カラー液晶モニターおすすめ&気になる5選!

今まで私はノートPCのみを使用していました。しかし仕事上カラー液晶モニターを使用している家族に勧められて、その使い勝手の良さに惹かれ少しでもPC作業が楽になればと思いモニターを買うことにしました。しかし量販店でみるとたくさん種類があり、どの機種にすればいいのか迷ってしまってなかなか決めることができませんでした。

IPS方式、TN方式、VA方式といったモニターパネルの種類からサイズや価格も幅が広い。ひと口にモニターといってもその特性は様々で、とりあえず欲しいから買いに行った私は説明だけを聞いて一度帰宅。様々な観点から選びなおすことにしました。

サイズや価格はもちろんのこと、使用目的や各社の製品特徴をしっかりと比較しながら自分のスタイルに最適なもの選んでいきたいですね。

 

メーカーについて

今注目されているメーカーについて特徴を見ていきましょう。価格・パネル・機能面について

EIZO  プロ仕様で画質だけではなく、耐久の良さやサポートまで高品質で、色の再現がよく映像関係の仕事や医療現場などで使用される。写真や動画作成、ゲームにおすすめのメーカー。「FlexScan」「FORIS」「ColorEdge」がある。日本製。高性能な分価格も上がる。
I-O DATE パソコンの周辺機器メーカーとして有名で店頭でよく見かける。製品ラインナップは、LCDシリーズ。テレビ機能やタッチ機能付きなどパーツメーカーらしいモデルを用意している。事務用に向いている。日本製。低価格で購入できる。
DELL  アメリカのトップシェアを誇るパソコンメーカー。大型モニターや、ピボット機能付きなど多彩なモデルを用意している。最新の技術を盛り込んだ液晶モニターを他社と比べて安価な価格で購入できる。
LG 日本でも有名な韓国のメーカー。超ワイドや4Kや曲面型など新しい技術を取り入れた、多彩なモデルを用意している。また安価な割に綺麗なAH-IPS パネルを製造している。有機ELディスプレイでは他の企業を圧倒する力を持っている。
ACER  台湾の最大手メーカー。低価格で割安感がある。家庭用ゲーム機用に購入する人が多い。ゼロフレームという液晶パネル周辺が薄く、デザイン的に人気のあるモデルを用意している。

他にもコスパがよく幅広い品ぞろえでゲーミングに特化したBenQや医療や企業向けの多いNEC、リーズナブルでゲーミングに特化したASUS、マウスコンピューターメーカーのiiyama などがあります。

 

カラー液晶モニターをぜひ使ってみてください!

ノートPCだけでも十分に作業ができていたので、わざわざモニターを買う必要性はないと思っていたのですが、使用して使い勝手の良さにびっくり。サイズやカラー、薄さや角度や回転して使用可能など機能性も豊かで、長時間のPC作業も格段に楽になりました。高性能だけど低価格のものもあり、手に取りやすくなったカラー液晶モニター。使ってみて感じた違いをご紹介します。

目の疲労感が軽減

長時間細かい文字や数字を見ながらPC作業をしていると、目が疲れて目が痛くなったり肩や頭が痛くなったりすることも。しかしカラー液晶モニターを使用することで、大画面で操作できるので細かいところまで見やすく目の疲労度を軽減してくれます。

ブルーライトカット仕様や画面のちらつきを防ぐフリッカーフリー、画面の反射や映り込みのないノングレアなどのモニターがあり、より目への負担を減らしてくれるのも嬉しいポイントです。

作業効率のアップ

作業をしているとディスプレイがウインドウでいっぱいになりごちゃごちゃしてしまうことがあります。しかしモニターを使用することで、タブを開いておけるスペースが広がるので見やすいだけではなく、作業ウィンドウの切り替えもせずにすむのでクリックの回数も減り作業効率がアップします。

オフィスでも、会議や打ち合わせをする際に、プロジェクター代わりに使用することもできて資料を用意する手間も省けて見ながら説明できるので便利ですよね。

姿勢がよくなる

ノートPCを使用していると画面が低く目線が下に行くため猫背になったり、腰が曲がったりしてしまいます。しかしモニターを使用することで、角度を変えたり回転させたりしながら自分に合った姿勢で目線を落とさずに作業することができます。

 

モニターパネルの種類

モニターパネルにも種類があります。現在はIPS、VA、TNの3方式が主に使用されています。ここではそれぞれについて説明したいと思います。

IPSパネル

広い視野角と高画質で色度変移や色調変化が少ないので家庭用テレビにも採用され、プロや医療業界で好まれています。最もメジャーな方式で粒状感(ギラップ)がないので比較的目が疲れにくいとされています。応答速度が遅いのが難点ですが、少しずつ改善されています。画質の高さが特徴的で他の方式よりは高価です。

VAパネル

視野角や色の再現性がTNよりも優れています。しかしIPSほど優れてはいないので斜めから視聴すると性能を十分に発揮できません。応答速度が遅かったのですが現在はIPS程度にまで改善されています。

非透過状態で黒を表現するので、深みやコントラストなど細かい映像表現が可能になっています。映画などのシーンがきれいに見えます。ギラップがあるので近くで見ると目の疲労感に影響することがあります。

TNパネル

応答速度が速く画面の切り替えも速いのでゲームなどに適しています。視野角が狭く見る角度で色合いが変化してしまうのがデメリットです。低消費ですが見る角度によって色が暗くなったり反転してしまうことがあるので、様々な角度から視聴する場合は他のタイプを選ぶ方がいいでしょう。安価に生産できるので低価格で購入できます。

 

カラー液晶モニターを選ぶときのポイント

サイズとアスペクト比率(画面の横と縦の比率)

大きいものほど見やすいというわけではなく、目の移動距離が広くなり疲労度が増すこともあるので注意。目とモニターの距離を考えるのが大切です。

標準サイズは20~24インチ。大きさのバランスが丁度よく、商品のラインナップも豊富。サイズに悩む方はこちらがおすすめです。ワイドタイプが主流で19インチ以下はスクエアタイプが多いです。

大画面サイズは27~30インチ。大きくて見やすい分スペースが必要になります。大きすぎると逆に見えにくくなるので少し距離を話して使う方がいいでしょう。

アスペクト比率には「スクエアタイプ」と「ワイドタイプ」の二通りあります。

「スクエア」のサイズ比率は(4:3)。正方形に近い形。ビジネスや省スペースで使用するのに向いています。縦に長いので文書の作成がしやすく、スクロールする手間が省け全体のバランスが見やすいという特徴があります。

「ワイド」の比率は(16:9)。複数のウインドウやツールを置けるので、Web制作やグラフィック制作、2画面同時に作業できるといった特徴があります。仕事はもちろんゲームや映画鑑賞などにも適していて幅広く使用されています。

注意点は、同程度の画面サイズでもワイドはスクエアよりも横に長く縦に短くなり、解像度も横に高く縦に低くなります。そこで表示領域も横に広く縦に狭くなるので、選ぶときは縦の解像度を考えて選ぶといいですね。

そしてもう1つ曲面ディスプレイがあります。曲面ディスプレイとは、画面の端を少し内側に湾曲させ、大きく見安さに特化したディスプレイのこと。製造方法は液晶の層を圧着させたガラスを曲げる方法と、予め曲げたガラスに液晶の層を圧着させる2つの方法があります。

曲面ディスプレイだとゲームや映画などをリアルにプレイ・視聴することが出来る、作業スペースが増え効率がアップする、中央部と同じような明るさと色合いで見ることができ目が疲れにくいというメリットがあります。

曲面なので奥行きがあり広い設置スペースが必要、湾曲しているので中央以外からのぞき込むと見づらいというデメリットがあります。

解像度

画面に表示される点の数のことで、この数字が大きければ大きいほどモニターに表示する領域が広く情報量を多く表示できます。さらに細部まで表現できるので映像が綺麗に表示されます。

現在の主流はフルHD(1920×1080)ですが、さらに上には4K(3840×2160)があります。同じ画面サイズでも4Kの方が綺麗に表示でき画面を広く使えるというメリットはありますが、フルHDより高価で、メニューやアイコンの文字が小さくなるので気をつけて選ぶ必要があります。

目に優しい機能

・光沢感の有無

液晶画面の表面処理の方法には光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)の2種類があります。

光沢(グレア)は画面の色が鮮やかでコントラストが高く、黒が引き締まってみえます。そのため写真や動画など色が豊富なコンテンツを見るのに優れています。表面に光沢があるので外部の映り込みによって目が疲れやすいという面があります。テレビや映画など動画を楽しむのにはおすすめです。

非光沢(ノングレア)は外部からの映り込みが少なく、表面に傷がつきにくい特徴があります。発色やコントラストに物足りなさを感じますが、映り込みが少ない分目の負担が軽く、長時間作業する人や仕事用におすすめです。

・フリッカーフリー

一般的なディスプレイはLEDバックライトを高速に点滅させているため画面にフリッカー(ちらつき)が生じていました。このフリッカー(ちらつき)をなくしたのがフリッカーフリーです。これにより目の疲労を軽減してくれるようになりました。フリッカーレスやフリッカーフリーと表記されているものがおすすめです。

・ブルーライトの低減機能

ディスプレイから発生するブルーライトは目の疲れや睡眠障害など身体への影響が懸念されています。このブルーライトを低減する機能が搭載されているモニターが登場しています。画面の色合いを見ながら段階的にカットできるものもあるのでチェックしておきたいですね。

入力端子

モニターとつなぎたい機器を接続する端子が同じ規格である必要があります。接続端子が異なる場合は変換アダプタが必要になるので確認しましょう。変換アダプタを使用すると、解像度が大きく低下する場合があるので気をつけてくださいね。

その他の機能

私が購入して便利だと感じたのが、モニターの角度や回転、高さの調節機能がついたものです。

画面の角度調節はモニターを前後に倒して上下の角度を調整する機能(チルト)。左右に首振りを調整する機能(スイベル)、画面を90°回転させて使用できる機能(ピボット)と3種類あります。さらには高さを調節できる機能もあるので使いやすさを考えて検討していきたいですね。

 

ピポッド機能付き

 

私のおすすめ&気になるカラー液晶モニター5選!

私が現在使用しているモニターがこちらです。

EIZO(エイゾー)FlexScan EV2451-R

EIZO

画面左右上部のベゼル(フレーム幅)1mmの23.8型でフレーム部分もスリム化し、フルフラットデザインなので視線移動が途切れず楽に視線を移動できます。

スリム

使いやすいスタンドで、高さ調整、画面角度、回転と稼働幅が広く自分に合った姿勢で疲れにくい一へ調節できます。コンパクトで小スペースで使用でき、ハンドルで持ち運びも楽にできます。モニター部が縦回転に対応しているので、縦長の文書ファイルやWebサイトが閲覧しやすくなっています。

マルチモニター環境で最適な電源やオートカラーモード、サーカディアン調光を連動して変更できる機能や、目に優しいブルーライトカットやちらつき防止、自動調光などの機能も備えています。

豊富な入力端子で、どのようなパソコンとも接続可能なところも魅力です。3万円台とお値段はしますが、自動調光やピボット(画面回転)機能など疲れにくく使い勝手がよくて気に入っています。

ピボット機能

 

 

購入してみたいと気になっている液晶モニター

ASUS(エイスース) VZ239HR

薄さわずか7mmの液晶ディスプレイで、フレームレスデザインを採用した23型のモニターです。マルチディスプレイではつなぎ目が目立たず、仕事はもちろん映画やゲームなどでも圧倒的な没入感を楽しめます。高性能なIPSパネルを使用し、178°の広い視野角と美しい表示が魅力です。

目にやさしいASUS Eye Care技術にも対応しているので、長時間の使用でも快適に使えます。ブルーライトを軽減するASUS Eye Care技術とフリッカーフリー技術を搭載し目に優しいのも嬉しいですね。お値段は1万円台で購入できます。

 

 

BenQ(ベンキュー)GW2470HL

スリムベゼルが魅力的な23.8型で、目に優しいブルーライト軽減Plus機能やフリッカーフリー技術を搭載しています。長時間作業しても目が疲れにくく、オフィスはもちろん映画やゲームなど圧倒的な視覚体験を両立しています。

LEDとAMVA+パネルで本物の色やコントラスト、シャープなディテールを表現できるのも魅力的ですね。マルチメディアを1台で楽しめ、お値段は1万円台で購入できます。

 

Acer(エイサー) KA240Hbmidx

フルHD対応の高精細で美しい24型のモニターです。入力端子も豊富でゲーム機やパソコン様々な機器に対応しています。消費電力を最大40%削減するECOモードを搭載しています。

フリッカーレス・テクノロジーとブルーライト透過率を80~50%まで4段階で調節できるブルーライトフィルターを搭載し、長時間の作業やゲーミングでも目の疲れを軽減してくれます。お値段はお手頃で1万円代で購入できます。

 

LG モニター ディスプレイ 27MP38VQ-B

広視野角で鮮やかな色合いのIPSパネルで自然な色が表現された27型のモニターです。目の負担を軽減するフリッカーセーフやブルーライト低減機能を搭載しているので、長時間作業しやすい設計です。

輝度の低下を従来よりも低減しながら消費電力の低減ができる、省エネ機能「スマートエナジーセービング」を搭載しています。便利な付属ソフトウェア「OnScreen Control」や接続ケーブルもついて1万円台後半で購入できます。

出典: Amazon.co.jp

LG モニター ディスプレイ 27MP38VQ-B 
ブランド
カテゴリ

 

I-O DATA モニター ディスプレイ 23.8型 EX-LD2381DB

上下左右178°の広視野角のADSパネル搭載で、どの位置でも色やコントラストの変化が少なく、どこから見ても鮮やかな発色を実現しています。AV機器やゲーム機との接続に便利なHDMI端子も搭載しているので、作業用からゲームなど趣味用にも幅広く活用できますね。

5段階でブルーライト低減機能付きで、1万円台という手頃なお値段が魅力的です。

 

まとめ

私はPC作業での目の負担を軽減し、見やすく作業効率を上げるために液晶モニターを使用しています。液晶モニターといっても種類が豊富で価格も様々。選ぶのに悩んでしまいます。

オフィスや自宅での事務処理、映像の編集や視聴、ゲーミングなど、目的によってどのモニターを選ぶのか大きく変わってきます。映像美に特化したもの、目の疲労軽減に特化したもの、省スペースやピボット機能(モニターの回転)など使うシーンを想定しながら自分に合ったモニターを選んでいきたいですね。

皆さんもこの機会にモニターの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 記事の情報は最新の情報でない可能性があります。ご購入に際してはメーカーやショップのウェブサイトにてご確認ください。
  • 掲載情報について間違いや誤解を招く表現がございましたら、「お問い合わせ」フォームよりご連絡ください。

記事内で紹介されている商品

EIZO(エイゾー) FlexScan EV2451-R

サイトを見る

ASUS(エイスース) VZ239HR

サイトを見る

BenQ (ベンキュー) GW2470HL

サイトを見る

Acer (エイサー) KA240Hbmidx

サイトを見る

LG モニター ディスプレイ 27MP38VQ-B 

サイトを見る

I-O DATA モニター ディスプレイ 23.8型 E…

サイトを見る

関連記事