子どもの頃から最も身近な乗り物といえば、自転車です。
通学や通勤用として愛用している人はもちろん、スポーツとして本格的なロードバイクやマウンテンバイクを愛用している人も多いのではないでしょうか。
自動車と違って燃料の掛からない自転車はエコで健康的な乗り物ですが、安全に乗るためにはメンテナンスが欠かせません。
そして、自転車のメンテナンスに欠かせない道具のひとつが空気入れです。そこで今回は、一家に一台準備しておきたい空気入れの選び方と、人気の商品をご紹介します。
用途別のおすすめ空気入れ箱
#英式バルブ（一般的な自転車用）
ママチャリと呼ばれるシティサイクルに、一般的な自転車に多いのが英式バルブ（ウッズバルブ・ダンロップバルブ）です。
英式バルブはシンプルな構造のため壊れにくく、コストも低いため多くの自転車に採用されています。家にある自転車がシティサイクルのみという場合は、英式バルブに対応した空気入れを購入すれば間違いありません。
英式バルブは、アダプターがクリップのように挟み込む形になっています。需要が高いため価格も安く、多くのメーカーから様々な種類の商品が出ています。
#仏式バルブ（ロードバイクやクロスバイク用）
ロードバイクやクロスバイクなど、舗装した道路を走り、スピードを競うスポーツ用の自転車のタイヤに使われているのが仏式バルブです。
フレンチバルブやプレスタバルブともいわれており、バルブの先端を緩めたあと押すと空気が抜けるのが特徴です。空気をたくさん入れるとタイヤが細くなり、地面から受ける抵抗が軽減するためスピードが速くなります。
そのため、スピードに重点を置くロードバイクやクロスバイクで使うフレンチバルブはほかのバルブに比べて高圧な充填が可能となっています。ただし、その分空気が抜けやすいというデメリットがあるため、使用前に必ず空気圧をチェックし、空気を入れる必要があります。
ロードバイクやクロスバイク用には、必ずエアゲージがついている仏式バルブ対応の空気入れを購入するようにしましょう。
#米式バルブ（マウンテンバイク用）
山道などの道なき道を走るマウンテンバイクやBMXに使われているのが、頑丈で空気の漏れにくい米式バルブ（シュレーダーバルブ）です。
構造が単純なので壊れにくく、やや重いのが特徴です。車やバイクのタイヤも米式バルブを採用しています。ほとんどの空気入れがアダプターで英式バルブと米式バルブの両方に対応可能となっています。
空気入れを選ぶときのポイント
#バルブの形式を選ぶ
自転車のバルブは英式バルブ、仏式バルブ、米式バルブの3種類です。
バルブの形状によって使用するアダプターが違ってくるので、まずは持っている自転車がどのバルブかをチェックしてみましょう。
一般的な自転車は英式バルブ、クロスバイクやロードバイクは仏式バルブ、マウンテンバイクは米式バルブと覚えておきましょう。
複数の自転車を持っている場合は、アダプターが複数付属しているものを選ぶと無駄がありません。
#エアゲージの有無をチェックする
ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなどのスポーツ用の自転車は、空気圧の調整に必要なエアゲージが欠かせません。
空気がしっかり入っていない状態で走るとパンクする可能性が高くなるので、安全のためにも必ずエアゲージがついているものを選ぶようにしましょう。
シティサイクルしかもっていない場合は、手で触って空気が入っているかどうか確認できるため、無いものでも大丈夫です。
#自転車以外にも使えるか
空気入れは自転車だけでなく、浮き輪やボールなどのレジャーシーンやスポーツシーンでも活躍します。
浮き輪用アダプターとボール用アダプターが付属した空気入れを選ぶと、使用の幅が広がります。
空気入れのおすすめ10選
ブリヂストン スマートポンプ PM-501 SG規格 英式トンボロ
出典: Amazon.co.jp
タイヤ径の小さな自転車にも使用できる、オリジナルの英式専用トンボロです。
ボール用ノズルと浮き輪用ノズルの2タイプのノズルが付属しており、小さな子どものいる家庭に便利なタイプです。
本体は軽量のプラスチック製で子どもにも扱いやすく、持ち運びが楽な大きさです。
5気圧まで充填可能で、スムーズに空気を入れることができます。
Panaracer パナレーサー アルミ製フロアポンプ エアゲージ装備 米式 仏式バルブ対応 英式クリップ付属 BFP-04AGA
出典: Amazon.co.jp
丈夫なアルミ製ボディの空気入れです。
米式・仏式バルブ対応のオートヘッドを採用しており、自転車の種類によってヘッドをいちいち付け替える手間がありません。
ゲージで空気圧をモニターしながら最適な空気圧まで注入することができます。小型で場所を取らず、楽に空気を入れられます。
タイヤレバー（別売り）のポケットと小物入れを内蔵しており、自転車から取り外した小さな部品の一時置きに役立ちます。
パナレーサー ミニフロアポンプ 米式 英式 仏式バルブ対応 フットステップ装備 BFP-AMAS1
出典: Amazon.co.jp
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暮らしの中の様々なニーズに対応するために開発された、軽量でコンパクトな空気入れです。
ロードバイクやマウンテンバイク、スポーツ車いすといったスポーツシーンはもちろん、通勤・通学用の自転車など日常的に使用頻度の高い自転車の空気入れとしても便利に使用できます。
ボールや浮き輪用のアタッチメントも付属しているので、種類の違う空気入れを何個もそろえる必要がありません。
SERFAS サーファス エアフロアポンプ 仏式 米式 英式 ボール ボートバルブアダプター エアゲージ ロードバイク FP-200
出典: Amazon.co.jp
摩擦抵抗を極限まで低減し、驚くほど軽いポンピングを実現した高圧空気入れです。
11気圧/160psiまで対応できます。ホースの長さがたっぷりと90cmあるので、タイヤごとにポンプを移動することなく空気入れができます。
英式、米式、仏式すべてのバルブに対応しており、米式と仏式は自動で切り替え可能です。高性能の大型メーター装置付き。
空気入れ NEW楽々ポンプ 米式 英式 仏式バルブ対応
出典: Amazon.co.jp
プラスチック製で非常に軽くて扱いやすい空気入れです。空気を入れるだけのシンプルな機能なので故障が少なく、長く快適に使えます。軽い力でスイスイと空気が入るので女性でも扱いやすく、子供用自転車や通勤・通学用など街乗りの自転車用におすすめです。ボール用、浮き輪用のアタッチメントが本体下部に収納されており、レジャーシーンでも活躍します。
molten モルテン ハンドポンプ 空気入れ ペンタゴン 青 HPGB
出典: Amazon.co.jp
部活やクラブで大活躍する、ハンディータイプの空気入れです。
軽くて持ち運びが楽なので、スポーツバックなどに入れてボールと一緒に持ち歩くことができます。ホースと針が本体に収納できるので収納時もかさばらず、安全性が高いのも特徴です。
空気を入れるだけでなく抜くことも可能なので浮き輪やビーチボール用としてビーチでも活躍します。
ブリヂストン フレームポンプ ゲージ付 ブラック PMSP81.A
出典: Amazon.co.jp
コンパクトで持ち運びに便利な高圧対応の携帯ポンプです。空気圧ゲージがついており、10気圧まで充填可能です。
握りやすいT字型グリップで最後までしっかりと空気を入れることがきます。
作りがしっかりした商品のため携帯用としては多少大きめですが、大きさや重さが気になる場合はマジックテープで自転車に固定することもできます。
BV ビーブイ フロアポンプ ゲージ付き ツインヘッド 米式 仏式 英式バルブ対応 160psi 11bar
出典: Amazon.co.jp
独自のツインヘッドでアダプターなしで英式、仏式、米式3種類のバルブに対応できる空気入れです。
英式はママチャリ、仏式はロードバイク、米式はマウンテンバイクに多い形状なので、1台あればいろいろな自転車に対応でき、家族みんなで使えます。
両足で踏みやすい丈夫な大型フットステップと大型ゲージ付きで安定して空気を入れることができます。
Wheelup 足踏み式 米式仏式バルブ対応 ゲージ付 ボール 浮輪用アタッチメント付属 ミニ型 携帯ポンプ
出典: Amazon.co.jp
丈夫でさびにくいアルミニウム合金ボディの空気入れです。
折り畳みが可能なプラスチック製のハンドルと、耐久性のあるバルブを組み合わせることで丈夫さがアップしています。
重さ0.34kgと非常に軽量で、長距離サイクリングにも便利な商品です。
米式・仏式バルブ対応、浮き輪やボールの空気入れもできるアタッチメント付きで家庭用としても使用できます。
Airace 全5色 自転車空気入れ 携帯ポンプ ミニポンプ コンパクト 仏式 米式 英式バルブ対応
出典: Amazon.co.jp
カラフルなデザインが目を引くポップな携帯型ミニポンプです。
手のひらサイズでコンパクトですが、丈夫なアルミ合金製で耐久性も優れています。
また柔らかい内蔵式ホースは様々な角度に調節でき、狭い場所でもスムーズに空気を入れることができます。
フレームに取り付けても邪魔にならない大きさで、サイクリング用に常備しておきたい商品です。
まとめ
自転車のバルブは大きく分けて3つの形状があるため、空気入れを購入するときは自分の持っている自転車がどのバルブ形状なのかを確認してから選ぶことが大切です。
それぞれの使用用途で複数の自転車を所有している場合は、複数のアダプターが付属しているものを選ぶようにすると、1台でシェアできます。
自転車の空気入れとしてだけでなく、ボールや浮き輪などに空気を入れるアタッチメントがついているものも、家庭用空気入れとしてポイントの高い商品です。
空気入れは安価で使いやすいものも多数出ていますが、ロードバイクやマウンテンバイクを複数台所有している人は、空気入れを使う使用頻度も高いため、最初から精度が高く耐久性のある空気入れを使うほうが安心です。