ホームプロジェクターというと、スポーツ観戦が趣味な人や映画が趣味な人が買う高価なものと思っている人はいませんか。
実は、スマホやパソコンにつなげることで、大画面で動画を楽しんだり、アプリのゲームを楽しんだりと無限大に楽しむことができます。
そのため、家族みんなで楽しめるアイテムとして購入を決める人も多いようです。
しかし、家庭用ホームプロジェクターは種類が多いため、いざ購入しようとするとどれを買えばよいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ホームプロジェクターの選び方と人気の商品をまとめてご紹介します。
家庭用小型プロジェクターのタイプは?
小さなパネルに映像を出力し、背後から光を当てることでスクリーンに映像を映し出すというのがプロジェクターの仕組みです。このとき使用しているパネルによってスクリーンの映像の見え方が異なります。
今回は家庭用プロジェクターに多い液晶タイプとDLPタイプ、LCOSタイプの3つの違いをご紹介します。
液晶タイプ
液晶タイプは、3つのパネルに赤・青・緑の三原色を当て、透過した映像をスクリーンに投影する方式です。色彩の再現率が高く、飛躍的にコストを削減したことでホームプロジェクターの低価格化を実現しました。
しかし、反応速度が遅いため、スポーツなどの動きの速い映像では残像が出てしまうというデメリットもあります。
そのため、スポーツ観戦を主にする家庭では別のタイプを選ぶか、倍速処理を行って残像を軽減する機能のついたプロジェクターを選ぶようにしましょう。
DLPタイプ
DLPタイプは、マイクロミラー反射型パネルに光を当て、反射した映像をスクリーンに投影する方式です。液晶タイプと変わらない価格帯で、残像が少ないというメリットがあります。
ただし、レインボーノイズと呼ばれる映像のにじみが見られるため、写真などで人物の表情がはっきりした映像を楽しみたいという人は注意が必要です。
LCOSタイプ
液晶を使い反射させて投影しているのがLCOSタイプです。輝度が高く、高画質を実現しているモデルですが、価格が高いのが難点です。
また、液晶タイプやDLPタイプに比べて大型で重量もあるため、テレビがわりに使いたい人など、使用頻度の高い人におすすめのタイプです。
家庭用小型プロジェクターの選び方
明るさ(輝度)で選ぶ
プロジェクターの明るさを示す単位は「ルーメン」です。数値が大きくなるほど明るさが強いということになります。家庭用では1000~2000ルーメン、ビジネス用では2500ルーメン以上のものを選ぶようにしましょう。
広い部屋で使いたい場合は家庭用でもなるべくルーメンの高いものを選ぶと失敗がありません。
バッテリー内蔵型など、モバイルに特化した商品は100~500ルーメンのものが多いですが、この場合室内を暗くして使用すれば問題ありません。
解像度と縦横比で選ぶ
プロジェクターは、テレビやカメラと同様に解像度で性能がわかります。SVGA(800×600)、WXGA(1280×800)、WUXGA(1920×1200)、4K(3840×2160)で、当然解像度が高いほど映像が鮮明で高画質がスクリーンで楽しめます。
迷った場合はフルHDのWUXGA(1920×1200)対応のものを選べば問題ないでしょう。投射する映像の縦横比は、家庭用ではテレビや映画の基準となっている16:9のものが一般的で、違和感なく使えます。
ビジネス用のものは4:3のタイプのものが多いので購入前に確認しておきましょう。
投写距離で選ぶ
プロジェクターは光源とスクリーンの間に画面の大きさに応じた距離が必要です。広い室内で使うのなら問題ありませんが、狭い室内で使いたい場合は、ゆがみを調節する補正機能つきのものや、スクリーンとの距離を必要としない超単焦点プロジェクターを選ぶようにしましょう。
【小型も】家庭用プロジェクターおすすめ人気10選
QKK 2200ルーメン 小型プロジェクター
出典: Amazon.co.jp
家庭用に最適な2200ルーメンの機種です。
パソコンやスマホはもちろん、PS3、PS4、DVDプレイヤー、AmazonfireTVなど色々なデバイスをスクリーンに投影することが可能です。
そのため、自宅にいながら映画館で見るような迫力のある映像が楽しめます。
5Wのスピーカーが内蔵されており、効果音がより良く体感できます。また、2つのUSBポートが搭載されており、同時に使用することが可能です。
EPSON プロジェクター
出典: Amazon.co.jp
求めやすい価格で買い替え、買い増しにも使える上位モデル並みの性能と多彩な機能を兼ね備えた機種です。
ビジネスユースにも利用できるベーシックモデルとして、使い勝手の良い機種です。
明るさ3200ルーメン、15000:1のコントラスト比で、明るい部屋でもくっきりとした鮮やかな映像を楽しめます(コントラスト比が高いほどメリハリの効いた鮮明な映像になります)。
2kg代の重さで持ち運びにも便利なサイズです。
DBPOWER ミニ LED プロジェクター
出典: Amazon.co.jp
明るさ1500ルーメン、2000:1のコントラスト比で、1080Pにも対応可能な高解像度の機種です。
プロジェクターにスピーカーが内蔵されています。また、イヤホン端子から外部スピーカーを接続して立体的な音を楽しむこともできます。
発熱が少なく、低消費電力のLEDランプを採用しており、20000時間以上稼働できます。最大176インチの大画面がスクリーンで楽しめます。
Yaufey led プロジェクター
出典: Amazon.co.jp
家庭用のホームシアターやゲームなどにぴったりの、小型LED機種です。
発光効率がよく長寿命なLEDランプの採用で高輝度を実現し、小型の会議室や教室で使用してもはっきりとした見やすい映像をスクリーンに投影することができます。
コントラストは2200:1、ルーメンは2200と通常のミニプロジェクターに比べて約80%高い明るさです。
ExquizOn CL760プロジェクター
出典: Amazon.co.jp
最新のLEDランプ投影技術を採用した3300ルーメン、コントラスト比2000:1の機種です。
カラーエンハンスチップ内蔵で画像の色を向上させ、フルカラーで透明感のある高品質なHD画像が楽しめます。
最大260インチの大型画像サイズも投影可能で、自宅が映画館に早変わりします。
また、省エネLED電球の最大寿命は約50000時間なので、LEDランプ交換なしでも約6年間使用可能です。
DLP プロジェクター
出典: Amazon.co.jp
色々な接続端子とAndroidシステムを搭載した短焦点モバイル機種です。
本体に8GBメモリがあり、ファイルを内部に保存することができます。
高品質スピーカーと4核プロフェッサを採用しており、150ルーメン、1000:1のコントラスト比で細部までくっきり映った画面がスクリーンで楽しめます。
WXGA1280×800標準解像度で1080P動画まで対応可能でコスパの良い機種です。
超小型レーザープロジェクター Smart Beam Laser
出典: Amazon.co.jp
一辺5.5cmのキューブ型で、重さわずか195gの超小型、超軽量、手のひらサイズのレーザー投写式プロジェクターです。
レーザー投写で画像や文字がくっきり映り、どこに置いてもピントが合うのでピンボケの心配がありません。
最大100V型の大きさに対応しており、大画面TVの代わりとして使うことができます。
広さに余裕のないワンルームでも大画面の映像を楽しむことができる、技あり小型サイズ機種です。
BeamerKing ミニ LEDホームプロジェクター WS510
出典: Amazon.co.jp
最先端の高速画像処理技術を搭載しており、運動会や競技大会などのスポーツイベントの映像にも適した機種です。
高速で動く人を特殊イメージング技術で処理し、残像がない綺麗な映像を楽しめます。
小型・軽量のコンパクトサイズで、自宅だけでなく外出先にも持っていくことができます。
拡散反射の原理を利用しており、目に優しく疲れにくいので子どもの視力を保護することにも役立ちます。
iOCHOW IO2 ミニ プロジェクター
出典: Amazon.co.jp
デジタル処理で画像を作成するDLPを採用しており、高コントラストと鮮やかな色彩を持つ高画質の機種です。
レンズカメラは90度回転が可能で、三脚を使う必要がなく、様々な角度で映像を写すことができます。
大容量内蔵バッテリー(5000mAh)を搭載しており、約1.5時間連続使用が可能です。
発熱が少ない低消費電力のLEDランプを採用しているので、20000時間以上使用できます。
家庭用小型プロジェクターでおうちで映画館気分!
家庭用プロジェクターは、性能によって大きく価格が変動する機種です。超高性能を楽しみたい人はハイスペックな上位機種をおすすめしますが、家族で楽しむ分には安価なものでも十分です。
据え置き型を選ぶ場合は、解像度がフルHD以上のもので、アスペクト比が16:9、ルーメン1000~2000、高コントラストのものを選ぶようにしましょう。
パネルは予算に応じて液晶方式かLCOS方式の機種がおすすめです。今後本格的に活用していきたいと考えている場合は、普及が加速している4Kも選択肢のひとつに加えておくとよいでしょう。
使用頻度が高くなく、もっと気軽に使いたいという人はモバイルサイズの機種もおすすめです。モバイルサイズは100~500ルーメンと輝度が低いので、使用するときは室内を暗くしましょう。