街中でかっこいい自転車を見かけることが多くなったと思いませんか?いわゆるママチャリではなく、スマートに乗りこなせる大人の自転車を、スポーツバイクと呼びます。スポーツバイクには、クロスバイクとロードバイクがあり、それぞれ目的が違ってきます。
今回は、主にクロスバイクとはどんなものか、街乗りから通勤・通学にまで便利に使えて、休日はツーリングにも挑戦できるという、クロスバイクの魅力や種類を徹底解説。初心者でも大丈夫な、クロスバイクのおすすめランキングも紹介します。
目次
クロスバイクとロードバイクの違いは何?
クロスバイクとは、そもそもどのようなものなのでしょうか。
スポーツバイクの種類
スポーツバイクと呼ばれる自転車には、クロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイクなどがあります。マウンテンバイクは、舗装されていない、いわゆるオフロードを走行するのに適している自転車。
一方、クロスバイクとロードバイクは、舗装路用の自転車で、タイヤやフレームが華奢で、車体が軽く、通勤・通学や街乗りに適しているスポーツバイク(自転車)です。
クロスバイクとロードバイクの違いは?
では、クロスバイクとロードバイクの違いはというと、はっきりとした見た目の違いがあります。それは、ハンドルの形状。
ロードバイクは、ラウンド形状といって羊の角のような湾曲したドロップハンドルを使用しているために、かなり前傾姿勢で乗ることになります。かたやクロスバイクはというと、ハンドルが一直線で握りやすく、極端な前傾姿勢ではないので、初心者にも乗りやすいという特徴があります。
またタイヤの幅が、ロードバイクよりクロスバイクの方が広く、タイヤが太いことで安定感があり乗り心地がよいので、街乗りにも適しています。
初心者必見!クロスバイクの基礎知識
ここではクロスバイクを始めるにあたって、必要な道具や基礎知識についてご紹介していきます。
タイヤサイズは?
クロスバイクのタイヤサイズは、30mm前後が一般的となります。「c」という単位であらわされ、30mmなら「30c」と表記されます。ロードバイクのタイヤは、23mm~28mmですから、ロードバイクよりタイヤの幅を広くすることで、クッション性や安定感が増し、乗り心地を向上させてくれます。
スピード重視なら、タイヤの幅が狭い(細い)タイヤを、衝撃を軽減させたいなら、少し広め(太め)のタイヤをと、用途や好みで選んでも良いでしょう。
フレームの材質とサイズは?
フレームの材質は、アルミ、スチールなどがあります。それぞれ重さが違うので、比較して選ぶと良いでしょう。アルミは軽量、スチールは重さはありますが、頑丈という特徴があります。
さらに、フレームにはサイズがあり、身長や手足の長さなど乗る人の身体に合ったものを選ぶことができます。
空気入れ
クロスバイクの空気入れには、3つのタイプがあります。そのタイプとは、バルブに合わせて、米式ポンプ、英式ポンプ、仏式ポンプの3つ。いわゆるママチャリ(シティサイクル)は、英式バルブが使用されています。
空気入れは、タイプごとに専用のものがありますが、アダプターを使用したり、どのタイプにも対応するポンプもあるのでチェックしておきましょう。携帯用のポンプは、持ち運びの利便性が高く、クロスバイクへの取り付けも簡単なので、利用しても良いでしょう。
クロスバイクの空気圧をまめにチェックすることで、タイヤを長持ちさせることが出来ます。
必要な装備は?
クロスバイクには、シティバイクのように、ライト、ベル、籠などの装備が標準で付いているわけではありません。中には標準装備されているものもありますが、安全走行のために、ライトとベル、そしてスタンドは装備しておきましょう。
また、荷物を運ぶにはバックパックが便利。防水性の高いバックパックを利用して荷物を運ぶと、多少の雨の時にも安心です。
用途別!クロスバイクの選び方のポイント
ここでは、クロスバイク選びのポイントについて説明していきましょう。
気軽にポタリング・街乗りしたい人
最近人気を集めている「ポタリング」は、自転車を使って「気ままにお散歩」するように過ごすこと。クロスバイクで、お買い物やカフェに立ち寄るなど、都心や近郊をのんびり散策することをいいます。
ポタリングや街乗りに適しているクロスバイクは、呼吸が乱れずそれほど汗をかかずにスマートに乗れるように、ある程度のギア変速が必要です。また、キックスタンドが装備されていることで、気軽にお店に立ち寄ることが出来ます。
通勤・通学で乗りたい人
通勤・通学にクロスバイクを使いたい人には、籠や泥除けが付いたクロスバイクがおすすめ。泥除けは後付け出来ますが、籠の後付けも出来るものかどうかをチェックしておくと良いでしょう。雨の日用に、レインウエアも準備しておくことも必要です。
本格的にツーリングしたい人
クロスバイクは、中長距離のツーリングに出かけることも可能です。ツーリングには、タイヤサイズが細くスピード感のあるもの、ギア変速の多いものが便利です。はじめはムリせずに近い距離から。慣れてきたら距離を伸ばすようにしてみましょう。
本格的に、サイクルジャージを着用して、爽快に走ることもおすすめです。
クロスバイク有名メーカーの特徴をご紹介!
ここでは、クロスバイクのおすすめのブランドについてご紹介していきます。
GIANT(ジャイアント)
台湾に本拠地を持つ、世界最大のワールドブランド「GIANT」。クロスバイクブームの立役者として、世界一の自転車生産台数を誇り、日本の街中でもよく見かけるクロスバイクメーカーです。
高品質で価格はリーズナブルという、コストパフォーマンスの高さに定評のあるブランド。初心者から上級者まで、街乗りから本格ツーリングに適したものまで、多様な製品を備えています。
TREK(トレック)
トレック(TREK)は、アメリカの総合自転車メーカー。 “BEST IN CLASS”(同じ価格帯の製品の中で最高のものを提供する)とのコンセプトのもとに生産され、トレック(TREK)のスポーツバイクはほとんどがプロショップで販売されています。
プロショップの店頭では、プロからのアドバイスを受けられる他、組み上げやフィッティングなどのさまざまなサービスが受けられます。
電動アシスト付きスポーツバイクのe-bikeも、通勤距離や体力に合わせて選択肢の一つに加えられるメーカーです。
BIANCHI(ビアンキ)
ビアンキ(Bianchi)は、創業130年を超える、イタリアの名門自転車メーカーです。
ビアンキの伝統的カラーである「チェレステ」と呼ばれる緑色に近い青色のブランドカラーが印象的なクロスバイクは、初心者から上級者まで世界中の幅広いユーザーに人気です。ツール・ド・フランスをはじめとした、世界のトッププロのレースで活躍しています。
クロスバイクは、グレード別にラインナップが充実しており、用途や予算に合わせて選ぶことが出来ます。
クロスバイクのおすすめランキングTOP8
2020年度の最新版、クロスバイクのおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
第8位 GIANT ESCAPE R3
フレームの素材 | アルミ |
---|---|
タイヤ | 700×28C |
おすすめ用途 | 通勤・通学、ツーリング |
クロスバイクブームの立役者であるGIANT ESCAPE
高品質でありながら価格がリーズナブルなスポーツタイプの自転車を数多く揃えるGIANT(ジャイアント)製のクロスバイクの定番といえば、「ESCAPE」シリーズ。
日本のベストセラークロスバイクともいえる製品です。コストパフォーマンスの高いESCAPEシリーズの2020年モデルでは、振動吸収性をさらに高めたフレームが採用され、より乗り心地が向上。
第7位 MERIDA CROSSWAY URBAN
フレームの素材 | アルミ |
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タイヤ | 32c |
おすすめ用途 | ポタリング・街乗り |
スポーティな走行と安定感のバランス
台湾の自転車メーカーであるMERIDA(メリダ)が、スポーツバイクの開発で培ってきた独自のTFS製法によるアルミフレームを採用した、CROSSWAYのベーシックモデル。スポーティな走行と快適性のバランスが良いベーシックなクロスバイクです。
シリーズを通してタイヤは32C、安定感のある乗り心地で、路面の段差も気にならない快適さがあります。4色のカラーリング展開で、好みの色が選択可能。ポタリングに便利なキックスタンドを標準装備。
第6位 BRIDGESTONE TB1
フレームの素材 | アルミ |
---|---|
タイヤ | 27×1-3/8 |
おすすめ用途 | 通勤・通学 |
通勤・通学に便利なクロスバイク
有名タイヤメーカーブリヂストンが、通勤、通学向けのクロスバイクとして最適化した仕様で開発したのが、TB1。クロスバイク本来の走行性にプラスして、パンクしにくいタイヤ、サイドスタンドや泥除け、オートライトを標準装備した、通勤・通学に適したタイプ。
専用の籠を取り付けることで、さらに利便性を向上させることが出来ます。毎日乗ることを想定した、耐久性の高いクロスバイクです。
第5位 Mypallas M-605
フレームの素材 | スチール |
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タイヤ | ー |
おすすめ用途 | 街乗り、通勤・通学 |
コスパ抜群のクロスバイク
日本の技術を駆使し、海外工場で製造されるマイパラス(Mypallas)の、クロスバイクM-605。デザイン性の高いスタイリッシュな3色(ホワイト、マットブラック、カーキ)のカラー展開。
シンプルフレーム+エアロリムの爽快クロスバイク。シマノ製6段ギア、グリップシフトで快適走行。前輪は便利なクイックレリーズ仕様。リーズナブルでコストパフォーマンスの高いクロスバイクです。
第4位 TREK FX 1 Disc
フレームの素材 | アルミ |
---|---|
タイヤ | ー |
おすすめ用途 | 通勤・通学、街乗り、ツーリング |
プロのアドバイスで安心選択
アメリカの総合自転車メーカー、トレック(TREK)のクロスバイク、FX 1 Disc。FXシリーズは、トレックの代表的なクロスバイクであり、定番モデル。フレームは、軽量のアルミ製のクロスバイクです。フレームのサイズ展開は、S~2XLまでの5サイズ。プロショップで、プロからのアドバイスで最適なクロスバイクを選ぶことが出来るのがポイント。
通勤・通学、街乗り、ツーリングなど、オールマイティに乗ることが出来ることから、スポーツバイクを始めたいという方におすすめです。
第3位 シボレー CORVETTE AL-CRB7006
出典: Amazon.co.jp
フレームの素材 | アルミ |
---|---|
タイヤ | 700×28c |
おすすめ用途 | 通勤・通学、ツーリング |
スポーツカーのスピード感を
アメリカのスポーツカーで有名な、シボレー コルベットのクロスバイク。シンプルながら高級感漂う、軽量アルミフレーム。重量11.5kgと軽量であることと、タイヤの幅が28cと狭いので、スピード感のある走行が可能。
CHEVROLETのロゴ付きディープリムがおしゃれ。見た目もスタイリッシュで、スポーティーさが溢れるデザイン。
第2位 Bianchi ROMA 3 DISC
フレームの素材 | アルミ |
---|---|
タイヤ | 700×28c |
おすすめ用途 | ポタリング、通勤・通学、ツーリング |
イタリアの130年の歴史を持つクロスバイク
130年の歴史を持つビアンキ(Bianchi)の、ロードバイク寄りのクロスバイク。タイヤの幅が細く、スピード重視のモデルです。ディスクブレーキを搭載。ビアンキの伝統的カラーである、空の色「チェレステ」をはじめ、6色のカラー展開なので、女性にも人気。
走行性能とデザインの両方を兼ね備えたクロスバイク。ポタリングから通勤・通学、ツーリングまで、幅広く活用できる1台です。
第1位 GIOS MISTRAL
フレームの素材 | アルミ |
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タイヤ | 700×28c |
おすすめ用途 | ポタリング、通勤・通学、ツーリング |
ジオスブルーを乗りこなせ
イタリアのトリノを拠点とする伝統のある自転車ブランドである、GIOS(ジオス)のクロスバイクMISTRAL (ミストラル)。「ジオスブルー」と呼ばれる鮮やかな青色のフレームが有名です。
イタリアでは「ジオスブルー」という色見本があるくらいに、一般に浸透しています。ジオスブルーの他にも、ブラック、グレー、ホワイトとおしゃれな4色展開。
コストパフォーマンスの高い定番のモデルですが、デザイン性も高く乗りやすいと人気となっています。
おすすめクロスバイクの比較表はこちら!
商品画像 |
No.1
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No.2
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No.3
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No.4
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No.5
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No.6
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No.7
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No.8
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商品名 | GIOS MISTRAL | Bianchi ROMA 3 DISC | シボレー CORVETTE AL-CRB7006 | TREK FX 1 Disc | Mypallas M-605 | BRIDGESTONE TB1 | MERIDA CROSSWAY URBAN | GIANT ESCAPE R3 |
フレームの素材 | アルミ | アルミ | アルミ | アルミ | スチール | アルミ | アルミ | アルミ |
タイヤ | 700×28c | 700×28c | 700×28c | ー | ー | 27×1-3/8 | 32c | 700×28C |
おすすめ用途 | ポタリング、通勤・通学、ツーリング | ポタリング、通勤・通学、ツーリング | 通勤・通学、ツーリング | 通勤・通学、街乗り、ツーリング | 街乗り、通勤・通学 | 通勤・通学 | ポタリング・街乗り | 通勤・通学、ツーリング |
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なおご参考までに、クロスバイクの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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自分に合ったクロスバイクを選ぼう!
風を切って走るクロスバイクに乗って、季節を感じるのは気持ちの良いものです。クロスバイクに乗って、颯爽とお出かけしませんか?どんな使い方をするのか、どこに行きたいのかを考えて、自分に合ったクロスバイクを選んでくださいね。クロスバイクは、ママチャリと違って走行性が高いので、スピードの出し過ぎには注意です。
ネットで注文する際は、自力で組み立てるのが基本。組み立ては、説明書を見ながらそれほど難しくない作業ですが、組み立てに自信のない方は店頭購入がおすすめです。
自分の足で漕ぐ自転車はエコでもあり、続けることでダイエットに繋がります。クロスバイクを日常に取り入れて、自分の足で快適に移動してみてくださいね。