1日の疲れを癒すバスタイム。バスルームから出て、すぐに触れるのがバスマットという人も多いのではないでしょうか。
バスマットは、ふんわりした毛足の長い厚手の布製商品や、かたい珪藻土の商品など、商品ごとに吸水性や肌触りがさまざまです。
保温やクッション性など、求める機能も人それぞれで、商品選びを難しく感じたことがある方もいるはずです。身近で毎日使うものですが、なかなか商品選びが難しいアイテムです。
そこで今回は、機能性や素材、商品の選び方のポイントなどバスマットを手に入れたい人に知っておいてほしいポイントを整理し、今人気のおすすめの商品をご紹介します。商品選びの参考にしてください。
目次
バスマットは、どんなことに注意して選べばいい?
こでは、バスマットの選び方の注意点についてご説明します。
吸水性・速乾性
風呂上がりの濡れた足で使うバスマットには、高い吸水性と速乾性が求められます。吸水性が低いと、足が乾くまで時間がかかります。また、速乾性が低いと、家族が使った後濡れたままの状態で次の人が使わなければならなくなります。
吸水性と速乾性が気になる方に一番おすすめなのは、珪藻土のバスマットです。珪藻土のバスマットなら、濡れた足を降ろした数秒後には乾きます。かたい珪藻土に抵抗があり布製のバスマットを選びたい方は、化学繊維のバスマットがおすすめです。
肌触り
肌触りの好みは人それぞれです。ふんわり柔らかい感触が好きな方もいれば、さらりとした肌触りが好きな方もいます。自分好みの肌触りの商品を選びたいなら、店頭で触ってみるのが一番です。
オンラインで購入する方は、商品説明や毛足の長さを参考にして商品選びをするとよいでしょう。ふんわり柔らかい感触が好きな方は、毛足が長く厚みがあるバスマットがおすすめです。
天然繊維の綿や麻は吸水性や速乾性よりも、肌触りを重視する方に向いています。ふんわりした肌触りが好きな方には綿を、さらりとした肌触りが好きな方には麻をおすすめします。
防カビ性・防菌性
バスマットは水回りで使う生活用品です。清潔に使うためには、毎日のお洗濯は欠かせませんね。お洗濯しやすいバスマットを選ぶと、毎日のお手入れの負担が軽減しますよ。他にも、カビや菌が発生しにくい商品を選んでおくと、万が一お洗濯ができない日があっても安心です。
お手入れに自信がない方には、珪藻土のバスマットがおすすめです。珪藻土のバスマットは、洗わなくてもカビ・ダニ・ニオイの心配がありません。
クッション性や厚み
冬は冷たさを避けるために、温かみを感じる素材である綿製のバスマットがおすすめです。厚いほどクッション性がアップします。特に毛足が長いバスマットなら、空気を含むのでよりあたたかいですよ。
バスマットの厚みは、踏み心地に影響します。厚手のものが好きな方も入れば、薄手のものが好きな方もいると思います。
踏み心地のふかふか感がお好きな方は厚い綿や化学繊維のバスマットが良いでしょう。さらっとすっきりした踏み心地が好みなら、麻製のバスマットがおすすめです。
バスマットの厚みは、好みで選ぶのが一番です。いろんな商品に触れ、好みの厚さの商品を選んでくださいね。
バスマットの素材は4種類、肌触りなどで選んで好みの素材を!
ここでは、バスマット素材をご説明します。
肌に優しい綿(コットン)
綿(コットン)といえば、日本人に昔からなじみが深い吸水性と通気性に優れた天然繊維です。衣類にも良く使われる素材ですが、タオルやバスマットなど水分を吸収させる布製品にもよく使われています。
綿の良さは、吸水性と通気性だけではありません。柔らかな肌触りと滑らかな風合い。染色しやすく、いろんなデザインが作りやすいという良さもあります。
デメリットは、化学繊維に比べるとどうしても乾きにくいということ。水分を吸収する力が強いですが、速乾性はありません。黄ばみが出やすいためお手入れに少し手間がかかることもデメリットでしょう。
いつでもサラサラ、乾きやすい珪藻土
最近じわじわっと人気が出てきたのが、珪藻土のバスマットです。珪藻土とは、植物性プランクトンの一種である珪藻の殻が、化石になり積み重なってかたくなった土のことです。「ケイソウ」と書いた方がわかりやすいかもしれませんね。中学校で習ったことを覚えている人もいるでしょう。
珪藻土の魅力は、吸水性・脱臭性です。珪藻土のバスアットは、水分を吸収し、部屋の湿度状況に応じて湿気を放出してくれます。
珪藻土は化石土なので、繊維製品と異なりダニやカビが発生・生息する場所がありません。抗菌防ダニを期待する人におすすめです。
さらっと涼感がある麻(リネン)
麻も天然繊維です。ナチュラルでおしゃれな素材として人気のリネンは、亜麻からとれた麻の一種です。麻は涼感があり、夏向きの素材であると思っている人も多いと思います。
麻の特徴として、やわらかくさらっとした肌触り、吸湿性が高さ、丈夫で長持ちといったことがあげられます。汚れ落ちしやすいという魅力もあります。
麻製のバスマットはあまり見かけませんが、麻は吸水性が優れ乾燥も早く、薄さが気にならなければバスマットには向いている素材です。洗濯にも強く、汚れも落ちやすいです。ただし、しわになりやすく縮む可能性があるので、お洗濯には注意が必要です。
綿と比べると、厚みがないことが気になる人が多いと思います。麻を使った商品は、ぺったんこです。フワフワした感触が好きな人には不向きでしょう。かさばらないので、旅行先に持っていきたいという人にはおすすめです。
安価でお手入れしやすい化学繊維
綿や麻などの天然素材から作られた天然繊維に対して、化学繊維とは化学的に合成してできた繊維のことです。主な原料は石油です。ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの種類があります。
化学繊維は、安定した品質で大量生産できるため天然繊維に比べて安く生産できます。安価で入手できるのが魅力で、幅広く利用されています。しわや型崩れの心配が少なく、乾きが早いため洗濯しやすいというメリットもあります。
デメリットとして、帯電性が高く静電気が起きやすいことがあげられます。種類によっては、変色や摩擦に弱いという特徴があります。石油や化学薬品を使用して化学的に加工されているため、肌への負担が天然繊維よりも多いという短所もあります。
化学繊維の製造方法は年々向上しているため、デメリットも徐々に小さくなっていく傾向があります。
脱衣所のスペースに合わせて、バスマットのサイズやデザインを考える
ここでは、バスマットのサイズやデザインについて考慮する点をお話しします。
サイズは使用人数と収納スペースを見て決めよう
バスマットのサイズは、使う人数と収納スペースを見て決めましょう。1~2人なら、コンパクトは幅50cm以下の商品がおすすめです。サイズが小さいのでお手入れも楽です。
布製のバスマットなら、折りたたんでコンパクト収納可能、毎日洗濯すれば置き場所に困ることはないでしょう。毎日洗濯できない方も、折りたたむことでコンパクトに収納できます。
3~4人家族なら、幅70cm以下の普通サイズのバスマットがおすすめです。5人以上の大家族なら、幅70cmより大きい大判サイズが良いでしょう。
珪藻土のバスマットは、洗濯できないので脱衣所に収納することになります。珪藻土のバスマットは、布製品と異なり折りたたむことができません。事前に脱衣所のスペースを見て、十分な収納スペースがあることを確認しておく必要があります。
好みのデザインを選ぼう
バスマットの形状は、一般的に長方形型です。他にも動物型や円形などもあります。脱衣所のインテリアにこだわりたい方は、長方形以外のバスマットを選んでみてもいいかもしれませんね。
柄入りや華やかなデザインよりはシンプルなもののほうが、全体の雰囲気を損ないにくいです。シンプルで無地のバスマットも、質感によっては意外におしゃれに見えることもあります。
脱衣所の雰囲気に合った色のバスマットを選ぶと、統一感が出ます。逆に、脱衣所の床や壁などと異なるはっきりとした色を選べば、アクセントカラーとしてコントラストが出ます。
お手入れのしやすさは?
ここでは、バスマットのお手入れ方法についてお話します。
布製のバスマットは、毎日のお洗濯が基本
布製のバスマットは、お洗濯が主なお手入れ方法です。清潔を保ちたいなら、毎日使用後に洗濯し、天日干ししましょう。
柔軟剤を使うことで、バスマットがふわふわになり快適に使えるだろうと思っている人も多いと思います。でも実は毎日柔軟剤を使い続けていると、柔軟剤が繊維をコーティングし、バスマットの吸水性が損なわれるなることがあります。
柔軟剤は、繊維の表面を滑らかにするためのものです。1週間に1回程度が目安です。柔軟剤の使い過ぎには注意をしましょう。
清潔で肌触りの良い状態をできるだけ長くキープするには、洗濯方法にも注意が必要です。洗濯機に洗濯物を詰めすぎず、ニオイやくすみが気になる場合は酸素系漂白剤を使うとよいでしょう。
珪藻土のバスマットは、洗濯いらずで楽
珪藻土のバスマットは布ではないので洗濯が不要です。毎日のお手入れも必要ありません。お手入れしやすさで選ぶなら、布製のバスマットよりも、珪藻土のバスマットが良いでしょう。
珪藻土のバスマットを長持ちさせるためには、定期的に布製のバスマットとは異なるお手入れが必要です。珪藻土のバスマットの吸水性の高さの秘密は、無数にあいている微細な穴にあります。この穴が詰まってしまうと、吸水性が下がってしまいます。
快適に毎日使い続けるためには、1週間に1~2回の陰干しするのが良いでしょう。私の自宅では、毎晩使用後に脱衣所に立てかけて置いてあります。これでも陰干しのような効果があるようで、今まで吸水性の低さを感じたことはありません。
もし吸水性の悪さを頻繁に感じるようになったら、サンドペーパーで表面を薄く削ってみてください。吸水性が復活するはずですよ。
珪藻土のバスマットにカビやシミができてしまった場合、カビ取り洗剤や漂白剤は使えません。定期的にメンテナンスして、カビやシミができないようにきれいな状態を保ってくださいね。
バスマットおすすめランキングTOP8
ここでは、バスマットのおすすめ商品をご紹介します。
第8位 フォグリネンワーク 麻 リネン マット
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 45cm✕65cm |
素材 | 麻 |
吸水性・速乾性 | ◯ |
肌触り | 柔らかい |
防カビ性・防菌性 | ◯ |
クッション性・厚み | △ |
お手入れのしやすさ | ◯ |
涼やかな麻製のバスマット
吸水性が高く乾きも早い麻製のマットです。麻ならではの、独特の風合いを楽しみたいですね。麻は吸水性に優れすぐに乾くため、ニオイが気になる方におすすめです。
バスマットに使われている麻は、薄くてもしっかりとした吸水力があります。薄いので、持ち運びも洗濯も楽です。麻は汚れが入り込みにくいので、汚れても洗えば簡単に汚れが落ちます。乾きも早いので、特に洗濯物が乾きにくい季節や、湿度の高い季節にその良さを実感しやすいと思います。
第7位 アイリスプラザ 木目調 足ふきマット BMD-6039U
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 60cm✕39cm |
素材 | 珪藻土 |
吸水性・速乾性 | ◎ |
肌触り | 固い |
防カビ性・防菌性 | ◎ |
クッション性・厚み | △ |
お手入れのしやすさ | ◎ |
木目調の珪藻土マット
インテリアにこだわっている人におすすめの木目調のバスマットです。インテリア性の高いバスマットで、珪藻土マットとしては珍しいデザインがこちらのバスマットの魅力です。木目調以外に、大理石風、モロッカン柄、レンガ柄などもあります。
珪藻土なので、吸水性に優れています。ひと踏みするだけで、水分をしっかり吸収し足がサラサラです。マットも足を退けるとすぐにカラッと乾きます。
第6位 Ashmore バスマット メモリーフォーム
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 50cm✕80cm |
素材 | 化学繊維(ポリエステル) |
吸水性・速乾性 | ◎ |
肌触り | 柔らかい |
防カビ性・防菌性 | △ |
クッション性・厚み | ◯ |
お手入れのしやすさ | ◯ |
三層構造の低反発バスマット
表面がコアテックスマイクロファイバー、中材がメモリーフォーム、裏面がPVCの3層構造のバスマットです。コアテックスマイクロファイバーは超吸収性のある素材で、足についた水分をしっかり吸収してくれます。
中剤として使われているメモリーフォームは、厚さが約1.6cmもある低反発素材です。弾力があり、もちっとした独特の踏み心地がします。何度も使用しているうちにつぶれて薄くなってしまうことが気になる人に、おすすめのバスマットです。
第5位 KMJ バスマット
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 40cm✕60cm |
素材 | 化学繊維 |
吸水性・速乾性 | ◎ |
肌触り | 柔らかい |
防カビ性・防菌性 | ◎ |
クッション性・厚み | ◯ |
お手入れのしやすさ | ◯ |
銀イオンを練りこんだマイクロファイバー
銀イオンを繊維に練りこんで作られた、マイクロファイバーのバスマットです。銀イオンの作用で、菌の増殖を抑えニオイを抑制する抗菌防臭を期待できます。
密度が高く、毛がぎゅっと詰まったバスマットです。毛足は3cmで、適度な柔らかさがあります。高級感があります。
毛羽落ちや糸ほつれなどが少なく、ドラム式洗濯機でも洗えます。もちろん丸洗い可能で、脱水も問題ありません。
第4位 山崎産業 バスマット SUSU
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 50cm✕80cm |
素材 | 化学繊維(ポリエステル) |
吸水性・速乾性 | ◎ |
肌触り | 柔らかい |
防カビ性・防菌性 | ◎ |
クッション性・厚み | ◯ |
お手入れのしやすさ | △ |
超給水マイクロファイバーで、サラサラ快適
高吸水シリーズ「SUSU」のバスマットです。超極細のマイクロファイバーが、ぐんぐん水を吸い込みます。速乾性も高く、べたつき感がなくさらっとした拭き心地が魅力です。
太いモールと細いモールが組み合わされたダブルモールで、踏み心地が抜群にいいです。太いモールで足全体の水分をしっかり吸水し、細いモールは足指の間など細かな部分に入り込み、吸水してくれます。
売れ筋商品で、商品バリエーションが豊富です。サイズは、S・M・Lの3種類。カラーも、ピンク・ブルー・グリーン・イエロー・ベージュ・バイオレットといった通常カラー以外に、ターコイズブルー・トロピカルグリーン・アイスグリーン・トロピカルピンクなど、他にはない色もあります。
第3位 ASHMORE バスマット
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 51cm✕81cm |
素材 | 化学繊維(ポリエステル) |
吸水性・速乾性 | ◎ |
肌触り | 柔らかい |
防カビ性・防菌性 | ◯ |
クッション性・厚み | ◎ |
お手入れのしやすさ | ◯ |
浴室だけでなくインテリアのアクセントにも
もこもこ素材で水分をたっぷり吸収してくれる、バスマットです。毛足は約4cmです。バスマットとしてだけでなく、リビングや玄関などのマットに使うのもおすすめです。ペット用のマットとして使っている人も多いようです。
高品質ポリエステル100%使用の超極細繊維です。強力な吸水力があり、素早く水分を吸収しお風呂上がりの足がさらっとします。乾きも早く、大家族向けのバスマットです。
洗濯機で、丸洗い可能です。裏面はノンスリップ加工が施されており、滑り止め効果を期待している方におすすめです。
第2位 オカ 乾度良好 Dナチュレ バスマット
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 45cm✕65cm |
素材 | 化学繊維(アクリル100% ) |
吸水性・速乾性 | ◎ |
肌触り | 柔らかい |
防カビ性・防菌性 | ◎ |
クッション性・厚み | ◎ |
お手入れのしやすさ | ◯ |
発売25年。「乾度良好」バスマット
最長で毛足が24mmもある、ふかふかで厚みのあるバスマットです。足先が隠れるほどの贅沢な毛足で、踏み心地が良く足の指の間まで水分をぎゅっと吸収してくれます。厚みがある商品ですが、アクリル素材なのでシャリッとした踏み心地。乾きも早いです。
オカ株式会社の特殊構造繊維「乾度良好」の商品です。乾度良好は、コットンの約3分の1の時間で乾く特殊な繊維です。このほか、特殊吸水加工・抗菌防臭加工が施されています。
サイズや色のバリエーションとして豊富です。色も大きさも7種類あり、全49種類より自分好みの一枚を見つけることができます。
第1位 KMJ 珪藻土 バスマット
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 40cm✕30cm |
素材 | 珪藻土 |
吸水性・速乾性 | ◎ |
肌触り | 固い |
防カビ性・防菌性 | ◎ |
クッション性・厚み | △ |
お手入れのしやすさ | ◎ |
洗濯不要。消臭抗菌の珪藻土マット
70%以上の珪藻土含有量をほこる珪藻土マットです。吸水力の高さが魅力です。吸水力は特に優れており、最短わずか約10秒で乾きます。濡れたままバスマットに乗ると、ぐんぐん水分を吸収します。バスマットから降りると、濡れてできた足形が見る見るうちに乾いていく様子を見て取ることができます。
洗濯不要です。安全性にもこだわった商品で、滑り止め加工されているだけでなく、滑り止めシートが付属品として同梱されています。
バスマットの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、バスマットの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
たまにはじっくり選んでみよう!
肌に直接触れるバスマット、本当に気持ち良い商品を選びたいですよね。毎日使うものですが、店頭で並んでいる商品を、あまり考えずに選んでいませんか。
毎日のお風呂上りをもっと気持ちよく快適に過ごすために、たまにはじっくり商品を選んでみませんか。こだわって商品を選んでみると、想像以上に快適な商品もあってびっくりするかもしれませんよ。
綿のバスマットしか使ったことが無い方には、麻や珪藻土など使ったことがない素材のバスマットを使ってみると新たな発見があるかもしれませんよ。
今回の記事を参考にして、あなたにピッタリのバスマットを見つけて下さいね。