私達の身の周りに溢れている紙媒体のもの。特に、仕事でも家庭ても日常的に目にする書類はコピー用紙に印刷されているものが多いかと思います。この薄い紙の状態では、耐久度はあまりなく、力をいれると破れたり、水分にさらすとインクがにじんだり紙がシワになります。
このような紙の欠点である耐久度を特殊な圧着フィルムで上げてくれるのがラミネーターです。
大切に保存しておきたい書類、飲食店のメニューのような日常的に手に触る書類、壁面等に掲示しておきたい紙などにラミネーターをかけることにより、丈夫な紙に変えることができます。
今回はラミネーターの種類や選び方やA3/A4対応のおすすめラミネーター製品を紹介します。
目次
ラミネーターとは?
ラミネーターという名前を聞いてどのようなものか瞬時にわかる方も多いかと思いますが、ラミネーターを経験したことのない初見の方もいると思うので簡単に紹介します。
ラミネーターは、耐久度を施したい紙に対して熱で圧着するフィルムで挟むことにより加工する機械のことを指します。
ラミネーターを使ってできること
ラミネーター加工は、特殊なフィルムで紙の表面を覆ってコーティングするようなもの。
日常的にさわるような紙、例えば飲食店のメニューを考えるとわかると思います、キレイに印刷された各々のメニューが厚くて固いプラスチックのようなフィルムで覆われていますよね。あれもラミネーター加工の1つです。
毎日多くの来客がさわる飲食店のメニューは、ただの紙だとすぐにボロボロになり、汚れてしまいます。ラミネーター加工で表面を厚いフィルムで覆うことにより、日常的に人が触れても、メニューを汚さずキレイに保つことが可能となります。
その他、雨などの水がかかるような屋外の掲示物、個人病院の診察券でもラミネート加工されたようなものもありますよね。
ラミネーターで加工すると、紙に耐久性を与えることができるので、あらゆるところで使われています。
ラミネーターの種類
ラミネーターにサイズの違いによる種類や、性能差による種類など、いくつかのモデルが展開されています。
サイズによる違い
数多く販売されるラミネーターの一番大きな差は、ラミネートできる紙面サイズが違うこと。大きくわけるとA3サイズ・A4サイズ・カードサイズの3種類が用意されています。
ラミネート加工したい紙のサイズがどれほどの大きさになるのか、普段の使い方を考慮してサイズを決めると良いかと思います。
ローラー本数による違い
ラミネーターにはフィルムと紙を圧着する際に、ローラーを通して行います。おもに2本ローラーと4本ローラーの製品に分類されます。
よりキレイな仕上がりを求めるのであれば、本数の多い4本ローラーの方がおすすめです。豊富なローラーでしっかりと紙とフィルムを圧着できるためです。中には、業務用ラミネーターとして6本ローラーを使っているようなものがあります。
ラミネーターの選び方
アイリスオーヤマ製やサンワダイレクト製など、数多くのメーカーから販売されているラミネーター。一体どの製品をどのような基準で選べばよいかわからない方も多いかと思います。
ここでは、ラミネーター選びのポイントをいくつか紹介します。
加工したいサイズで選ぶ
ラミネーターには、前述のようにA3サイズ、A4サイズ、カードサイズの3種類の製品があります。特に人気があるのはA3サイズとA4サイズのラミネーターです。対応紙面サイズが大きくなると、当然ラミネーター本体のサイズも大きくなりますが、その分、あらゆる紙面を加工できるようになるというメリットもあります。
病院の診察券のような名刺サイズのものであれば、カードサイズのラミネーターでも十分です。
A4サイズは最もスタンダードなサイズで、一番広く使われている紙のサイズであるため、色々な場面で活用できる機会が多いです。
A3サイズは、店舗のポスターや、団体の掲示物など、比較的大きな紙の大きさを使った特徴を活かせる目的で使う場面で便利かと思います。大は小を兼ねますので、ラミネート加工後にはさみやカッターで切り落として、小さいサイズに手加工する活用方法もあります。
フィルム厚みで選ぶ
ラミネーターには加工できるフィルムの厚みが決まっています。厚みはミクロン(μ)という単位で仕様に表示されています。
多くの製品では100ミクロンや150ミクロンに対応しています。これらサイズは飲食店でみるようなメニューのラミネートや、診察券のラミネートでよく見られるような厚みです。250ミクロンや350ミクロンなど、さらに厚みのあるフィルムもあります。仕上がりが固くなりしっかりとしますが、専用の業務用ラミネーターが必要となります。
家庭用で選ぶのであれば、150ミクロン対応であれば十分です。
作業効率を求めるなら起動時間をチェック
ラミネーターは熱を加えてフィルムを圧着させるもの。
ローラーを温めるまでに通常は5分〜10分程度かかる製品が多いです。よって、ラミネート加工したいと思っても、すぐに作業に移れないのが難点です。ラミネーターの中には、高速起動するような製品も存在します。早い製品では約30秒ほどでローラーが温まるものも。
すぐに作業したい効率重視派の方は、高速起動機能の有無もチェックすると良いでしょう。
ラミネーターの使い方
ラミネーターを使って加工する使い方を簡単に紹介します。
<使い方>
①ラミネート加工したい紙面をフィルムに挟む
②ラミネーターの電源を入れローラーを温める
③ラミネーターのOKサインが出たらずれないようにゆっくりとローラーの中に原稿を入れる
④出てきたらラミネート加工完成
サイズにもよりますが、ラミネーター内に入れてから出てくるまではおよそ30秒から1分ほどで加工が完了します。
仕上がりをキレイにするコツとして、ラミネーターから出てきた直後、平らな面の上に本などを載せておくと、余熱による収縮もなく真っ直ぐな仕上がりとなります。
【A3用】ラミネーターおすすめ3選
ナカバヤシ ラミネーター クイックラミ NQL-101A3BK
出典: Amazon.co.jp
A3サイズに対応した速さ重視のラミネーター
ナカバヤシ製のラミネーターでA3サイズに対応。クイックラミという製品名にあるように速さにこだわりのある製品です。ラミネーターの欠点ともいえる起動時間の長さを大きく短縮し、約40秒ほどでスタンバイ状態となります。紙を通すと約44秒でラミネート加工が完了。最短で2分あれば、1つのラミネート加工物が完成するので、作業効率は抜群です。
100ミクロンと150ミクロンというフィルム厚に応じて温度調節も可能。
ラミネーター自体が温まりすぎた場合に、30分自動休止機能が付くなど、安全面にも配慮されています。
GBC ラミネーター GLMZ344X
出典: Amazon.co.jp
4本ローラーで仕上がりが抜群なラミネーター
ラミネート加工は、紙に耐久性を与えて綺麗に仕上げるために行うもの。その仕上がり具合は重要なポイントになりますよね。
GBCのラミネーターは4本ローラーを採用しているので、しっかりとフィルムを圧着することができ、仕上がりが抜群に綺麗です。私も以前までこのラミネーターを愛用していました。
フィルムの厚みみ応じて4段階の温度調節を切り替えることが可能です。
ラミネーター自体のデザインも洗練されていて、机上においても違和感のないようなスタイリッシュなデザインが特徴的です。持ち手が付いているので、比較的大きいとされるA3サイズラミネーターを簡単に持ち運びできるのも魅力なポイントです。
NINOさんのプロフィール
Mac,iPhone,iPadなどのApple製品、最新ガジェットのレビュー、今WEBで話題になっている情報を発信するブログ「FatherLog」(月間45万PV)を運営。プライベートでは2児の父で、子供と触れあう時間を大切にしたいとの思いから地方へ移住。ワークライフバランスが人生のモットー。
アイリスオーヤマ 高速起動ラミネーター HSL-A34-R
出典: Amazon.co.jp
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ラミネーターに欲しい機能がアレもコレも詰まったオールインワンタイプ
ラミネーター選びの基準として紹介した、対応サイズ・起動時間・ローラー本数という全ての要素が高性能機能として搭載されているアイリスオーヤマ製のラミネーターです。A3サイズ対応であるので、A4サイズやカードサイズを含め、あらゆる紙サイズのラミネート加工ができます。
起動時間は高速で約35秒でウォーミングアップが完了します。
さらにコンパクトに設計された本体サイズでありながら、本体内部には4本ローラーが採用され、加工品が波打つようなこともなく仕上がりが抜群に綺麗です。
対応しているフィルム厚は150ミクロンまでとなります。
【A3用】おすすめラミネーターの比較表はこちら
商品画像 | |||
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商品名 | ナカバヤシ ラミネーター クイックラミ ブラック A3 NQL-101A3BK | GBC ラミネーター A3 4本ローラー GLMZ344X | アイリスオーヤマ 高速起動ラミネーター HSL-A34-R |
リンク | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo!公式 |
【A4用】ラミネーターおすすめ3選
アイリスオーヤマ ラミネーター A4 LM42E
出典: Amazon.co.jp
手軽にラミネーターを使いたいならコレ
リーズナブルな製品を多く展開しているアイリスオーヤマ製のラミネーターです。
A4対応、2本ローラーとラミネーターとしてはシンプルな構成ですが、その分価格が安いです。約3,000円でラミネーターが入手できます。まさに、ラミネーターのベーシックモデルといったところでしょうか。
大手通販のAmazonではベストセラー1位になっている人気商品です。ラミネート加工後にシワが寄らないように、排出口にはワイヤートレーが付属されています。
温度調節の必要はありませんが、フィルム厚が100ミクロン専用となっているので注意しましょう。
ナカバヤシ ラミネーター クイックラミ A4 NQL-101A4BK
出典: Amazon.co.jp
低価格帯ながらクイックウォームで素早くラミネート加工ができる
ナカバヤシ製のラミネーターで、ラミネート加工時の速さ効率を重視している製品です。
通常のラミネーターはフィルム圧着するためのローラーを加熱するのに5分から10分ほどの時間がかかりますが、クイックラミは約40秒でウォームアップが完了します。その後すぐにラミネート加工が可能です。
ラミネート加工の時間も約44秒で完了するので、ラミネート加工したいと思った時に素早く加工できる特徴があります。
100ミクロンと150ミクロンに対応していて、厚さの違った仕上がりをこの1台で加工できます。
アイリスオーヤマ ラミネーター A4 HSL-A44-R
出典: Amazon.co.jp
高速起動・仕上がり良好なA4ラミネーターの決定版
アイリスオーヤマからは数多くのラミネーター取扱いがありますが、このラミネーターはフラッグシップモデルともいうべき存在です。
高速起動の性能は凄まじく、わずか35秒ほどでウォーミングアップが完了し、そのまま加工作業へと移れます。
本体内部には4本ローラーを採用しているので、ラミネート加工後の仕上がりがとても綺麗です。しっかりと圧着されているので、ラミネート加工後も長期間保持できます。出口にはワイヤートレーが付いているので、排出後の余熱状態で起こりがちな反りも抑制されます。
150ミクロンまでのフィルムに対応しています。
【A4用】おすすめラミネーターの比較表はこちら
商品画像 | |||
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商品名 | アイリスオーヤマ ラミネーター 簡単 A4 LM42E ホワイト | ナカバヤシ ラミネーター クイックラミ A4 NQL-101A4BK | アイリスオーヤマ ラミネーター 高速起動 A4 HSL-A44-R レッド |
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大切な紙をラミネーターで綺麗に保存しよう!
ラミネーターの選び方やおすすめ製品について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ラミネーターを選ぶ時には、なるべく安い価格帯の製品を探すべく予算から考えるのも良し、効率を重視して性能の良い製品を買うのも良し、ユーザーそれぞれ重点におくべきポイントを決めてから探すとスムーズです。
ぜひともお気に入りのラミネーターを見つけてくださいね!
半円状に曲線あるデザインが特徴的で、ラミネーターによくある角張っているデザインとは異なり、見た目がとてもスタイリッシュです。
ローラーが4本あるタイプなので、実際にラミネート加工してできあがった仕上がりがかなりキレイです。折れ曲がったり、気泡が入ってしまったりすることもなく、力強くラミネートできます。
対応している原稿サイズはA3サイズまで全てOK。名刺サイズから、最も使われるA4サイズ、少し大きめなB4サイズ、さらに大きなA3サイズまで、幅広いサイズの原稿をしっかりとラミネート加工できます。
持ち運ぶできるような取っ手が設置されている他、縦置きで保管しておくことも可能。
オフィスでも自宅でも使える利便性の高いラミネーターでオススメです。