この記事では、バーボンについて紹介します。バーボンといっても「見た目は子供、頭脳は大人」でおなじみの名探偵コナンに登場する、黒の組織のコードネームではありません。ウイスキーです!
ウイスキー、特にバーボンというと、大人の男性が飲むお酒というイメージはありませんか?私も、高級なホテルのバーカウンターで、ロックのバーボンを飲む紳士の姿が頭に浮かびました。
ただ、ここ数年のハイボール人気のおかげで、若い世代にもバーボンが広がりました。独特の甘い香りが好きという女性ファンも多いです。
そこで今回は、バーボンの基礎知識や美味しい飲み方、おすすめの商品などを紹介したいと思います。バーボンは身近なお酒ということが伝わると嬉しいです!
バーボンって?
バーボンという名前は聞いたことがあっても、どのようなジャンルのお酒になるのか分からないという方は多いと思います。私もそうでした。そこで、ここではバーボンについて、少し詳しく説明したいと思います。
バーボンはウイスキーの1種
ウイスキーには5大生産地があり、それぞれスコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、ジャパニーズウイスキーと呼ばれています。
バーボンは、その中のアメリカンウイスキーに分類されます。主原料も決まっていて、トウモロコシを51パーセント以上、80パーセント未満使ったものが、バーボンと名乗ることができます。
スコッチとの違い
バーボンとよく比べられるスコッチですが、主原料や熟成期間には違いがあります。スコッチの主原料は大麦で、熟成期間は3年以上。一般的には、10年以上熟成させたものが多く流通しています。
また、スコッチは古い樽で熟成をするのですが、バーボンは新しい樽を使います。そのため、短い期間で熟成が進みます。なお、2年以上の熟成したものは、ストレートバーボンと呼ばれています。
日本酒や焼酎との違い
バーボンの主原料はトウモロコシなのに対して、日本酒の主原料はお米、焼酎はサツマイモや麦など様々です。また、バーボンと焼酎は蒸留酒、日本酒は醸造酒です。主原料や製造方法の違いにより、それぞれ独特な味や香りが楽しめます。
1番の違いは、アルコール度数です。日本酒は15パーセント前後のものが多く、私もそのまま飲んでいます。ただ、バーボンは、アルコール度数が40パーセントくらいのものが多いです。そのため、あまりお酒に強くない方は、ハイボールや水割りなどにして飲む方がよいでしょう。
次に、焼酎とは製造方法が同じですが、見た目の色が全く違います。これは、熟成方法が異なるからです。焼酎はタンクが主流なのですが、バーボンは樽を使います。内側を焦がすことによって、樽の風味や色が伝わり、バーボンの琥珀色になるのです。
味については好みもありますが、私の場合は、和食のときは日本酒や焼酎、洋食のときや食前・食後にまったりと飲みたいときはバーボンを選ぶことが多いです。
バーボンのおすすめの飲み方
ここでは、バーボンのおすすめの飲み方について紹介したいと思います。
ストレート
ストレートはそのままの通り、グラスに氷も入れずにアルコールを入れだけです。
これは基本的なシンプルな飲み方です。バーボン本来の香りや味わいを楽しむ方向けです。上級者の楽しみ方なので初心者にはアルコールが強くて厳しいかも知れません。
また、ストレートの場合はチェイサー(お水)を一緒に添えてもらうので、ストレートを飲みながらチェイサーを一緒に飲むのがバーボンを楽しむというひとつのスタイルです。
ロック
氷を入れたグラスにウイスキーを入れて、ストレートで飲むのがロックです。この飲み方だと、バーボン本来の味や香りを楽しむことができます。
また、氷は少しずつ溶けていくので、時間によって味わいも変わっていきます。最初はバーボンが濃くて強いと感じますが、だんだんまろやかになります。そのため、食前や食後にゆっくりと飲みたいというときに、おすすめです。
ロックの中にも、オン・ザ・ロックやミストなどの種類があります。グラスに大きめの氷を入れて飲むのがオン・ザ・ロックで、クラッシュアイスを使うのがミストです。
細かい氷はより溶けやすいので、ミストだと最後は水割りのような味を楽しめます。バーボンにあまり慣れていない方は、飲みやすいミストスタイルの方がよいでしょう。
ハイボール
バーボンを炭酸水で割って作るハイボールは、今では居酒屋さんの定番メニューになりました。これなら、アルコール度数が高いので、そのままでは心配という方でも大丈夫です。反対に、口当たりが軽いので、飲み過ぎに注意しなくてはいけないかも!?
私がよく行くお店は、炭酸水だけではなく、ジンジャーエールやコーラで割ったハイボールがあります。バーボンの独特の香りがちょっと気になるという方は、ジンジャーエールで作るハイボールがおすすめです。自然な甘みが加わるので、飲みやすくなりますよ。
オレンジジュース
バーボンをオレンジジュースで割ると、口当たりが爽やかになります。バーボンのクセをあまり感じないので、カクテルのように飲みたいという方におすすめです。
また、バーボンとオレンジジュースの入ったグラスに炭酸水を注げば、今度はオレンジハイボールになります。バーボンの甘みと柑橘系の苦みがよく合うので、一度試してみて欲しいです。
ホット
冬の寒い季節におすすめなのが、バーボンをお湯で割ったホットです。グラスから出る蒸気が、より一層甘い香りを引き立てます。
作り方は簡単です。グラスにウイスキーを注ぎ、2倍から3倍のお湯を入れるだけ。ハチミツやジャム、生姜など、好きなものを加えてもOK。私は、小さじ1杯のハチミツを入れて飲むのが好きです。体の芯からぽかぽかと温まりますよ。
バーボンに合うおつまみ
チーズ
チーズは王道!!何にでも合うお酒のお供です!!
バーボンは香りがよく癖になる味わいなので、あえてスモーク効いてるチーズも合わせてもマッチしていいかもしれません!
さらに、チーズの塩分がバーボンの美味しさを引き立ててくれること間違いなしです。
ジャーキー
お酒のおつまみは塩分があるものだとグイグイ飲めてしまいますよね!
ジャーキーや生ハムはバーボンやウイスキーに合うこと間違いないおつまみです。
個人的には、サラミや生ハムとハイボールを飲むのが好きです!ハイボールのスッキリ感と生ハムの塩気がスパイスになって相性抜群です!
チョコレート
お酒とチョコレートを楽しむ方は多いのではないでしょうか?
よく海外などのお土産でアルコール入りのチョコレートとか目にすることがあると思いますが、そんな感じで、バーボンとチョコレートの相性は最高です!
チョコレートを口に入れてからバーボンを飲むことによってバーボンの風味とチョコレートの甘さがまろやかに引き立ちます。チョコレートが苦手な方にもぜひ試して頂きたい食べ方です。
バーボンのおすすめランキングTOP7
7位 キリンビール フォアローゼズ プラチナ
出典: Amazon.co.jp
日本限定発売のバーボン!
長期熟成原酒を使っていて、数量に限りのある日本限定発売のバーボンです。アルコール度数は43パーセント。ナツメグ、シナモンなどのスパイスとバニラの甘い香りが特徴です。
飲み方のおすすめは、ロックです。クセはなく、まろやかな味わいなので、ロックが苦手という方でも飲みやすいと思います。
また、バーボンの中では高級品なので、プレゼントにしても喜ばれます。私は父の日にこの商品を贈ったことがあるのですが、父は「よいことがあった日だけ!」と言って、大切に飲んでいました。
6位 アサヒビール アーリータイムズ イエローラベル
出典: Amazon.co.jp
伝統を守るロングセラーのバーボン!
アーリータイムズは、1960年にバーボンの発祥の地でもあるケンタッキー州に蒸留所ができて、今に至るまで長く愛されてきたバーボンです。アルコール度数は40パーセント。
イエローラベルとブラックラベルの2種類があるのですが、よりクラシックなのがイエローラベルです。口当たりが軽いので、バーボン初心者でも飲みやすいと思います。後味がよいので、ハイボールで飲むのがおすすめです。
価格もお手ごろなので、家飲みの定番として常にストックしておくのもよいですね。
5位 サントリー ジムビーム
出典: Amazon.co.jp
世界で1番売れているバーボン!
ジムビームは、世界での売り上げがナンバー1のバーボンです。タレントのローラさんが出演しているコマーシャルも印象的ですよね。バーボンのイメージを一気に格好良いものにしました。
こちらも、おすすめの飲み方はハイボールです。アルコール度数は40パーセント。バニラやキャラメルの甘い香りがするので、女性でも飲みやすいと思います。
どうしてもバーボン特有の香りが気になるという方は、ジムビームにハチミツを加えたリキュールがあるので、そちらから初めてみてください。
4位 サントリー メーカーズマーク 46
出典: Amazon.co.jp
長く続く余韻を楽しむバーボン!
メーカーズマークは、1959年に誕生した商品です。赤い封蝋が特徴で、一つひとつ手作業で行われるため、同じ形のものは1つもないそうです。
そんなメーカーズマークからは、上位ブランドでもある『46』を紹介します。熟成した樽の中に焦がしたフレンチオークの板を10本入れて、さらに熟成させたバーボンです。一口飲むと、濃厚な香りが鼻に抜けますよ。
ただ、アルコール度数は47パーセントと、少し高めです。そのため、ストレートで飲む場合は、チェイサーを用意してくださいね。
3位 アサヒビール ジャック・ダニエル ブラック
出典: Amazon.co.jp
こだわりのテネシーウイスキー!
アメリカで作られているアメリカンウイスキーを一般的にバーボンというのですが、このジャックダニエルは、バーボンではなく「テネシーウイスキー」と呼ばれています。
これは、生産地がテネシー州であることと、サトウカエデの炭で濾過をするという工程の違いからだそうです。
アルコール度数は40パーセントです。ストレート、ロック、ハイボールなど、どのような飲み方にも合います。ちなみに、テネシー州での定番の飲み方は、ロックだそうです。
ジャックダニエルはチョコレートとの相性がよいので、少し高級なチョコレートと一緒に、ちびちびと楽しみたいですね。
2位 キリンビール I.W.ハーパー ゴールドメダル
出典: Amazon.co.jp
洗練された味わいのバーボン!
I.W.ハーパーは1977年に誕生した商品で、アルコール度数は40パーセント。バーボンの中では香りがあまり際立たないので、あの甘い感じが苦手という方でも飲みやすいと思います。
ハイボールがおすすめで、割合はバーボン1に対して炭酸水4がベスト。ほのかな香りで、味わいはスッキリとしているので、爽やかなのど越しを楽しめますよ。暑い季節にピッタリです。
1位 サントリー メーカーズマーク
出典: Amazon.co.jp
定番中の定番のバーボン!
バーボンのおすすめランキングの1位として紹介するのは、メーカーズマークです。小栗旬さんのコマーシャルを見て、気になったという方も多いのではないでしょうか?
4位で紹介した「46」と同じですが、こちらの方がより気軽に楽しめます。アルコール度数は45パーセントと、少し高めです。ハイボールにして飲むと、まろやかな味わいをより感じますよ。
メーカーズマークといえば、やっぱり赤い封蝋ですよね。蒸留所に行けば体験できるそうなのですが、それはなかなかハードルが高いかも。
ただ、日本でも、ウイスキーセミナーなどで体験できることがあるそうです。世界で1本の自分だけのバーボンが作れるので、気になる方はチェックしてみてください。
バーボンの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、バーボンの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
バーボンはウイスキー初心者でも飲みやすい
いかがでしたか?
バーボンは、決して大人の男性だけが楽しむものではありません。アルコール独特のツーンとした感覚が少ないので、ウイスキー初心者の方にこそ飲みやすいお酒だと思います。
私はキャラメルのような甘い香りが好きなのですが、気になる方はハイボールにすると軽減されますよ。
飲みなれてくると、グラスにもこだわりたくなってきます。我が家には、主人が見つけたロック用のグラスがあります。手に持つとある程度の重さがあるのに、飲み口は薄いので、バーボンの口当たりがさらによくなります。お気に入りのグラスがあると、家飲みでも満足度が高まるのでおすすめです。
今回紹介したランキングは、比較的お手ごろな価格の商品が多いです。バーボンは特別なものではなく、スーパーなどで気軽に手に入るので、初心者の方もぜひ挑戦してみてください!