「人生の1/3は睡眠である」とは、よく寝具売り場の人が使う売り文句ですが、実際、睡眠の時間というのは馬鹿にできません。
朝起きると肩が凝っている、寝つきが悪い気がする…。それ、枕のせいかもしれません。今の枕、何年前に買ったものですか?買うときにちゃんと吟味しましたか?半年前の私がそうでした。が、一念発起して高価な枕を購入してから疲れ知らずです!快眠のための枕選びは重要です!
目次
安眠に必要な2つのアイテム
睡眠時間が短ければ日中の活動クオリティが下がり、仕事ではアイディアが出ず、遊びでもつかれた状態で楽しめない。特に、若いころに短時間睡眠や徹夜で暮らしていた人ほど、年を取って睡眠が必要という事を認めるのに時間がかかる傾向あり…。
さて、睡眠 = 寝る。寝るときに一番よいのは「一番自然な姿勢で寝る事」。その時にポイントとなるのは、頭・首まわりと腰・おしりまわりをどう自然な姿勢にするか、です。
人間の体はまっすぐに見えて、実際には頭・首まわりは曲線になっていますし、腰・おしり周りもそう。固い床に寝転がった時に、頭・首は不自然な体制となり、腰・おしりも、腰が浮いてしまって余計な力がかかってしまいます。
それを解消するのが枕とマットレス。枕は頭・首を自然な形にするために、マットレスは腰とおしりのために使います。この記事では重要なアイテムのうちの1つ、枕について解説してきます。
枕選びのポイント
高さ
一番重要、といってもいいのが高さです。冒頭で話した通り、自分の頭・首を自然な形にするためのアイテム。直立の姿勢を取った時に「頭」「首」「背中」の曲線をチェックし、それに合った枕を使います。
これは好みの問題ではなく鉄則です!街の枕専門店に行って測ってみるのもいいですし、自分が今使っている枕を押し当てたり、他人に測定してもらうのもいいでしょう。高さが調整できる枕なら買った後でも高さが変更出来て安心ですね。
面積
次に重要なのが面積。というのは、寝ているときに寝返りを打つのが普通なのですが、寝返りを打ったタイミングで枕から頭が外れてしまってそのまま朝まで…というパターンがあります。
こうなると枕がないのと同義なので、出来るだけ大きい枕にしておくのが吉。一般的には横幅63cmですが、高級枕はそれより広い場合があります。逆に、トラベル用の枕はもう少しコンパクトになります。
通気性・耐久性
夏に寝るときに重要なのが通気性。最近の夏は熱帯夜続きで、いくらいい枕でもジメっとしてては快眠は得られない。とはいえ、通気性を重視して枕の高さや面積がおざなりになると元も子もないので、高さ・面積を第1に選んで、通気性が悪い場合は冷感シートなどでごまかすことをおすすめします。
またまくらの耐久性も重要。安くていい枕でも半年でへたってしまうのなら、高くて長持ちするものを買った方がいいですからね。
素材
素材は比較的好みです。固いものがいいか、柔らかいものがいいか、自分がいままでに使ってきた枕を思い出して選ぶのがいいでしょう。個人的なおすすめはポリエステルのもの。一般的であり選択肢に困らない事、旅行した時に同じ素材のものが多く、違和感を感じないことが理由です。
しっかりとメンテナンスもしよう
枕カバーは洗うけど、枕本体はどうしてます?天日干しにしている、という人はひとまずOK。けど素材によっては洗濯機で丸ごと洗うことも出来るんです。もしそれが可能な素材なら定期的に選択して清潔感を保ちたいですよね。ここでは素材別の洗える・洗えないについて見ていきましょう。
洗える素材
- ビーズ
- パイプ
- ポリエステル
洗えない素材
- 羽毛
- そばから
- ウレタン
ビーズやパイプなど、プラスチック系のものは洗ってOK!ポリエステルのわたも基本的にはOKなのですが…中には洗濯不可のものもあるので要注意。
一方、羽毛やそばがらなど自然由来のものは洗濯禁止です。詳しくは枕の洗濯表示を確認しましょう。
枕のおすすめランキングTOP7
ここからは各枕をランキング形式で紹介していきます。
第7位 ブルーブラッド 3D体感ピロー
出典: Amazon.co.jp
耐久性 | 通気性 | 安定感 |
◯ | △ | ◯ |
高さ:約 8cm、10cm、12cm、14cmcm
素材:カバー部分:ポリエステル60%、TENCEL(R)(テンセル)40% / 中生地:ポリエステル100% / 中材:blueblood(ウレタンフォーム)
硬さ:低反発でやわらかめ
洗濯:不可
有名旅館でも採用される耐久性・復元力に優れた枕
ジェルと低反発によるハイブリッド新素材が利用された枕。比較的リーズナブルな価格で手に入る割には利用者が多く評判のよい枕です。ジェルベースなので少し柔らかく、ウォーターベッド…までは行きませんが、包み込んでくれるようなやさしさを求める方にはおすすめです。
第6位 ニトリ 高さが10ヵ所調整できる枕
耐久性 | 通気性 | 安定感 |
◯ | ◯ | △ |
高さ:約 9cm(調整可能)
素材:ポリエチレンパイプ
硬さ:固め
洗濯:可
格安ながら付属のウレタンフォームによって高さの調整ができる
「オーダー枕」がいいのは分かっているけど、いきなり2万円、3万円も出せない…。そんな人に是非おすすめしたいのがこれ。安定のニトリ品質でありながら、付属のウレタンフォームによって約10か所の調整が自在にできてお値段は5000円前後!正直、私もこれを知っていればオーダー枕を買う前に試したかった…。
素材は一般的なポリエチレンパイプなので耐久性はそこそこですが、格安で、オーダー枕の高さ調整機能を試せるのはこの枕にしかないメリットです!
第5位 京都西川 高さ自在枕
出典: Amazon.co.jp
耐久性 | 通気性 | 安定感 |
◯ | ◎ | △ |
高さ:調整可能
素材:ポリエチレンパイプ
硬さ:かため
洗濯:可
頸椎サポート機能付き!ふわふわよりも安心感を求める方に
寝具専門メーカー、西川グループのナレッジを元に、頸椎をサポートするような形状に特化した枕。ニトリのホテル枕とは正反対の、小さめながら人間の形状に合わせた特徴的な形状となっています。そのため、どの位置でも快適に寝れるというわけではありませんが、ちゃんと枕の中心に頭を置いて寝返りを打つには最高に安定する枕です。
もちろん、製品名にあるように高さも自在に調整可能。調整に使うものはポリエチレンパイプなので、調整材も合わせて洗濯できるのは嬉しいですね。
第4位 ニトリ ホテルスタイル枕
耐久性 | 通気性 | 安定感 |
◯ | ◯ | ◎ |
高さ:約 17cm
素材:マイクロファイバーわた
硬さ:やわらかめ
洗濯:可
ゆったりと睡眠できるホテルサイズの枕
横幅が通常の枕の1.5倍くらいある枕です。寝返りで頭が外れちゃう、枕の幅を気にせずに寝たい、という人におすすめ。枕の面積が大きい分、ふかふかで包み込まれるように寝落ちできます。自宅のベッドが簡単にホテル仕様になるのがいいですね。
第3位 東京西川 AiR 3D
出典: Amazon.co.jp
耐久性 | 通気性 | 安定感 |
◯ | ◎ | ◎ |
高さ:11cm、13cm(調整可能)
素材:ポリエステル100%
硬さ:やわらかめ
洗濯:不可
とにかく通気性がよい、安定感抜群の枕
特徴的な3Dメッシュ構造で、夏場でも枕によるムレを防ぐことが出来る枕。いくら枕の形が合っていてもムレてしまっては快適に眠れない。この枕は構造によって首元の熱気を逃がすようになっているので、空気の通り道が出来、ムレにくいのが特徴です。
もちろん、寝具専門メーカー 東京西川製だけあって枕の形状や調整機能も十分に考えられています。高め・低めの2種類から選んだ後、自分である程度の調整を入れる事によって、あとは枕が体の形状に合わせてフィットしてくれますよ!
第2位 じぶんまくら みんなのまくら(プレミアム/ソフト)
出典: Amazon.co.jp
耐久性 | 通気性 | 安定感 |
◯ | ◎ | ◯ |
高さ:調整可能
素材:ポリエステル100%
硬さ:やわらかめ
洗濯:可
オーダーメイド枕の100万人のデータを分析した究極の枕
2万円~3万円ほどのオーダーメイド枕のデータを生かして作られています。日本人の頭の形・体形をデータ化して作られた立体形状なので、わざわざお店に行って測定しなくても自分に合う形状である可能性は高いです。
ただ、あくまで平均値なので、頭の形が大きい・小さい・首が長い・短いなどの自覚のある人には向かない可能性がありますね。
とはいえ、ある程度高い・低いは調整可能。多少の個差なら吸収できるし、何より100万人のデータを集めて作られた枕なので信頼度は高いです!
第1位 枕と眠りのおやすみショップ 新・王様の夢枕
出典: Amazon.co.jp
耐久性 | 通気性 | 安定感 |
◎ | ◯ | ◎ |
高さ:約 8cm ~ 12cm
素材:超極小ビーズ95%、ポリエステルわた5%
硬さ:やわらかめ
洗濯:手もみ洗いなら可
超極小ビーズを用いた人をダメにする枕
有名な「人をダメにするソファ」で使われているような超極小ビーズを枕で使用した逸品。通常の素材を利用した枕とは違う独特の寝心地で15年間販売され続けた枕が、2020年に大幅リニューアルされて、さらに品質アップ。品切れも発生しそうな勢いです。
中の素材だけではなく、枕の形や表面の素材などにも拘り、1年間の品質保証を付けるほど耐久性もばっちり。高さ調整などの機能はありませんが、まさに王道を行く枕なので、購入して後悔はないでしょう。
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なおご参考までに、枕の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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最高の枕を購入し、睡眠を安定させよう!
あまり目がいかない寝具である枕に注目してみました。服や靴と違って頻繁に買い替えるものではなく、毎日なんとなく使っているものなので、本気で選ぼうと思わないですよね。
けど冒頭でも書いた通り、私は20,000円の枕を購入した事で肩こりから解放され毎日気持ちよく目覚めることが出来ています。おまけに高級枕は耐久性も十分!安物の枕で苦しむより、一念発起して紹介した枕を検討してみて下さい!