皇帝も愛したのにコスパ最高!おすすめ南アフリカワインランキング8選!

 

南アフリカと言えば、何を思い浮かべるでしょうか。サッカー?喜望峰?負の遺産アパルトヘイト?わたしは、南アフリカワインをまず思い浮かべます。南アフリカでワイン?と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、南アフリカと言えば、わたしにとっては、やはりワインです。

正直ワインについての知識は全く持ち合わせておりませんが、ただただ美味しいワインを美味しいお料理と合わせていただくことが大好きです。ワインについての知識はないため、よく行くお店の場合は、お料理に合わせてワインを選んでいただいています。

10年ぐらい前、いつもと同じように、赤か白だけを伝えてワインを選んでいただいたら、これまでとは違った美味しさがあると思えるワインに出逢えたのです。それが、南アフリカワインでした。当時、自分では絶対チョイスしなかった南アフリカのワインを初めて飲んだ瞬間でした。

こんなに、美味しいのにお値段が安くて、コスパ最高なワインに出逢ったのは、日本では初めてでした。もちろん、海外に出ると、もっとコスパがいいワインもありますが。日本では、残念なことに、どこのレストランでも飲めるものではありませんが、それ以来、南アフリカワインは私の中で特別なワインになりました。

 

南アフリカワインとは?

一般的には、ワインはフランス・ドイツ・イタリアなどの歴史の長いワイン大国と、オーストラリア・アルゼンチン・チリなどの新大陸と呼ばれる新しいワイン大国に分けることができます。南アフリカワインは、当然新しい新大陸のワインとして考えられますが、実際には南アフリカワインの歴史は、わたしたちが考えるより長い歴史を擁しているのです。

南アフリカのワインの歴史を見てみると、1652年頃オランダの東インド会社が、大西洋とインド洋を結ぶ地点であるケープタウンを建設して、海上貿易の経由地と利用し始めたことから始まります。ケープタウンは、オランダ船員の憩いの場所となり、そこから南アフリカのワインの歴史が始まりました。南アフリカワインの歴史は、すでに300年を超える長い歴史があることがわかりますね。

その後、ケープタウンでは、ドイツからなどから輸入したブドウの木を植えワインを造り始め、フランスから渡ってきたプロテスタントによってワイン醸造技術が発展していき、ワイン生産国としての地位を築いていきました。19世紀ごろには、南アフリカの所有権がオランダからイギリスに移され、南アフリカワインは本格的にイギリスへの輸出が始まります。

南アフリカワインといえば、伝統的には、白ワインその中でもデザートワインと言われる甘いワインが有名です。クレインコンスタンシアで生産された、ヴァン・ド・コンスタンス(VIN DE CONSTANCE)というデザートワインは、皇帝に愛されたワインとしても、とても有名です。

ヴァン・ド・コンスタンスは、ナポレオンが好んで飲んでいたといわれており、フランスのルイ・フィリップ王、ロシアのフレデリック大帝なども、楽しんでいたワインだと言われています。

南アフリカワインは、みんなが知る歴史上の偉大な皇帝たちにも愛されたワインだったということには、驚く方も多いかもしれませんね。もちろん、現在においても、南アフリカはワイン生産地として、世界10傑の一つして数えられているワイン大国なのです。

 

南アフリカワインの魅力

何より、コストパフォーマンスがいいのが南アフリカワインの魅力です。

新大陸ワインにカテゴライズされますが、歴史的に見てもワインとの結びつきが深く、また新世界ワインにありがちな大規模農園方式ではなく、小規模ワイナリーが多く、自然環境を考慮したワイン造りが行われています。

また、フェアトレードワインの割合が世界一というのも魅力です。

 

ピノタージュ品種

ピノタージュ(pinotage)品種は、南アフリカワイン一番の特徴と言えるのではないでしょうか。既存のフランス・ブルゴーニュ地方で栽培されるピノ・ノワールとフランス・ローヌ地方で栽培されるサンソーを交配させ改良したブドウ品種で、南アフリカだけで生産されている唯一無二の品種です。
ピノタージュの味を説明すると、口に含んだ瞬間、タフなサンソー品種のスパイシーな風味が感じられ、そのあとにピノ・ノワール特有のなめらかで繊細な味に変わっていく個性的な風味を感じることができます。とても濃い鮮やかな赤で、スモーキーなベリーの香り、酸味もあり、渋みもしっかりしています。

 

産地

南アフリカワインの発祥は、ケープタウンの中に位置するコンスタンシアです。コンスタンシア地域は、古くから地中海性気候の影響を受けて、甘いデザートワインが作られる地域として有名です。今日においても、最高のワイナリーの座を守り続けています。
地中海性気候と肥沃な土地のおかげで伝統的なワイナリーがある西ケープ州にある、ステレンボッシュ(Stellenbosch)、パール(paarl)、フランシュフック(franschhoek)は、ワインの村としても有名なだけではなく、街自体の歴史気も長く色鮮やかな街であるため、多くの旅行者が多く訪れワインルートと呼ばれています。

 

テイスト

南アフリカのワイナリーは、フランスのボルドーブレンドのように、ケープブレンドという手法を使用して、ワインを生産しています。気候や土壌の特性上、栽培されるブドウの糖分含有量が非常に多いため、ワインはとても濃厚で、アルコール度数が高いのが特徴です。
また、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなどの品種も栽培されており、シラーズは、豊かで洗練された味を出すこともあります。ミディアムボディの場合は、色は濃く香りも強めで、フルーティで飲みやすいものが多いです。

 

南アフリカワインの選び方

南アフリカのワインのすべては、500ページをゆうに超えるジョン・プラッター・ワインマガジンに集約されています。

内容は、各ワイナリーでリリースされたワインの個々の評価が、それぞれに3行程度の短いコメントがつけられており、さらにワイナリーの紹介、そのワインの特徴、農場周辺の自然環境、農場のサイズ、住所、ワインメーカー、ワイナリーの付帯施設までも紹介されています。

もちろん、テイスティングはワイナリーのラベルをつけていない状態で行われており、複雑な説明はなく、誰にでも簡単に感じられるようにワイン評価が付けられています。

本の評価と自分が感じる評価が同じ必要はなく、あくまで人が良いと言うワインってどんなワインなのかなというように、南アフリカワインにも興味を持つきっかけになるガイドブックがあるので、初心者でもわかりやすいのも南アフリカワインの特徴です。

南アフリカワインは、ワイン大国に比べると半額程度でも手に入れることができるほどコストパフォーマンスが優れているので、気になるものから試してみるのもいいですね。

 

南アフリカワインに合う!おすすめの料理・つまみ

歴史からみても南アフリカワインは、アフリカ料理だけに合う特別なワインでないことは明白です。

日本でよく飲まれているフランスやイタリアのワインと同様に考えて、お料理と合わせて飲むのがいいでしょう。コスパがいいワインが多いため、普段使いのワインとして重宝するはずです。味が芳醇なものが多いので、濃い味のお料理に合うかもしれません。

 

まぐろととアボカドの和えるだけサラダ

アボカドの濃厚さとワインがよく合います。
<簡単レシピ>
1.マグロとアボカドは食べやすい大きさに切ります。
2.マグロは、しょうゆ・わさび・オリーブオイルで和えます。
3.アボカドは、レモン汁、塩コショウ、オリーブオイルで和えます。
4.食べる直前に、マグロとアボカドを混ぜて出来上がりです。

 

フォアグラのステーキ


肉料理にも合う南アフリカワインには、フォアグラステーキに合わせるとことは至極の幸せです。家で作るのは難しいので、ぜひお店で試してみてください。マリアージュを味わえることでしょう。

 

おすすめ南アフリカワインランキングTOP8

1.ヴァン・ド・コンスタンス

出典: Amazon.co.jp

ヴァン・ド・コンスタンス 2013 クライン・コンスタンシア 南アフリカ デザートワイン 500ml【取り寄せ:6月上旬入荷予定】
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ナポレオンも愛したヴァン・ド・コンスタンスです。生産量も少ないうえに、南アフリカの公式行事の後の晩餐会などでも使用されるため、外部に出回るのはほんのわずかです。もちろん、日本においても希少な超プレミアワインです。一度は、ぜひ飲んでみたい極上のデザートワインです。

 

2.ロバートソン・ワイナリー シュナン・ブラン

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ロバートソン シュナンブラン
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ブドウをそのまま口に入れたかのようなフルーティな甘みと香りがあふれる感じがする白ワインです。濃さがあるのに、すっきりとして、ほのかな甘味を感じられます。

 

3.  ポールクルーバー ソーヴィニヨンブラン

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ポールクルーバー ソーヴィニヨンブラン【PaulCluver】【南アフリカ・白ワイン・辛口・750ml】
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サクラ・アワード2015 ダイヤモンドトロフィー&ダブルゴールド受賞。ジョン・プラッター・ワインマガジンで4星を獲得している辛口白ワインです。柑橘系の香りがあり、しっかりした旨みが感じられます。

 

4.グレネリー・グランヴァン・ド・グレネリー・レッド・ブレンド

出典: Amazon.co.jp

グレネリー・グランヴァン・ド・グレネリー・レッド・ブレンド2009 赤ワイン 750ml 南アフリカ 辛口 フルボディ
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豊かな酸味と濃厚で凝縮した果実味。細やかで、しっかりした渋みとスパイスの風味。明確な骨格のあるボディを持ち、濃厚な味わいでありながら、なめらかでエレガント赤ワインです。辛口のフルボディ。南アフリカのボルドースタイルワインです。

 

5.オーカ・ピノタージュ

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オーカ・ピノタージュ Okha Pinotage 南アフリカ産・赤ワイン・辛口・ミディアムボディ・750ml
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ステレンボッシュとパールの両地区にまたがるワイナリーで造られています。サクラ・アワード金賞でピノタージュ主体の赤ワインです。ほのかな甘味を感じさせる果実味と、きめ細かいタンニンを持つワインです。濃い味の料理にも邪魔せず、やや軽めな感じで飲みやすいです。

 

6.KWV クラシック・コレクション シラーズ

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KWV クラシック・コレクション シラーズ 赤 750ml [南アフリカ/赤ワイン/辛口/フルボディ/1本]
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ステレンボッシュとパールから熟したシラーズを厳選した赤ワインです。辛口フルボディ。濃縮感のある果実味が口の中に広がり、スパイシーな香りが続きます。12ヶ月に及ぶ樽熟成が施され、複雑な味わいと濃厚で力強い味わい、しっかりとしたタンニン、ふくよかな口あたりを楽しめます。

 

7.ベルターニ イ・パラッツィ・ロッソ

出典: Amazon.co.jp

ベルターニ イ・パラッツィ・ロッソ 750ml [イタリア/赤ワイン/辛口/ライトボディ/1本]
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グラスに注いだ瞬間から香りが匂いたつワインです。黒人女性醸造家が造った、一本購入すると乳がんの活動に寄付するというピンクリボンワインです。熟成感がある色合いで、アルコール度数が高く、渋みあり、濃いけれど上品さもあります。古酒感があるため、レバー等ともよく合います。

 

8.レオパーズ・リープ ルックアウト・カベルネ・ソーヴィニヨン・サンソ―=シラーズ

出典: Amazon.co.jp

レオパーズ・リープ ルックアウト
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ルックアウトシリーズは、毎日気軽に楽しめるコンセプトで造られたレオパーズ・リープです。コストパフォーマンスが良く、気軽に楽しめます。
カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズを使用。発酵後、伝統的な上部開放式のフレンチオーク樽で9ヶ月熟成し、ベリーの香りと、オークのスパイス感があります。トマト料理を中心に幅広く合わせられるワインです。少し冷やしても美味しく頂けます。

 

まとめ

以前は、南アフリカワインは、甘い白ワインがメインでしたが、ピノタージュ品種の登場以来、赤ワインの比率が上昇しています。南アフリカのワイン輸出量は、1992年2200万Lだったものが、現在は約20倍以上増加しています。輸出先は、イギリス、ドイツ、ロシア、スウェーデン、アメリカが上位を占めており、日本への輸出量はわずかなものです。
現在、南アフリカワインは、様々なワインコンテストで、世界一の受賞や高い評価を得ていますが、日本では、まだ一般的でないため店頭購入できる場所が限られるのが残念ですね。しかし、比較的ネットでは購入することは可能です。
お値段もお手頃のものが多いですので、一度是非南アフリカのワインを感じてみてはいかがでしょうか。

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