CDは今でこそパソコンやゲーム機などに挿入、携帯プレイヤーにダウンロードして聴いている私ですが、パソコンもテレビゲームも周囲に比べてハマった時期は遅く、音楽はもっぱらCDラジカセで聴いていました。
ゆえにCDラジカセは魅力があって買ったというより、利用するのが普通だったと言えます。しかし意識してみると、様々な視聴方法がある中でアナログ、古いと言われそうなCDラジカセもまだまだ捨てたもんじゃない良い点はいっぱい。
今回はCDラジカセの特徴などから、改めてその魅力を探ってみました。
CDラジカセの使い方
CDラジカセは名前にも含まれているとおり、CD及びラジオ、カセットテープの視聴が可能な機器です。いずれかの音声を聴きたいなら、CDラジカセ1つで賄えるのが魅力の1つ。
またラジカセを略さない時の名前はラジオカセットレコーダーであり、CDからカセットテープへのダビングなど、再生だけでなく録音機能が備わっているのもポイントです。曲の再生に関してはトラックの指定やスキップ、(カセットの場合)早送り、巻き戻しなど操作も自在。
単体で機能するため、パソコンやほかの機器に接続することはできませんが、比較的コンパクトで持ち運びもできます。電源に接続して使うタイプだけでなく、乾電池などで動くタイプもあり、屋外で使えるのも便利ですね。
ラジオとしての利用
特にラジオ機能をメインにしている場合は、聴きたい番組が放送されるのかを把握しておきましょう。例えばチューナー。ラジオにはAMとFMの2種類がありますが、CDラジカセは両方が聴けるとは限りません。
ちなみにワイドFM対応機器であれば、FMに比べて音質が良くないとされるAMでも、聴きやすい音質にしてくれますよ。ワイドFMはFMのチューナーではありますが、AMラジオも視聴可能なんです。災害情報の伝達用として普及しただけあって、聴きやすさはお墨付き。
また番組ごとの周波数に関しては、デジタルがおすすめです。アナログに比べると周波数の設定が行いやすいため、目当ての番組に合わせやすくなります。
音楽再生メディアとしての利用
一方CDを始めとした、別途音源となるメディアを使う場合は、どの形態まで利用できるかをチェック。CDラジカセとは言うものの、最近ではSDカードやUSBメモリなどを接続できる商品もあるので、該当する機器を普段から使っているならおすすめです。
またCDの場合、CDーRのような書き込み可能なCDの規格にも対応したラジカセが存在。ーRだけでなくRWなど様々な企画がありますから、こちらも自分が多く利用しているタイプに合わせたラジカセを選びましょう。
よりぴったりなCDラジカセを見つけるポイント
上記以外にも、CDラジカセを購入する上で抑えておいて欲しいポイントがあります。
端子はマイクやイヤホン用もチェック
音楽再生でUSB接続について触れましたが、利用するためには接続可能な端子がCDラジカセ側に備わっている必要があります。しかし端子の種類はほかにもあり、例えば自分だけ聴く、周囲に迷惑をかけないようにするならイヤホンやヘッドホンの端子が欲しいですよね。
またCDのカラオケ、ミュージックのみの曲ならマイクも接続したいですし、iPodなど特定の音楽機器が接続可能な端子もあります。反対にどれも不要なら、特に端子の備わっていないラジカセを選び、コスパを節約するのもおすすめ。
離れた所にいてもリモコンで操作
CDラジカセは本体に操作ボタンが付いているため、曲を再生したり録音する際は、本体に近づかなくてはいけません。しかしいくら持ち運びが可能とはいえ就寝時や、キッチンで料理しながら曲を聴きたい時に一々本体を移動させるのって手間ですよね。
ですがリモコンがセットになっているラジカセならば、離れた場所でも操作が可能。きちんと電源も切れるタイプなら、停止後の電力消費もなく済みます。
Wi-FiやBluetoothなどのワイヤレス接続
SDカードやUSBメモリに入っている音楽を聴きたいという人は、普段も音楽はCDなどのパッケージタイプではなくインターネット上でのダウンロードタイプを利用しているのではないでしょうか?
もしそうなら、Wi-FiやBluetooth機能があるラジカセを選ぶのもおすすめ。同じくWi-FiやBluetoothに対応している機器、スマホや音楽プレーヤーに入っている曲を、ラジカセで聴くことが可能なんです。
大音量で流したい、自分だけでなく家族や友人と一緒に聴く時には重宝しますよ。逐一機器を接続する手間が省けるのも良いですね。
私お気に入りのCDラジカセ
山善 キュリオム CDラジカセ
出典: Amazon.co.jp
私の個人的なおすすめは、山善のキュリオムCDラジカセ(商品番号YCD-C600)です。数千円程度で入手できる安価さで、CD・ラジオ・カセットが利用できるコスパの良さが魅力。乾電池でも動作するので、車での移動中や屋外での利用にもおすすめです。
CDはーR及びーRWも利用可能。ラジオはAM及びFM両方視聴できますが、受信周波数がAMで522から1629kHz、FMで76.0~108MHzとなっている点に注意してください。
CDラジカおすすめセランキング4選
ほかのCDラジカセの中にも、評判の良い商品はたくさん。最後は特に気になったCDラジカセをランキング形式でご紹介します。今回はあくまでもCDラジカセということで、CD及びラジオ・カセットテープの3種類が視聴できるオーディオをまとめました。
商品によってはカセット機能のないCDラジオなどもあるので、今回紹介する以外の商品も探してみたいという方は、機能の違いはよく確認を。
第4位 東芝 CD対応ダブルラジカセTY-CDW99-N
出典: Amazon.co.jp
4位は東芝からダブルラジカセです。最大の特徴は、2枚のカセットテープを挿入できること。CDからカセットテープへのダビングはもちろん、カセットテープ間のダビングも可能。
CDはーRやーRWも利用できます。ラジオはAMが531kHzから1.710kHz、FMが76.0MHzから108.0MHzの周波数で聞くことが可能です。
第3位 SONY CDラジオカセットレコーダーCFD-E501
出典: Amazon.co.jp
続いてはSONYのCDラジカセ。カラーリングにシルバー、ピンク、ブルーの3色があり、好みに応じて選べます。CDはーRやーRW規格でも聴くことができ、ラジオもAMとFMの両対応です。
液晶部分は大きめサイズで調節可能なバックライト付き。暗いところでも見やすいほか、目覚ましやおやすみタイマーなどサポート機能が充実しています。就寝時や、目覚まし時計の代わりに利用したい時に便利ですね。
第2位 SONY CDラジオカセットレコーダー CFD-S401
出典: Amazon.co.jp
2位もSONY製CDラジカセです。3位に比べるとラジオっぽい外見をしていますね。こちらはカラーをホワイトの他、ブラック、ベージュ、ブルーグレーと4色から選べます。
上部にメニューに併せて様々なボタンがあるため、初めて使う人でも何をどうすればよいのかわかりやすいのが魅力。3位同様、画面もバックライト付きで見やすいです。
ラジオはワイドFM対応で、またカセットテープへのタイマー録音も可能。ラジオを聴けない時に役立ちます。
第1位 東芝 ラジカセ TY-CDK9
出典: Amazon.co.jp
1位に選んだのは東芝のラジカセです。上面にはリモコンが埋め込まれており、外して離れた場所からの操作が可能。また乾電池での起動もでき、電源が確保できない場所でも使いやすいです。もちろん電源コードでの供給も可。
SONY製と違って本体のカラーは1色のみですが、その分機能にこだわっている印象を得ます。
再生のみですがカセットはハイポジションテープも利用でき、スピーカーは3W+3Wの高音質。エコーなど、カラオケ利用時の機能も備わっているので、家庭でパーティなどをする際に盛り上がります。
またラジオはAM・FM両対応に加え、各5局ずつの登録が可能。好きな番組を聴くのに周波数を細かく調節する手間を省けます。
まとめ
ランキングでは別段SONYと東芝贔屓というわけではないのですが、やはり音楽機器や家電など、CDラジカセと同じジャンルを扱っているメーカーは信用もおけるのでピックアップしました。
パソコンなどにダウンロードするのも良いですが、たまにはCDラジカセで音楽をじっくり聴いてみるのも良いですよ。懐かしのカセットテープを聴くのも良いですし、ラジオにも良い番組がたくさんあります。CDラジカセで、新たな音楽の楽しみ方を見つけてみては?