口の中で泡のはじけるような口当たりが好きな方が多いと思います。
初めてシャンパンを口にしたのは会社で開催されたパーティーだったと思います。
若い時は居酒屋で飲み会がほぼ100%の時代でしたが、バイトとは違う就職、新しい世界へ飛び込んだ会社が年何度かホテルで慰労会をすることが多く、これが私のシャンパン好きになった入り口でした。
当時はシャンパングラスは自宅であけるものではなく、外で乾杯をするときだけ手にするものでした。
手渡される美しいフォルムが特徴的のシャンパングラス。
おしゃれなシャンパングラスを手にすると自分の周りの空気も変わっていき、大人びた雰囲気を楽しめるような気がしたのです。
爽やかな口当たり、泡立つ美味しさ、さっぱりした口当たりの飲みやすさでシャンパンが大好きになった。
誰もがシャンパンの虜になったら、シャンパンもシャンパングラスも愛おしい。
私たちの周りのシャンパンフリークではシャンパンを「泡、いただきます♪」と親しみを込めて乾杯しています。
写真元:写真AC https://www.photo-ac.com/
シャンパンの魅力って?
実はシャンパンのアルコール度数は他のワインに比べると高くないんですね。
しかも発泡なので「スッキリとした口当たり!」という点が一番支持されるポイントではないでしょうか。
日本酒のように、後を引くムーンとした味わいではないので女性はとっつきやすいでしょう。
またワインのように産地によって味わいが大きく変わることなく、シャンパンは安定した味なので失敗も少ないアルコールと言えましょう。
辛さ、甘さなどの差はあれど、「発泡の泡がまず口に広がる」。
何かの会を始めるにあたってシャンパンで乾杯すると何故か気持ちがわくわくする!
見た目もシャンパングラスの底から絹のような泡筋が浮かび上がってくる様は、非常にエレガントです。
だからこそ食前酒によく使われ、その場を華やかにさせてくれます。
シャンパングラスの特徴
シャンパングラスは脚付きの形で特別に設計された形状です。
グラスに手を添えないことから、飲み物の温度に影響を与えず、発泡する泡も長持ちし、シャンパンの独特な味わいを長く保つことができます。
科学的根拠があるのかはわかりませんが、不思議なことにグラスの材質や、形状、大きさなどが変わると何故か同じお酒なのに、味わいが異なることがあります。
シャンパングラスの種類
細身タイプ
現在主流となっている、シャンパンフルートという形で背の高い円錐形状のグラス。
口が内側向きでシャンパンの特徴的な炭酸化を保持するように設計されています。
底から液面までの距離が長く取れることから、目の高さまで持ち上げて、立ち上る泡を目でより楽しめるグラスで、現在では一般的に使われることが多いグラスです。
膨らんでいるタイプ
チューリップのような真ん中が膨らんでいるガラスも人気になってきています。
底から液面までの距離が長く取れることは同じで、形状からグラスの外に香りが逃げにくいので香りが長持ちし、発泡酒の泡立ちを長く保つと言われています。
ソーサ型タイプ
日本では上記の細長いフルートタイプのグラスが主流になっていますが、20年位前までは少し前までは、うちの部分が広いソーサ型タイプのクープグラスが主流でした。
今でもドラマでシャンパンピラミッドと称して映されることがあるので見かけたことがあると思います。
カクテルグラスの深さは浅く、円盤状のグラスです。
見た目もエレガントなので、シャンパンフルートより好き!というファンも少なくないでしょう。
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シャンパングラスを選ぶときのポイント
私が言えることは一つ。「ウンチクやルールにこだわらないで!気に入ったグラスをどうぞ買ってください」ということでしょうか。
ワイン通やシャンパン通が香りや味わいが保てるグラスを紹介していても、自分が「このシャンパングラスが素敵!欲しい!」と思ったグラスが、貴方にとって最上のシャンパングラス。
一番納得いくもの、一番好きなものを選んでくださいね。
あえてポイントを言うならば、縦長で泡が綺麗に見える、直線ラインより膨らみをもった形状がシャンパンの美味しさと美しさを引き立てます。
泡好きライターが選ぶ!シャンパングラスおすすめ7選
ボヘミアングラス
出典: Amazon.co.jp
初心者の入門編ともいえるクラシカルなタイプのシャンパンフルートグラス。
初めて買うならお値段も懐が痛まない安心価格がいいですね。
かしこまらずに、でもシャンパンの泡立ちをしっかりと楽しみたい人に最適です。チェコ製のカリクリスタルガラス。
木の灰を原料に用いたものでボヘミアで(現:チェコ)で17世紀後半に開発された、ガラスの一種であることからボヘミアングラスとも呼ばれています。
スパークリング グラス フロート グラス バルーン
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ふっくらとした、気品漂うデザインに目を奪われるシャンパングラス。
低価格なのにこのような素敵な形状のグラスがあることに驚きます。
シャンパンを味わうワクワク感を参加者全員と共有したいときにいかがでしょうか。ホームパーティにぴったりな6脚入りが嬉しいですね。
グラスが厚さあり簡単に割れないところが家庭用として支持されそうです。
ティファニー スウィング
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「ティファニーで朝食を」を見た貴方。
やはりシャンパンならティファニーで気取って飲みたい!と思いませんか。
そんな乙女心を察するかのようなキュートなフォルムのペアシャンパングラス。
柄物よりもシャンパンの泡筋が見えるグラスがオススメです。
定番ともいえるティファニーのブルーのボックス入りの箱で贈り物にも喜ばれます!
アデリア ソニックス クリスタルグラス
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イタリアを代表するグラスウェアメーカー、ルイジ・ボルミオリ社のカクテルグラスです。
カクテルグラスといってもシャンパングラスとして使う人もすくなくありません。
イタリア・アデリアの製品はおしゃれなものが多いのに、迷わず購入できる庶民の味方のようなメーカーです。
ソーサ型タイプのクープグラスを一つ持てばシャンパンでもカクテルでも万能に使えて便利です。
SON.hyx glass(ソニックスクリスタルグラス)は同社が開発した無鉛素材クリスタルガラスで鉛含有クリスタルと同等の輝きがあります。
リーデル グレープ マティーニ
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今やグラスと言ったら「リーデル」というほど日本に名前が浸透していますね。
シャンパングラスは縦長の泡立ちを見るものが多くなりましたが、マティーニグラスで乾杯も素敵なのですよ!
常識にとらわれず、平たいグラスでシャンパンをカッコよくすするように飲んでみるのはどうでしょう。
まるでマフィアが飲むような、映画の一幕のような場面を演出して気取ってはいかが?
ベル エポック
私が自宅で使っているのが ベルエポックのシャンパングラスです。
とても美しく、飽きのこないエミール ガレによるデザインのボトルとグラスが素敵すぎて愛しすぎちゃってます!
シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区のグランクリュのシャルドネとモンターニュド・ランス地区のピノ・ノワールを主体としピノ・ムニエを若干加えることによりシャルドネがもたらす繊細さや、エレガントさに華やかさを兼ね備えた味わいのシャンパン。
輝いた黄金色に白い花、桃や梨などの白いフルーツの香り、ハチミツ、最後にはほのかに香りブリオッシュ。
ピノ・ノワールが味わいに骨格を与えながらも、シャルドネが軽やかで繊細に仕上げており、余韻が長く、エレガントな時間を演出。
こちらはギフトとして記念日に購入したり、贈り物にしたりと用途の幅が広いのです。
バカラ Baccarat マッセナ シャンパンフルート
出典: Amazon.co.jp
シャンパンのイメージは軽くてすっきりした繊細なイメージです。
しかしバカラのシャンパンフルートというグラスは厚みもあり、彫刻の深さが他のシャンパングラスと線を引いた存在。
歴史の重さを感じさせるグラスはきっと身も心も満たしてくれるでしょう。
贅沢気分で飲みたい時、特別な日に飲みたい時には、気溢れるバカラを差し出したいですね。
まとめ
シャンパンというものは、瓶詰めにされているものなので、少量で飲むことができる缶ビールのように1人で気楽に栓を空けるということがあまりありません。
しかしシャンパンファンの存在もかなり多くいるので、需要に応えて小さなハーフサイズのシャンパンボトルも販売されています。
ちょっとした記念日に、お気に入りのシャンパングラスで乾杯をするのにぴったりなハーフサイズボトルが沢山出るようになることを私も待ち望んでいます。
シャンパンは沢山飲むよりも、ワクワク感を、エレガント感を、そして泡立ちをじっくり楽しみましょう。
写真元:写真AC https://www.photo-ac.com/