パソコンに接続する機器って意外と多いです。私の場合はタブレット型のノートパソコンなので、まずマウスが別売品を外付けしています。加えてデータのバックアップ用にメモリースティック。時にはインターネット通信用のルーターなんかも付けます。
しかし持ち運びを重視するノートパソコンだけに、USBの口数は2つほど。しかも1つは古い規格なので、実質1つしか使えない状況です。悩んだ挙句、選んだのがUSBハブの導入でした。1商品だけで3つも4つも増やせるので、困ったときに頼っています。
そんなUSBハブのおすすめ商品や、選ぶ際のポイントをご紹介。
目次
USBハブの種類
USBハブには大きく分けて2種類のタイプが存在します。
手軽さが魅力の「バスパワー」
1つ目はパスパワー。比較的多いのがこちらのタイプで、パソコンなど接続先の機器から電力をもらって稼働します。
そのためUSB端子など最低限のパーツのみで構成されているのが特徴で、より細小なデザイン。自宅やオフィスでの利用はもちろん、持ち運びにおいても邪魔になりません。
ただその分、パソコン側の電力消費は大きくなります。また電力消費が大きい機器の接続には向かないので、用途としてはマウスやキーボードの接続口を増やすのに向いています。
動作の安定性に優れた「セルフパワー」
一方セルフパワーは、セルフの名前の通り自ら電力供給が行えるタイプです。USBハブ本体だけでなく、ACアダプタなど電力供給を得るための機器もセットになっています。
ゆえにバスパワータイプに比べると、持ち歩きには荷物が増えて不便。据え置き用としておすすめです。反対に、USBハブへの端子で接続する機器は、電力が大きいものでも使いやすいので、大容量メモリや外付けハードディスクなども安心です。
ココを選べば間違いなし!USBハブのおすすめメーカーをご紹介
エレコム
まず1社目はエレコム。パソコン関係でおなじみの国内メーカーですね。マウスやキーボードなどをパソコンとは別に購入する際などに、お世話になった方もいるのではないでしょうか。
特徴はコスパのよいUSBハブをメインにしつつ、機能も必要な部分はしっかり備えているところです。USBのバージョンが新しいものから古いものまで対応している商品も多く、通信速度重視の方にもおすすめ。
価格の低さでは、初めてUSBハブを使いたいと思っている方や、購入したけど違ったというミスが怖い方など、お試し感覚で求めやすいメーカーと言えます。デザインは白が多いので、黒ではなんだか暗い、ダサいと感じる方でも使いやすいでしょう。
エレコム usbハブ U3HC-A429BXWF
出典: Amazon.co.jp
anker
2社目のanker(アンカー)は、Google出身者によるメーカー。やはりパソコンやスマホの周辺機器を数多く扱っており、充電器やモバイルバッテリーなど、電力に関わる商品が目立つ印象を受けます。
USBハブにおいては、タイプの幅広さが魅力。小型で持ち運びしやすいタイプや収納しやすい商品、一方で大型、何口も接続できるタイプまで選ぶことができます。
またUSBに限定せず、HDMIなどほかの端子として利用できる商品や、放熱しやすいタイプなども存在。移動用に荷物を抑えたい方や、オールインワンを求めている方にもおすすめです。
カラーは黒が多いですが、ほかのメーカーに比べると白や銀などほかのカラーも揃えているほか、形状などデザイン面で凝った商品も多く、家電製品もオシャレに揃えたいという方におすすめです。
anker ウルトラスリム 4ポートハブ
出典: Amazon.co.jp
バッファロー
最後のバッファローも、日本にあるパソコン周辺機器のメーカーですね。周辺機器においてはエレコム以上のシェアを誇っており、USBハブ以外では無線ランやマウス、キーボードなどで知られています。
一方USBハブにおいては、anker同様バリエーションの豊富さが魅力的。ankerのようにサイズの幅というだけでなく、磁力でデスクなどに装着できるタイプや、省エネモード搭載の商品など、USBハブの使い方にもこだわりを持っています。
反対に見た目はシンプルで、黒を基調としたデザインが主流。ankerに比べるとシックなオフィスに合わせやすい反面、明るいカラーの部屋やパソコンなどには合わない可能性もあります。代わりに薄さ、軽さには定評があり、デザインを気にしないなら使いやすさの点でおすすめです。
バッファロー USB ハブ BSH4U125U3BK
出典: Amazon.co.jp
USBハブの選び方
USBハブのタイプ以外でも、以下の機能が必要かどうかを踏まえて選ぶと、無駄がありません。
ポート数が増えればサイズも大きくなる
まずはポート数。多ければその分色々な機器を取り付けられて便利ですが、USBハブのサイズ自体が大きくなるデメリットも。1つ2つ程度で良いなら、適したサイズのUSBハブを選び、場所を節約することをおすすめします。機能にもよりますがポート数が少なければ値段も低めです。
USBの規格は全部が3.0か
USB規格は1.1よりも2.0、さらに3.0や3.1と数字が大きくなるほど通信も優れています。USBハブは数字が大きいものを選ぶことをおすすめしますが、注意したいのが全てのポートが最大の規格とは限らないことです。
例えばUSB3.0と謳っているハブでも、4ヶ所のうち3つまでが2.0なんてことも。どのポートでどの規格になっているかも、細かく見ておきましょう。
USB以外の端子は必要?
またUSBハブという名前でも、USB以外のポートを備えた商品があります。microUSBやHDMI、中にはカードリーダーのようなSDスロットがあるUSBハブも。それらの端子を対象とする機器を使っているなら、選ぶのもありですよ。
ただその分USBポートが1口しかないなんてことも。USBの口数を増やしたい時は合計ではなくUSBのみの口数をきちんと確認してください。
USBハブのおすすめ付加機能
USBの挿入口を増やす以外にも、USBハブには様々な機能が備わっていることがあります。自分の生活に役立つ機能があれば、取り入れられているUSBハブを選んで便利に使うのも手ですよ。
独立スイッチ機能
まずは独立スイッチ機能。USBポート1つ1つにスイッチがついており、オンオフの切り替えが可能です。今は使っていないUSBに対してスイッチをオフにし、使う時に再びオンにすれば、逐一抜き差しする手間が省けます。
常時オンに比べて待機電流のカットというメリットもあり、電気代の節約にもおすすめです。
発光機能
続いての発光機能は、文字通りUSBハブが光るというもの。夜間や暗いところでもUSBハブの位置を判別しやすいです。また商品によっては、使っているUSBポートのみ光ることもあり、USBハブの位置だけでなく、どのポートに接続しているのかも把握しやすい機能です。
マグネット機能
最後はマグネット機能。USBハブに磁石が内蔵されており、鉄を始め金属の場所に設置することができます。磁石でくっつくため、縦向きでも天井でもOK。デスクの脇や天板の裏などに設置すれば、USBハブで場所を取りません。
USBハブを使いたいけれど、パソコン回りの荷物を増やしたくない方にぴったりです。ただあくまで磁石ゆえ、磁石がくっつく場所を用意することをお忘れなく。
USBハブおすすめランキングTOP12
ではUSBハブをおすすめ順でご紹介していきます。私個人はポート数や形状、価格などを重視していますが、ランキング内にはほかの特徴を備えたUSBハブも多いので、下位もぜひチェックしてみてください。
12位 kutolo USBハブ
出典: Amazon.co.jp
USB以外の接続もまとめて!
まずは7種類もの接続が可能なUSBハブから。USBポートは3.0と2.0の2種類に対応しています。ほかテレビなどに使うHDMIケーブルやSDカードスロットなどを搭載。1つでマルチに活躍してくれます。
値段の高さやUSBポートの数が少ないので12位としましたが、USBポートは1つ2つ増やせれば十分という方や、ほかの接続方法も欲しい方には便利です。
11位 Onvian 超小型USBハブ
移動先でもUSBハブを使いたい方に
続いては携帯に便利なUSBハブです。メモリースティックにも見える極小サイズながらポート数は3つ。ノートパソコンやタブレットなど、持ち運びの多い機器にも使いやすいです。
ストラップがつけられるので、紛失防止に役立ちます。ケーブルがなく直接差し込むタイプで、断線などを気にしなくて良いのも魅力。
ただ3つのポートのうち2つが2.0版です。3.0での接続は1ヵ所しかなく、実質プラスマイナス0になってしまうので要注意です。
10位 アイ・オー・データ ギガLANアダプター
LANとまとめて使えるUBSハブ
10位はインターネットを有線接続で行っている方におすすめのギガLANアダプター。LANポートのほか、USBポートが3.0で4つついています。LANケーブルながらUSB機器も付けることができるので、多少値段は高めですがパソコンのUSBポートの節約にもなりますよ。
同製品にはUSBポートなしのLANアダプターのみ版も存在するので、購入時はお間違えないように。
9位 atolla USB3.0ハブ
独立スイッチで節電も
atollaのUSBハブは、パソコンなどに接続するためのUSBケーブルのほか、AC電源用のアダプタが付いています。そのためパソコンを介さずとも、電源からスマホなどの充電が可能。各USBポートにはそれぞれスイッチが付いており、オフにしておけばUSBを繋ぎっぱなしでも電力の放出がありません。
パソコンとの通信にも使いたいけれど、充電など電力供給も欲しい方におすすめです。
8位 Anker USB3.0 ウルトラスリム4ポートハブ
スマートサイズで邪魔になりにくい
8位にはAnkerのスリムタイプをチョイス。3×10cmの小ささで、3.0規格のUSBポートが4つついています。手にすっぽり収まってしまうサイズですから、ポケットやペンケースなどに入れて持ち歩くのもおすすめ。
またケーブルや各端子は耐熱などの保護が徹底しており、長く使いやすいのも魅力。安物を何度も買い換えるよりは長期的なコスパが抑えられます。
7位 ORICO スマホホルダー&ハブ
スマホやタブレットメインの方に
USBハブにホルダー機能がついた商品です。大きさがあるためハブのみの機能を求める方には向きませんが、スマホやタブレットをメイン機器としている方なら、手ぶらで楽しめるメリットがあります。
ちなみにスマホやタブレットはあくまで置くだけで、充電機能は備わっていません。またスタンド自体は軽めの作りになっているので、不安定な場所や大きすぎるタブレットを置く場合は倒れないよう注意してください。
6位 バッファロー USB3.0 バスパワー 4ポートハブ
鉄などのデスクなら側面に接着!
置き場所に困る方におすすめなUSBハブが6位です。磁石が付いていおり、デスクやパソコンラックなどに取り付けて使うことが可能。デスク上に置いておく必要がなく、省スペースです。
本体はUSB3.0のポートが4つ。パソコンの機種(Windows・Mac)はもちろん、PS4などのゲーム機と幅広く使えます。カラーはブラックに加えてホワイト・シルバー・レッドから選択できますから、取り付けた時にデザインが気になる方にも安心です。
5位 エレコム USB3.0 ハブ 4ポート
電力を消費する接続機器におすすめ
エレコムのUSBポートもACアダプタ付きがあります。9位のUSBハブと違ってポートごとにスイッチはありませんが、例えば外付けHDDやゲーム機に接続する際、このUSBハブが電源にも繋げられるため、ケーブル数や場所を節約できます。パソコンからの電力供給だけでは不安な場合にも安心です。
ちなみにUSBは3.0ですが、2.0・1.1も利用可能。古いタイプの機器を利用している方でも使い続けられる魅力も持っています。
4位 excuty 丸型USBハブ
細長いハブはお断り!な方へ
細さやスリムさより小ささを求める方に向いているのが、excutyの丸型USBハブです。厳密には角の採れた四角形に近く、ケーブルが生えている以外の3辺と、表面中央の合計4ヶ所にUSBポートを配置。色んな方向から接続することができますから、機器に合わせてUSBハブの向きを変える手間も省けます。
およそ6cm四方なので、持ち歩き用としてもおすすめです。
3位 エレコム USB3.0 ハブ 4ポート
30cmのロングケーブルでタブレットに接続しやすい!
3位に選んだエレコムのUSBハブは、5位に比べてケーブルが長いのが特徴。30cmほどあるので、タブレットの上部にUSBポートがある機種や、パソコンなどのすぐそばに置けない場合に便利です。7cmほどのスリムサイズなので、持ち運びも容易。
5位とは異なりUSBハブ自体にACアダプタはなく、パソコン側からの電力供給となる点のみ、気をつけてください。
2位 Sabrent USB 3.0 ブルーLEDハブ
暗闇での起動もばっちり
スイッチをオンにしているとLEDで光る、そんな特徴を持ったUSBハブを2位にしました。USB3.0のポート4つで10cmに満たないミニサイズ。コスパもよく、発光付きのスイッチ機能があるなど魅力たっぷりです。スイッチ間は遮るものがないため、見方によっては左右のスイッチがオンになっていると勘違いしやすいのが唯一の弱点でしょうか。
就寝前にうっかりスイッチをオフにするのを忘れた時など、光でわかるのは良いですね。
1位 バッファロー 4ポート バスパワー スタンダードUSBハブ
余計なもののないシンプルUSBハブ
ここまで色々な付加機能を挙げてきましたが、ベストはシンプルなスタンダートタイプをご紹介します。コスパも圧倒的なので、あくまでUSBハブとしての能力があれば十分という方にはぴったり。カラーがブラック・ホワイト・ブルー・ピンクから選べるのもよいですね。
本体・ケーブルともに10cmとサイズもコンパクト。自宅用・持ち運び用どちらにも便利。またリバーシブルデザインとして、パソコンの左右(もちろん前後も)どちら側に置いても使いやすいです。
見た目がおしゃれなUSBハブ
LENTION 4ポートUSB Type-C ハブ
出典: Amazon.co.jp
ピンクでキュートなUSBハブ
黒・白・灰・銀の味気ないカラーはなんだかな…と思っている方に、かわいらしいローズピンクのUSBハブをご紹介します。派手な柄などは入っていないため、悪目立ちしないのもよいですね。
機能は通常のUSBポート4つのほか、iPhoneなどで使われているUSBtypeC、4Kテレビなどに役立つultraHDが1つついた6in1型です。
USBは3.0規格までなので、3.1以上の規格・転送速度を求める方には不向きですが、4つのUSBポート全てに同時接続をしても5Gbpsでの転送速度のまま行えます。WindowsやMacなど接続先の機種は問わず使えるのも魅力ですね。
ちなみにこのUSBハブはシルバーやスペースグレーもあるので、シンプルさが好みという方はそちらをチェックしてみてください。
【番外編】合わせて買いたいPCアクセサリー2選
合わせて、USBハブと一緒に持っておきたい周辺機器もご紹介します。
lrego 2-in-1USBアダプタ
出典: Amazon.co.jp
無線LANをもっと快適に
まずは無線LAN子機として使えるアダプタです。パソコンに接続することでモデムやルーターからの電波をキャッチ。
単体ではインターネット通信が行えない機器はもちろん、モデムやルーターから直接電波を受け取ると遅く感じる方におすすめ。余談ですがBluetooth機能もついており、パソコン本体やUSBハブに接続しない使い方も可能です。
Rampow USB Type C to USB 3.0 変換アダプタ
出典: Amazon.co.jp
USB接続ができない機器用に
通常のUSBではなく、microなどの小さな接続端子では、直接USBハブに繋ぐことはできません。そこで役立つのが変換アダプタ。Rampowの変換アダプタは主にTypeC型に使えます。
スマホやタブレットはもちろん、パソコンでも通常のUSBタイプではないこともあるので要注意。USBハブ購入前の確認は必須ですが、うっかり買ってから気づいた、なんて時にもぜひ。
USBハブの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、USBハブの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
周辺機器の同時利用もUSBハブで楽々
パソコンやタブレット、スマホの接続で困ったら、USBハブで増設しましょう。単に接続口数を増やすのはもちろん、電源供給や個別のスイッチ機能、またUSB以外の接続対応など、様々な機能を利用することもできます。
ぴったりなUSBハブを選んで、IT機器利用における不便さを解消してください。