自宅で手軽に映像を見れるようになった今、映画やNetflixなどを楽しむ人も多くなったと思います。テレビではやっていない面白い映画、自分の好きな映画をいつでも楽しめます。
ただ、手持ちのテレビの大きさが小さかったり、あるいはテレビがなくパソコンで映像を楽しんでいる人もいるのではないでしょうか?
映画の面白さは変わらないものの、同じ時間を費やして見るなら視聴環境を整えたい。そんな人におすすめなのが自宅で使えるホームプロジェクターです。
目次
ホームプロジェクターとは?
「プロジェクターって会社で使ってるものでしょ?」と思うかもしれませんが…。実は家庭用で楽しむための専用プロジェクターが発売されています!
家庭用プロジェクターとビジネス用プロジェクターの違い
大きな特徴としては明るさと価格と音。ビジネス用プロジェクターはオフィスの証明をONにした状態での投影が想定されているため、それに負けないように明るいライトが使われています。
一方家庭用のものは部屋の照明を消して見る事も想定して、ライトを暗めにする代わりに価格を抑えたモデルもあります。
ビジネス用プロジェクターが明るいライトを使っているためウン十万するものなのに対して、家庭用は数万~10数万に抑えられているので買いやすいのが特徴です。
また音についても大きな違いが。ビジネス用プロジェクターはそもそも会議の場で使われることを想定しているため、静音設計にはなっていません。
一方、家庭用プロジェクターは静かな環境で映画を楽しめることを想定しているため、音は静か。
よって、明るさを除けば映像鑑賞については家庭用プロジェクターの方がビジネス用プロジェクターに比べて優れている、と私は考えます。
ホームプロジェクターを買う前にここをチェック!
投影場所
なんといっても一番はこれ。投影にあたってはスクリーンあるいは平坦な白い壁が必要ですので、それを用意しましょう。
スクリーンはこんなもので十分だと思います。
VANKYO 壁掛け式スクリーン 折りたたみ式 スクリーン プロジェクター用
出典: Amazon.co.jp
これを上手い事カーテンレールに設置できればと。固定になっちゃいますが、壁に貼っちゃうのもありですね。
私は白い壁に対して投影しています。参考までに壁の写真をUPしておきますね。
プロジェクターの設置場所
投影場所が決まったらプロジェクターの設置場所を決定します。毎回動かすのは面倒なので、可能ならば設置場所を固定したいです。その時に気を付けるのはスクリーンまでの投影距離。
これがプロジェクター選びに大きくかかわってきますので、しっかり測定してください。
プロジェクターの設置場所がない場合はどうするの?
スクリーンから2mほど距離を取った真正面にプロジェクターを置ければベストですが、台形補正機能のあるプロジェクターなら正面からじゃなくても大丈夫。多少斜めでもちゃんとした正方形で映像が楽しめます。
2mどころか1mも距離がない…という人には「超単焦点プロジェクター」。なんと数10cmのスペースだけでプロジェクターが使える、というもの。部屋が狭い人も諦めず、検討してみてはいかがでしょうか?
ホームプロジェクターの選び方
設置場所の大きさ、持ち運ぶかどうかで決める
設置場所に余裕があり、家から持ち出さないのであれば据え置き型のプロジェクターがオススメ。ノートパソコンくらいの大きさがあるので、ちゃんとした台座に置かなければいけないものの、他のタイプと比べて安価で画質がよいです。
設置場所に余裕がない、またキャンプやアウトドアで持ち運んで使いたい、と言う場合はポータブル型プロジェクター。
スマホをちょっと大きくした程度の大きさであり、三脚穴がついているもの多いため、使う時だけ三脚に乗せて設置、使わない時はしまう、という事が出来ます。ただし、同価格帯の据え置き型プロジェクターと比べて、画質は劣る傾向にあります。
使用目的に合わせて選ぶ
映画鑑賞、テレビといった一般的な用途であれば(設置場所などに気を付けた上で)何を選んでも問題ありませんが、ゲーム目的ならプロジェクターの映像遅延は気にしたい所。
プロジェクターによってはゲーム用の低遅延モードが搭載されているものもあるので、要チェックです。
スマホなどでYoutubeなどを再生して画面投影を考えているなら、スマホ接続機能があるものが楽ちんです。ただし、スマホとプロジェクターを家庭用wifiにつなげて設定するタイプが多いので、家庭用wifiを持っていない人は使えない場合があるので注意。
また、単純にYoutubeやNetflixを見たいだけなら、プロジェクター単体で再生ができるAndroid TV搭載モデルもオススメ。プロジェクターで映像を再生しながらスマホが触れるので、スマホ連動型プロジェクターよりも使い勝手がいいですよ。
プロジェクターの明るさ(ルーメン)をチェック
夜、暗い場所でしか見ないのなら1000ルーメン以下で全く問題ありません。私は200ルーメンのプロジェクターを使っていたことがありましたが、部屋の照明を消せば特に問題なく見ることが出来ました。ただし、昼の太陽光が差し込む時間帯は全く映像が見れません笑
その場合、2000ルーメン以上のものを選びたいですね。明るさについてはプロジェクターの利用シーン想定によって変わってきます。
テレビのように常用したいのなら昼間も使える明るいものを、証明を消して映画やゲームの時だけにしか使わないなら暗いものでオッケーです。
コントラスト比をチェック
視聴環境に十分な明るさを確保したら、次にポイントになるのがコントラスト比。コントラスト比が低いと、白つぶれ・黒つぶれが発生し、映像鑑賞においては「テレビよりも画質が悪いなぁ」と感じてしまう事でしょう。
目安として、3,000:1以上だと十分、10,000:1で高画質な部類に入ります。
解像度をチェック
明るさを確保した後は解像度をチェック。元ソースより高解像度のものを選んでも意味がないのでDVD程度なら1280×720で十分。ただ、プレイステーション4 Proなど4K再生対応モデルが映像ソースの場合は、4Kで出せるものを選びたいです。
ただし値段が張るので、自分の使用目的と映像ソースにあった解像度のものを選びましょう。なおアスペクト比は映像ソースと合わせる意味でも16:9が推奨ですが、昨今の家庭用プロジェクターはほぼ全てが16:9なので解像度だけを気にすればよいです。
入力・接続端子をチェック
昨今のプロジェクターは当たり前のようにHDMI端子に対応しているので、ゲーム機やDVD・ブルーレイ再生なら気にする必要なし。中にはHDMI端子が2つのものもあるので、複数の映像機器をつなげる場合は考慮するのもいいでしょう。
また、USBメモリーからの再生やSDカードからの再生を検討している人は、そのような入力口があるかどうかをチェックしてください。
ホームプロジェクターおすすめランキングTOP10
第10位 Domiri A2000
出典: Amazon.co.jp
明るさ | 1000 | コントラスト比 | 1000:1 |
解像度 | 480×270 | 設置 | 据え置き |
入力端子 | HDMI、USB |
お遊び用のプロジェクターに
プロジェクターを買ってみたいけど、使わなかったらどうしよう。自分の生活スタイルに上手くなじむか不安。そんな人にオススメなプロジェクター。
とにかく安い、その上でプロジェクターとしての最低限の機能が兼ね備わっています。ルーメンはそこそこで解像度は低いので、用途としては照明を落とした映像干渉になりますが、この価格でも80インチ・100インチの表現は可能。
まずはプロジェクターの大画面の魅力を感じ、ハマりそうなら上位モデルの検討をしたい。そんな人にオススメです!
第9位 ASUS ZenBeam E1
出典: Amazon.co.jp
明るさ | 150ルーメン | コントラスト比 | 3500:1 |
解像度 | 854×480 | 設置 | ポータブル |
入力端子 | HDMI |
スマホ相当の小ささでしっかりとプロジェクター
小型プロジェクターの草分け的存在であるASUSの製品。83mm×109mmというスマホとほぼ同じ大きさながらも、プロジェクターとしての機能はしっかり。また、標準で5時間、モバイルバッテリーと接続する事でもっと長時間のバッテリー使用ができるのも特徴です。
プロジェクターを買うのはいいけど、大きいものは邪魔になる、使いたいときにスマートに使い出したい、という人にオススメです!
第8位 EPSON dreamio EH-TW650
出典: Amazon.co.jp
明るさ | 3100 | コントラスト比 | 15000:1 |
解像度 | 1920×1080 | 設置 | 据え置き |
入力端子 | HDMI、ミニD-Sub15ピン |
強力な台形補正機能を完備
画質に定評のあるEPSON dreamioシリーズより、EPSON独自の台形補正機能「ピタッと補正」を搭載したモデルです。台形補正が利用できても調整には時間がかかるもの。
このプロジェクターなら本体の専用ボタン(フレームフィット)を推すだけで、ワンタッチで斜めからでも最適な画面に調整してくれます。
自宅にモノが多く、プロジェクターを定位置に配置できない、毎回台形補正をするのが面倒、という方にオススメです。
第7位 BenQ HT3550
出典: Amazon.co.jp
明るさ | 2000ルーメン | コントラスト比 | 30000:1 |
解像度 | 3840×2160 | 設置 | 据え置き |
入力端子 | HDMI、USB |
高画質4Kプロジェクター
色空間や画質調整機能にこだわった高画質の4Kプロジェクターです。「4K」というだけで映像の繊細さは保証されていますが、それに負けず劣らずの映像色再現性。高コントラストなスペックを武器に安価なプロジェクターで発生しがちな白つぶれ、黒つぶれをなくしてしっかりと表現。カラー発色も自然であり、長時間の映像干渉でも没入感を維持して楽しむことが可能です。
第6位 ViewSonic X10-4K
出典: Amazon.co.jp
https://shop.hikaritv.net/shopping/commodity/plala/5418277055/
明るさ | 2400ルーメン | コントラスト比 | 3000000:1 |
解像度 | 3840×2160 | 設置 | 据え置き |
入力端子 | HDMI、USB |
デザインも、機能も、最強の4Kプロジェクター
異彩を放つデザインと、それに負けないほどの性能を持った4Kプロジェクター。テレビに比べて一般的なプロジェクターは解像度が低め。
それは映像鑑賞する上では解像度よりもコントラストの方が重視されてきた経緯があるのですが、昨今は映像ソースの4K化も進んできて、解像度も重要になってきました。
このプロジェクターは名前の通りの4K対応モデル。4Kテレビ放送や4Kブルーレイにもしっかり対応し、ソースの解像度を落とすことなく映像化できます。
もちろんその他の画質もばっちり。コントラスト比は驚異の3000000:1、スピーカーもharman/kardonとこれ1台で大満足の映像鑑賞が可能です。
第5位 LG PH55HG
明るさ | 450ルーメン | コントラスト比 | 100000:1 |
解像度 | 1280×720 | 設置 | ポータブル |
入力端子 | HDMI、USB |
超単焦点プロジェクターで自宅が狭くてもOK
わずか33cmの距離があれば80インチの大画面で投影できる、超単焦点のプロジェクター。プロジェクター設置のためにはスクリーンとプロジェクターの間に障害物なく2mほどの距離が必要で、1人暮らしのワンルームでは中々難しい条件ですが、これなら問題なく設置できます。デザインもこなれており、リビングにおいても違和感ない作りになっています。
部屋が狭いながらも大画面で映像鑑賞をしたい人、友達を家に呼んで驚かせたいような人にオススメです。
第4位 VANKYO Leisure 470 HD
出典: Amazon.co.jp
明るさ | 4000ルーメン | コントラスト比 | 3500:1 |
解像度 | 1920×1080 | 設置 | 据え置き型 |
入力端子 | HDMI、USB、VGA、AV、SDカード |
低価格・高コスパの据え置き型プロジェクター
一万円強の価格ながら、日中でも楽しめるほどの高ルーメンとフルHD解像度を完備した一品。その他、HDMIだけではなくUSBメモリーやSDカードからも映像再生可能であり、自宅のwifiを利用すればスマホの画面をプロジェクターに投影する事も出来る。
とにかく格安ながら機能は満載。今回紹介するプロジェクターの中で一番コストパフォーマンスに優れている商品と言えるでしょう。
第3位 Anker Nebula Capsule II
出典: Amazon.co.jp
明るさ | 200ルーメン | コントラスト比 | 600 :1 |
解像度 | 1280×720 | 設置 | ポータブル |
入力端子 | HDMI、USB |
AndroidTV搭載!プロジェクター単体で映画鑑賞が可能!
モバイルバッテリーで有名なAnker製のプロジェクター。特徴は何と言ってもAndroidTVを搭載し、プロジェクター単体でNetflixやYoutube、Amazon Prime Videoなどのの再生が可能である事。映画好きなら動画配信サブスクリプションサービスに入会している人も多いでしょうし、スマホを使わず単体で再生できるとなるとより気軽なプロジェクターライフが捗ります。
もちろん、Anker製なのでバッテリー駆動もOK。キャンプ場やアウトドアに持っていき、スクリーンを利用して屋外映画鑑賞なども可能です!
第2位 BenQ HT2150ST
出典: Amazon.co.jp
明るさ | 2200ルーメン | コントラスト比 | 15000:1 |
解像度 | 1920×1080 | 設置 | 据え置き |
入力端子 | HDMI |
ゲームのために作られた低遅延プロジェクター
価格相当の高画質性能を維持しながら、ゲームプレイ時に役立つ機能を搭載したプロジェクター。
アクションゲームをプレイする時に重要なのが映像ソース→出力までの映像遅延が少ないこと。これが多ければボタンを押したつもりだけど手遅れであり、快適にゲームがプレイできません。
このプロジェクターでは、映像ソース→出力までの遅延を16.67msに低減。構造が複雑で遅延が発生しやすいプロジェクター機器の中では圧倒的な低遅延を実現しています。
大画面でゲームをしたいけど、プロジェクターの遅延が気になる、という方にオススメです!
第1位 EPSON dreamio EH-TW5650
出典: Amazon.co.jp
明るさ | 2500ルーメン | コントラスト比 | 60000:1 |
解像度 | 1920×1080 | 設置 | 据え置き型 |
入力端子 | HDMI、D-Sub15ピン |
プロジェクターの雄、EPSONの人気家庭用プロジェクター
業務用、家庭用でその品質に定評があるEPSONのプロジェクター。スペックだけでは分からない映像美は、プロジェクターで本格的に映像鑑賞を考えている人にオススメ。
価格は10万弱となりますが、小型・持ち運び可能なプロジェクターと比べてレンズ性能や絵作りがしっかりしているので、映像の満足度は段違い。
既に大画面テレビを持っていたとしても、プロジェクターならではの100インチ超えの大画面・高画質での鑑賞を体験するならこれです。
ホームプロジェクターの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、ホームプロジェクターの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
自分のスタイルに合った大画面プロジェクターを手に入れよう!
持ち運び重視のポータブルから画質重視の大画面モデル、投影角度や距離に関係なく設置のしやすさを目指したモデルなど、プロジェクターのウリは様々です。
買い手としても、自身のスタイルに合ったものを選びたいところ。使い勝手がよくないと、押し入れに眠ってしまいそう…という人なのか、買うなら絶対4K!画質重視!なのか…
この記事で紹介したプロジェクター一覧を元に、是非悩みながら選んでほしいと思います。