様子が見られます。これがけっこう楽しいですよ。
精米機の使い方
使い方はとにかく簡単!透明なフタの中に、容器が2つあります。1つはザルでもう一つはプラスチックのぬか受けボックスです。ぬか受けボックスを一番下に入れ、その上にザルを置き、ブレードという研ぐための刃をセットしてからお米を入れます。
お米は計量カップ5杯(5合)まで。お米を入れたら透明なふたを閉めてスイッチを入れるだけです。
精米機のお手入れ方法
本体は一切汚れないので、ぬかボックス、ザル、ブレード、フタの4つを軽く水洗いするだけでOKです。
パーツが単純な作りで洗いやすく、ゴミなども溜まりにくいので、掃除は負担になりません。ブレードは鋭利ではなく、怪我の心配もありません。毎日使う場合は、付いたぬかを軽く取る程度でOK。毎日洗う必要はありません。
精米機を使用する上での注意点
一度に入れられるお米は、1合以上5合までです。6合まで入れたことがありましたが、ちょっと満タンすぎてあふれそうになりました。やはり取説の通り、5合までにしましょう。個人的には4合くらいが動きが良く、研ぎがキレイでベストな動きだと感じています。
精米後に、さらに続けて精米することはできません。モーターの温度が下がってからの使用になるので30分ほど待つ必要があります。
精米したてのお米はモーターからの熱をもっているため温かいです。そのまま保管容器に入れてしまうと蒸れてしまうので、ザルに入れたままお皿や新聞紙の上にでも置いて、冷ましてください。
精米後にすぐに炊くのは問題ありません。精米したてのお米をすぐに炊くととても美味しいですよ!とは言え、なかなか毎日精米するのも大変です。我が家では2,3日分を一度に精米して冷蔵庫に保管しています。
優秀な精米機に出会うための商品選びのポイント3つ
稼働音は気にしない
はっきり言って、けっこうな音がします。うるさいです。家庭用のミキサーよりも大きな音がするので、夜中や赤ちゃんが寝ている時の使用は控えた方が良いかも。各メーカーとも消音機能などはないようなので、精米機は音が大きいのは当たり前、どのメーカーも音量は同じだと割り切ってください。
機能性を確認!
精米機にはそれほどバリエーションがなく、各メーカーとも機能性や見た目はほぼ同じです。メーカーによっては、お米のブランド別精米、無洗米、白米みがきなどの違いがあります。掃除のしやすさも多少の違いはあるかも。
お好みの機能を持ったメーカーで選んでみることをオススメします。
3万円以上の業務用タイプはスピードがありますが、水洗いができて掃除がしやすいというメリットがあるのはコンパクトな家庭用精米機です。
金額で選ぶ
家庭用精米機は多くが1万円前後です。もっと安い商品はありますが、金額の安いものは安いなりの理由があります。金額よりも自分に合った機能性で選ぶことをオススメします。店頭で購入する際には実際に精米ができないので、動画サイトなどで確認すると良いでしょう。
製造国と耐久性で選ぶ
日本製、中国製などありますが、精米機に関しては日本製を強くオススメします。
筆者が2009年に購入した道場六三郎プロデュースの精米機は日本製です。プラスチックのフタを落としてしまったため少し欠けているけれど、今でもしっかり現役で稼働しています。
精米機のおすすめランキングTOP5
家庭用精米機の種類はあまり多くなく、ほとんどはかくはん式(中のブレードが回転する方式)です。それに加えて各メーカーのオリジナルの機能が追加されているところがポイントでしょうか。
5位 アイリスオーヤマ 精米機 銘柄純白づき RCI-A5-B
出典: Amazon.co.jp
主要31銘柄に合わせた精米が可能!いろんなブランドを試したい人向け
8,000円台で買える優れた精米機です。さすがアイリスオーヤマブランド!
お米の銘柄を選ぶボタンには、コシヒカリ、あきたこまち、つや姫、ヒノヒカリなど、6種類だけなのですが、コシヒカリのグループ内には、コシヒカリをはじめ、魚沼産こしひかり、ミルキークイーン、あさひの夢などの銘柄があります。ヒノヒカリには14銘柄が入っていますので、使うだけでお米の系列に詳しくなれますよ。
無洗米や発芽米モードもあり、とにかく色々な銘柄のお米を楽しみたい、色々な精米方法を試してみたい方にオススメです。
タイヤのような形のメッシュのカゴもポイントで、洗いやすく拭きやすいです。
4位 タイガー 精米機 家庭用 無洗米 機能付 RSF-A100-R Tiger
出典: Amazon.co.jp
掃除と収納が一番楽な精米機
精米機の掃除で一番やっかいなのが米ぬかの処理。5合も精米してしまうと、大量のぬかがボックスにたまります。ぬかが散らばらないようにするのは大変なのですが、この精米機はボックスをカゴと一緒に取り出せるので、そのまま周りを汚さずにシンクに直行できるので便利です。
さらに、電気コードがリール式!取っ手も付いていて、持ち運ぶときには助かります。
変速かくはん式という、お米の温度上昇を抑えるかくはん方式を取り入れているので、お米の割れなどが防げてクオリティの高い精米ができます。もち米コース、やわらか玄米コースなど他の機種にないコースもあり、玄米デビューを考えている方、精米機が初めての方に特にオススメです。
使い勝手が良すぎるため、2万円を超えてしまいますが、予算が多めにある方にはイチオシの精米機ですよ。
3位 ツインバード コンパクト精米器 ホワイト MR-E500W
出典: Amazon.co.jp
精米だけに特化したシンプル機能!
1万円でおつりが来るアマゾンで最も人気の精米機。シンプルなダイヤル式なので、いつも同じ量を精米する方は、マイカイボタンで押さなくても設定済みが便利なこちらをオススメします。
このツインバード精米機は、追加精米機能がついていて、もう少し精米したいという場合はボタン一つで操作が可能です。
かくはん棒がとてもシンプルなのでお掃除が楽。コードリール式で片付けも楽です。
2位 TWINBIRD ツインバード MR-D572W
出典: Amazon.co.jp
最安値で精米機デビュー。一番安い精米機でも機能はじゅうぶん
3位に引き続き同じツインバードの7,000円台の最新の精米機です。他機種と違って4合までしか精米できませんが、その分コンパクトな作りになっています。毎日食べる分だけ精米する方に最適です。
毎日精米する場合は、炊飯器の横などに精米機スペースを取るなどして場所を確保すると良いでしょう。ぬかボックスはぬかを取り除くだけにし、カゴは大きなブラシなどでぬかをはらう程度にして、洗うのは数日ごとにすると、毎日精米が無理なく続けられますよ。
最低限度の大きめなボタンだけなので、とにかく操作がシンプル。純粋に玄米から白米や分づき米に精米するためだけの機種です。
各メーカーで色々なデザインがありますが、ツインバードの特徴はシンプルで見やすいこと。3位のダイヤル式のツインバード精米機の後継機種としてのボタン式なのですが、ボタン式なのに他機種と違って余計なモードなどが一切ないシンプル仕様。普通に精米をするのには十分ですよ。
1位 山本電気 家庭用精米機 MB-RC52W
出典: Amazon.co.jp
道場六三郎プロデュース、安心の日本製。10種類の細かい分づき米が楽しめます
私が実際に10年使っていて大満足の精米機です。こだわりは日本製だということ、細かい分づき米ができるところです。
通常分づき米は、3分づき、5分づき、7分づきだけなのですが、こちらの精米機は2分,3分,4分,5分,6分,7分,8分,9分、胚芽米、白米、磨き米という風に、細かく設定することができます。
玄米を白米に精米する方には必要ない機能ですが、玄米には抵抗があるけれど、分づき米でお米の栄養を摂りたいという分づき米派の方にピッタリの精米機です。色が黒、白、赤の3種類ありますので、キッチンに合うお色が選べます。歴史ある道場ブランドでもあり、大満足で使っているので、壊れたらまたこの機種を買おうと思っているほどお気に入りです。
精米機の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、精米機の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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精米機で美味しいお米を楽しもう!
大きな機能としては精米機は基本的にどのメーカーも同じなのですが、ちょっとした用途によって選び方が変わってきます。掃除にこだわりたい方、価格にこだわりたい方、シンプルで小型のものが良い方、分づき米を楽しみたい方などぜひランキングを参考に自分の好みの精米機を見つけてくださいね。
重いお米を買いに行くのが面倒な方、長期的に節約したい方も、この機会に玄米をまとめ買いして精米してみてはいかがでしょうか?