一眼レフカメラをしっかりと保存!防湿庫おすすめ4選

スマートフォンのカメラ性能が年々向上し、日々の写真はスマホで撮影するという人も多くなってきていると思いますが、やっぱり一眼レフカメラの撮影能力に勝てるものはないです。

高画質な写真を始めとして、シャッタースピードやISO感度、絞り値など細かい値を調節して、写真として収めたい場面に最適な条件で好みの撮影ができるからです。

そんな一眼レフカメラは本体、レンズともに中々の値段がするもの。安いものでも10万円弱、高いカメラになると何十万するものもゴロゴロしています。

カメラは湿気に弱く、本体やレンズ内部にカビが生えてしまうと、クリーニングに高額な費用がかかるだけでなく、完全に除去できないので再発の恐れもあります。

湿気大国の日本であるからこそ、普段から一眼レフカメラやレンズにカビが映えないようしっかりと管理したいものですね。

今回は、一眼レフカメラやレンズ保存に最適な防湿庫のおすすめ製品を紹介します。

 

カビはカメラやレンズの大敵

 

空気中には水分が多く含まれるいわゆる湿気が多くあります。

特に夏場は湿度が80〜90%以上もある日々が続き、いつもジメジメとしているのが日本の気候です。冬は乾燥するかもしれませんが、雪国などでは雪が降り周りにも雪が積もっているので1年中湿度が高いような気候です。

湿度が高いと、当然カビの発生リスクが非常に高くなります。

レンズや一眼レフカメラの内部は、決して風通しが良いような環境でないため、これらの湿気がカメラやレンズ内部にこもってしまうと、カビ発生の原因となってしまいます。

本体内部のセンサーやレンズ内部にカビが生えてしまうと、せっかく高画質でおさめることができるカメラ性能を十分に活かすことができずに、ノイズや不良の原因につながります。

これらのカビは、メーカーや修理店に持ち込むとカビの除去やクリーニングを行ってくれますが、精密機器であるカメラやレンズのカビ清掃・除去費用はかなり高額になるものです。

しかも、カビがやっかいなのはカビ自体を1度除去したら終わりでなく、一度カビが生えた場所には、再びカビが生えてしまうリスクが高くなります。つまり、1度でもカビが生えてはいけないのです。

これを防ぐためには、一眼レフカメラやレンズを使用しない時間帯にしっかりと防湿庫の中で保管することが有効です。

防湿庫以外の対策としては、クリアボックスのようなケースの中に乾燥剤と一緒に入れておくのも有効な方法ですが、乾燥剤の交換を怠ってしまい、結局意味を成さなくなってしまうという人為的な影響も十分に考えられます。

高価なカメラやレンズを長持ちさせるためにも、ぜひとも防湿庫で保管しましょう。

防湿庫であれば、常に設定した一定の値でしっかりと湿度管理を行ってくれるので、カメラやレンズの保管にも最適です。

一眼レフカメラやレンズを保管するための防湿庫の選び方

防湿庫と聞くと、何やら大げさな話に聞こえてしまうかもしれませんが、カメラやレンズを保護する用にコンパクトなサイズから大きいものもまで様々な製品があります。

ここでは、防湿庫の主な選ぶ上でのポイントを紹介します。

 

除湿方式

現状で市場で展開されている防湿庫には、除湿方式が「乾燥剤方式」と「ペルチェ方式」の2種類あります。製造しているメーカーによって、この除湿方法が異なります。

「乾燥剤方式」の防湿庫では、防湿庫内に設置された除湿ユニットにある乾燥剤に庫内に残留している湿気を吸着させて除湿を行う仕組み。一度乾燥剤で吸わせた水分を加熱することにより外に水分のみ放出します。過熱して乾いた乾燥剤を使って再び庫内空気を除湿していくという流れを繰り返しています。

一般的に乾燥剤方式の防湿庫は、耐用年数が長いことが特徴ですが、加熱して乾燥剤の水分をとりのぞくため、全体的な除湿スピードとしては多少遅いというデメリットもあります。

一方で「ペルチェ式」の防湿庫では、庫内の冷却板に庫内空気を当てて結露させることにより庫外へ水分を放出します。乾燥剤を加熱して再生させる行程がないので乾燥剤方式の防湿庫よりも安定した除湿が可能です。その分耐用年数が若干短くなります。

 

カメラ台数とレンズ本数を考慮した容量

マクロレンズや望遠レンズなど、メーカー品から社外品までさまざまな性能を持ったレンズを色々変えてみて撮影すると面白いですよね。

なかなか一眼レフカメラを2台持っているような人はいないかもしれませんが、一度一眼レフカメラの魅力にハマってしまうと本体に加えて、レンズの本数が増えていく傾向にあります。

今持っているレンズより2〜3本くらいは多くなった場合にも対応できるように、少し大きめの防湿庫を選んでおくことがおすすめです。

カメラが1〜2台、レンズ数本という人であれば30L程度の庫内容量が良いかもしれません。

 

湿度計

ほとんどの防湿庫では内蔵していますが、防湿庫の湿度管理の目安として湿度計が付いている製品の方が、常にモニタリング出来て便利です。

デジタル・アナログ問わず、湿度計が設置されているような防湿庫を選びましょう。

 

本体価格

防湿庫自体の価格もまちまち。本体の価格もしっかりと抑えておきましょう。

カメラ本体やレンズを多く持っている人であれば、それなりの容量が必要になるので、必然と防湿庫本体の価格も高くなります。

休日カメラマンの方はカメラは1台、レンズは数本というパターンが多いので、低価格帯の防湿庫でも十分だと思います。

 

筆者おすすめのカメラ・レンズ用防湿庫「IDEX D-strage type S  DS-31C」

カメラ用の防湿庫だけでなく、ワインを美味しく保つワインセラーも取り扱ってるIDEXブランドの防湿庫です。

筆者が使用しているのは庫内容量30Lと一番小さいタイプのもの。コンパクトモデルなので部屋の中に置いておいても全く邪魔にはなりません。

幅が約28cm、高さが36cm、奥行きが31cmの2段構造で、庫内容量の広さは個人カメラユーザーとしてはなかなかのもの。

レンズを装着した本体カメラ2台が入るほか、上段のレンズトレーに3本のレンズを載せておくことができます。

庫内の湿度を25%〜50%の間で1%刻みに設定することができます。標準では40%の設定になっていますので、電源を入れた瞬間からすぐに除湿開始。

庫内温度と湿度はデジタル表示計で常にモニタリングできるので安心です。

さらにセキュリティ対策も万全で、本体の扉には鍵付きの強化ガラスが採用されています。勝手に持ち出しされてしまうことや子供のイタズラ防止にも役立つので便利です。

また、庫内にはLED照明が完備されているので、暗い場所での出し入れや、カメラを眺めるような室内でのインテリア要素としても最適。

動作音も全く感じることがなく静かなので室内設置していても全く気になりません。

防湿庫というと電気代が気になるかもしれませんが、年間作動していても数十円程度で済むので家計にも優しいです。

カメラ台数も多くなく、レンズも数本で運用しているという人であれば、お気軽に使える防湿庫であるのでおすすめです!

 

他にもまだある!おすすめのカメラ防湿庫

東洋リビング オートクリーンドライ

防湿保管庫の大手企業である東洋リビング製の防湿庫です。

光触媒機能付きの電子ドライユニットを搭載しているので、庫内湿度だけでなく、庫内の空気をクリーン化してくれる機能も持っています。

庫内容量は39Lなので、個人カメラマンであれば、カメラ本体やレンズ複数本を収納できる十分の広さ。

扉は全面強化ガラスのドアが使われいてハンドルも一体型なので、出し入れが便利です。また扉は鍵付き機能となっているので、セキュリティ面での心配も必要なし。

製品には5年間の保証がついているのでアフターサービスも文句なしの製品です。

 

ハクバ E-ドライボックス

カメラアクセサリーメーカー大手のハクバ製品です。

乾燥剤除湿方式を採用した防湿庫で、庫内湿度をしっかりと安定して保ってくれます。

庫内湿度はダイヤルを回して簡単に調節できるので、設定の手間もありません。

庫内容量はたっぷりと40L。カメラ数台とレンズ数本を収納しても十分な広さです。

本体は2段構造になっていて、上段はスチール製の丈夫な構造です。フルサイズの重たいカメラやサイズの大きい望遠カメラを置いても落ちることはありません。

庫内湿度と温度はアナログの温湿度計により常に確認できます。

 

トーリ・ハン クリーンドライ・キャビ

出典: Amazon.co.jp

トーリ・ハン クリーンドライ・キャビ

カメラ用の防湿庫メーカーとして人気のあるトーリ・ハン製品。

庫内容量は34Lとカメラ台数やレンズ本数少なめのユーザーでも満足のサイズ。

キャビネット本体は薄型タイプなので、奥行きが230mmと短め。その代わりに、室内に設置しても邪魔にならないコンパクト防湿庫であるというメリットがあります。

棚板は2枚付属し、最大3段で保管が可能。コンデジやビデオカメラを一緒に入れて保管するのも良いですね。

扉は施錠できる鍵機能付きなので、無断持ち出しやいたずら対策としてもセキュリティ万全です。

 

まとめ

本体価格が高い一眼レフカメラやレンズは、一度かったら長年使う愛用品であることは間違いないです。

しかし、環境条件によりカビが生えてしまうとせっかくの高性能カメラも上手く撮影ができなくなってしまう負の要素となってしまいます。

高価なカメラを大事に長く使うためにも、ぜひとも防湿庫で日常保管しておくことをおすすめします!

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