パソコンを使って作業する場合、より広いモニターである方が画面自体の表示領域が増えて作業効率が断然増します。
最近主流となってきたベゼルレスモニターを使うと、小さい筐体でありながらも画面サイズを最大限に活かせるので、より小さなスペースで作業効率を上げることができますね。
今回はベゼルレスモニターのおすすめを紹介します。
目次
ベゼルレスモニターを使うメリット
ベゼルレスモニターはディスプレイを囲う筐体部分がスリムな設計となっているので、ディズプレイの表示を最大限に感じることができ、広々としたディズプレイ環境で作業することが可能となります。
また、ベゼルが狭いデザインのディスプレイはスタイリッシュな見た目であるので、デスク周りをスッキリとした環境に整えてくれる効果もあります。
もちろんベゼルレスでない筐体が目立つようなディスプレイでも、性能自体が一緒であれば特にメリットは感じないかもしれませんが、ディスプレイを使う環境をスタイリッシュにシンプルに仕上げたいのであれば、ベゼルレスモニターを使うのが最適かと思います。
ディズプレイを2つ以上並べてマルチモニターで使う人にもおすすめ。カーソルをモニター間で移動させるときに、ベゼルがなければないほど視線の移動がスムーズとなり、連続的にディスプレイを追うことができます。
さらに、ベゼルレスであるので複数のモニターを置いても、限られたデスク上を省スペース化することが可能。
複数のモニターを使って作業するユーザーであればベゼルレスモニターのメリットを最大限に受けられます。
ベゼルレスモニターの選び方
ディスプレイサイズ
ディスプレイモニターのサイズはさまざま。21インチ・24インチ・27インチ・30インチ超えと、ユーザーの用途によってあらゆるサイズが選べるようになっています。
モバイル機器とは異なり、携帯性を考慮する必要がないので、据え置き型のディスプレイとして使うのであれば、サイズは大きければ大きいほど表示領域が広がり作業がしやすくなります。
ただし、ディスプレイを設置するデスクのサイズをよく考慮に入れておかなければなりません。
30インチ超えとなる横幅のあるモニターでは、デスクの幅を限界まで使ってしまう、あるいはデスクをはみ出して占有してしまう可能性もあります。
また、マルチディスプレイで2台並べたいのであれば、2台分の横幅を考慮しなければなりません。
デスク上の限りあるスペースの中で、しっかりとした作業環境を構築できるような最適なディスプレイを選ぶと良いかと思います。
非表示領域に注意
製品としてベゼルレスモニターとしてうたっていても、実際にはディスプレイ周囲にはわずかな非表示領域という部分が設けられています。この非表示領域がどの程度かにより、ディスプレイを視認したときのベゼルレスの体感が変わってきます。
極端な話、ベゼルレスモニターであっても非表示領域が20mmもあれば、あまりベゼルレスとは呼びにくいかもしれません。
製品の仕様で非表示領域の記載があれば、この値がなるべく小さなものを選ぶとよりベゼルレスに近い状態になります。
映像入力対応
ディスプレイに出力したい映像や出力させる時の機器側からの端子形状をよく確認しておきましょう。
デスクトップPCやノートブックPC、ゲーム機器によって映像出力形式はまちまちです。HDMI端子のものもあれば、USB-C端子のものもあります。
これらの端子をディスプレイに接続することにより映像が出力可能となります。
映像を出力する1次側の出力端子の確認に加え、どの程度の端子が必要となるのかというディスプレイ入力側の端子数もチェックしておくと良いでしょう。
複数の機器を接続すれば、使用する場面によってディスプレイ入力を切り替えて使用できるので、1台のディスプレイで複数機器の映像を出力できて便利です。
例えば、PC出力、ゲーム映像出力といったように複数端子差し込んで、使う時に簡単に切り替えできるような機能を搭載したディスプレイもあります。
画質・解像度
ディスプレイ本体の価格は、ディスプレイ自体のサイズそのものと解像度によって大きくことなります。
フルHD画質であれば1,920×1,080、4K画質であれば3,840×2,160、5K画質であれば5,120×2,880というように解像度が上がります。
当然ながら解像度の高いディスプレイはピクセル表示がより細かくなるので、高精細な画面を表示できるようになります。その分、ディスプレイ自体の価格も高くなります。
特に、画像や映像といったマルチメディア利用をするユーザーであれば、より細かくキレイに表示された画質でクリエイティブな編集ができるようになるので、視認性も上がり快適に作業できるでしょう。
ディズプレイは一度購入したらしばらくの間使い続けるツールであると思うので、なるべく表示性能の高い製品を購入しておくと後悔することがないと思います。
筆者おすすめのベゼルレスモニター「LG 27UD88」
ディスプレイ市場では大きなシェアを占めるLG製のディスプレイ。ベゼルレスと呼ぶには少しもの足りない部分もありますが、十分にスマートなデザインを採用しているディスプレイです。
サイズは27インチで、デスク上に設置するとかなりPC作業がしやすくなる広さです。画質は4K(3,840×2,160)で解像度が高く、高画質表示を存分に実感できます。
入力端子も豊富で、HDMI端子×2、DisplayPort×1、USB端子×1、USB-C端子×1を搭載。特に新規格であるUSBのType-C端子を搭載したディスプレイはあまりないので、接続する機器がUSB-C対応であっても安心。映像表示に加えてディスプレイ側からの電力供給により同時に接続機器の充電も行うことができます。
ディスプレイにはブルーライトを軽減してくれる効果もあり、長時間の使用による視覚的な疲労についても考慮されています。
出典: Amazon.co.jp
他にもまだある!おすすめのベゼルレスモニター
ASUS フレームレスモニター 23.8インチ VZ249H
出典: Amazon.co.jp
フルHD画質(1,920×1,080)の解像度を持つASUS製のフレームレスモニター。
最薄部のベゼル幅は5.1mm、薄さ7.1mmとなっていてデスクに置いても場所を取りにくいスリムな設計です。
筐体が狭くなっていることにより、マルチモニターとして並べて使っても、スムーズな連携ができるようになるので作業効率のアップは間違いなし!
入力はHDMI端子×1、D-Sub 15ピン×1のシンプルなもの。
価格もかなり安いので、なるべくディスプレイ購入費用を抑えたい人にもおすすめです。
iiyama フレームレスモニターディスプレイ 23.8インチ XU2492HSU-B1
出典: Amazon.co.jp
フルHDのIPS液晶を搭載したiiyama製のフレームレスモニター。非光沢のノングレア液晶パネルであり、鮮やかな表現を可能にしています。
非表示領域は4.3mmとかなり狭く、ベゼル2mmと合わせても6.3mmなので、デュアルディスプレイとして使うのにも最適です。
ブルーライトを低減してくれる機能も搭載し、近い距離で長時間作業しがちなPCワークも快適。
入力端子はUSBハブ端子×2、HDMI×1、D-SUB×1、DisplayPort×1を装備しています。
Dell フレームレスモニター 23.8インチ U2414H
出典: Amazon.co.jp
非表示領域が6.05mmという極限まで筐体をスリム化したDell製のフレームレスモニター。
視野角は178度とかなり広く、どの角度からでもクリアな表示を実現しています。マルチモニターとして使用しても、画面が繋がっているかのようにシームレスに継ぎ目のほぼない視界を体感できます。
ディスプレイサイズは23.8インチで作業にはピッタリな大きさ。
入力端子はHDMI×2、DisplayPort×1を搭載。HDMI端子が2つあるので、PCとゲーム機器を同時に接続しておくことも可能です。
Dell ディスプレイ 27インチ S2718D
出典: Amazon.co.jp
フルHDよりも1ランク上の高画質であるQHD画質(2,560×1,440)のモニター。深い色調や幅広い陰影、鮮明さといった映像美を実現。
サイズは27インチと大きく、デスク上におくと作業領域が大きく拡張し、作業が捗ります。
HDMI入力だけでなくUSB-C入力に対応し、最新のMacBookやMacBook Proといったモバイル機器の表示も可能。
ちらつきの少ない画面と、ブルーライト低減機能を搭載し、長時間の使用でも疲れにくい特徴もあります。
ベゼルレスモニターで省スペース化を実現!ノンストレスで作業に没頭しよう
ベゼルレスモニターは、筐体が狭くなることにより、デスク上を省スペース化することや、マルチモニター利用する際に継ぎ目のない画像を表示できることが最大のメリットです。
フレームレスであると共に、画質やディスプレイサイズ、付加機能などさまざまな製品が各ディスプレイメーカーから出ているので、自分自身の作業環境に合った最適な1台を見つけてみてください!