実を言うと、私の中で砂糖といえばスティックシュガーでした。両親がコーヒー党なのですけれど、自宅でもなぜか粉末を瓶詰めするとかではなく、スティックタイプだったんですよね。
台所のお手伝いをするようになって初めて、スティックじゃない砂糖を発見した時は新鮮な驚きがありました。コスパを考えると個包装でない分普通の砂糖の方が良いのですが、やはり来客時などは見た目にも良く、今でもスティックは欠かせません。
そんなスティックシュガーの魅力を、今回改めてお伝えします。
目次
スティックシュガーの砂糖の種類
砂糖と言うとまずサトウキビ糖、かつ上白糖が思い浮かぶと思いますが、実際はほかにも種類があるように、スティックタイプも上白糖だけではありません。
来客用ならベーシックな上白糖
ただほかの砂糖はそれぞれ特徴があるので、別途上白糖のスティックシュガーを用意しておくのがおすすめ。普通の砂糖の味ですから、コーヒーや紅茶に砂糖を入れる派の人も使いやすいです。
しつこさが気になる人におすすめのグラニュー糖
上白糖と似た見た目ですが、味があっさりめのグラニュー糖もスティックシュガーの中ではメジャーです。実を言うと、グラニュー糖はスティックの中身としては上白糖以上に一般的。今スティックシュガーを使っているなら、原材料をチェックして見ましょう。
砂糖として主張することがあまりないため、苦味を抑えたいけど飲料本来の味は残したい、そんな人にぴったりです。
見た目のインパクトなら中ザラ糖
いわゆるザラメですね。三温糖なども当てはまります。上白糖に限らず、砂糖の多くは白・無色透明ですから、茶色の中ザラ糖は見た目を重視する人におすすめです。
ミネラル補給が可能な黒糖
健康志向の方ならば、黒糖もあり。こちらも色にインパクトがありますね。特にミネラルの補給にぴったりです。ほかにキビ糖やてんさい糖など、加工されていない段階の砂糖からも栄養は期待できます。
美容にこだわる人向けのココナッツシュガー
またココナッツシュガーも健康志向、特に美容志向の方におすすめです。ビタミンBや食物繊維など、肌やお腹をスッキリさせてくれる成分が豊富。ココナッツオイルなどが美容に人気と言われるのと同じです。
ただ黒糖もそうですが、糖分であることに変わりはないので、入れすぎて甘ったるい味にしたり、カロリー過多にならないよう注意しましょう。
スティックシュガーの選び方
砂糖の種類と共に、スティックシュガー購入時は以下のポイントも併せてチェックしてみてください。
スティック1本あたりの量を比べる
スティックシュガーは1本で1回分のイメージがありますが、商品によって量はバラバラ。甘党の人は1本あたりが重いスティックシュガーを1本にするか、軽めの商品を1度に2本使うかで分かれることもあるでしょう。
1度の消費量によってコスパも変わってくるので、改めて自分はどんなペースで使っているか、より使いやすい量のスティックシュガーはないか探してみるのも良いですよ。
低カロリーや0カロリーの甘味料を選ぶ
人工甘味料になってしまいますが、健康志向ならカロリーの少なさで選ぶのもあり。上で挙げた種類はカロリー過多になりがちというデメリットがあるので、ダイエット中など気になる人は要チェックです。
パッケージに低カロリーはカロリー0を表記している商品が多いので、見分け安いのもポイント。
天然成分重視ならオリゴ糖などもあり
人工の素材はいわゆる食品添加物に近いため、カロリーが低くても不安という方もいるかもしれません。あくまで自然由来の砂糖にこだわるならば、オリゴ糖などを選びましょう。
代表的な種類、というほど多くないのですが、オリゴ糖ならばカロリーを抑えた天然の甘味料なので安心。ただし上白糖やグラニュー糖などと比べて値段が高めなので、普段使いとして求める場合は注意しましょう。
スティックシュガーのカロリーはどれくらい?
スティックシュガーのカロリーは、グラニュー糖の場合1gで4kcalと想定しましょう。例えば1本4gのウエシマ メルヘンシュガーは16kcalです。
ウエシマ メルヘンシュガー
出典: Amazon.co.jp
同じくグラニュー糖を使っているスプーン印のスティックシュガーは1本3gで12kcal。計算は合います。
スプーン印 スティックシュガー
出典: Amazon.co.jp
糖類自体がスティックタイプになったところでカロリーが変わるということはありません。また低カロリータイプになるとカロリーはおよそ半分以下になる商品が多いです。1本のg数にもよりますが、5~8kcalほどだと覚えておきましょう。
スティックシュガーは状態を維持できれば10年以上も保存可能!
スティックシュガーはまとめて入っている砂糖同様、賞味期限・消費期限の明示がありません。そのため白糖なのに色がついている、臭いがあるなど、品質に変化がない限りは使い続けることが可能です。
保管方法が良いスティックシュガーであれば、10年20年とキープすることもできるほど。実例は聞いたことがないですが、100年以上経過していたとしても、品質が問題ないなら使えると言われています。
もし普段はあまりスティックシュガーを使わず、買った商品を長持ちさせたいならば、密封できる容器とお菓子などに入っている乾燥剤を用意。スティックシュガーと乾燥剤を容器に入れて管理しましょう。湿気や雑菌などを回避することで、劣化の少ない砂糖をより長持ちさせることができます。
角砂糖とスティックシュガー、どっちが良い?
飲料に用いられる砂糖のタイプには、角砂糖もありますね。1個が1杯分の目安という意味で、スティックシュガー同様使いやすさが魅力です。
ただ個包装されているわけではないので、保存方法によっては角砂糖同士がくっついてしまうことも。湿気が多い場所での保管は特に注意が必要です。
一方で、個包装されていないことがメリットになる場合もあります。包装紙がないということは、角砂糖を使った後でゴミが出ないということ。スティックシュガーは使えば使うだけ包装紙というゴミが出てしまいますから、エコを考えると角砂糖の方がおすすめと言えます。
愛用中のスティックシュガー
私が現在使っているのは、ブルックスのでスティックシュガーです。1本あたり6gで、1セットに100本入り。
ブルックス シュガー
出典: Amazon.co.jp
コーヒーブランドでも知られるブルックスで、最初はコーヒーのついでに買ってみたんですが、飲んでいて「合う」感じがするのでリピートしています。
ちなみに中身は原料糖と呼ばれる、精製される前の砂糖が使われています。見た目は白糖ですが、成分はサトウキビ糖などに近いのかもしれません。
スティックシュガーのおすすめランキングTOP5
色々あって迷ってしまうなら、以下のスティックシュガーを特にオススメします。巷で人気の商品もあれば、ちょっと変わったタイプの商品もあるので1つに決めず、入れた飲料の飲み比べをしてみるのも楽しいですよ。
第5位 カップ印マーケット きび砂糖ペットシュガー
出典: Amazon.co.jp
まずは変わり種のきび砂糖ペットシュガー。1袋あたりの個数が少ないので5位としましたが、素材にサトウキビ糖が使われています。
精製された上白糖やグラニュー糖よりも、より素材に近い味が特徴。飲料の味も大事だけれど、砂糖の甘さや味もしっかり味わいたい人、サトウキビの味が気になる人におすすめです。
第4位 味の素 パルスイートカロリーゼロ 顆粒スティック
出典: Amazon.co.jp
4位はカロリー0のパルスイートです。粉末ではなく顆粒タイプで、ややザラっとした感触も特徴。粉末よりも、ザラメのような固形の感じを好む人にも向いています。
アミノ酸由来の人工甘味料ゆえ、カロリーだけでなく糖質すらも0。もはやシュガーと言って良いのかというレベルですが、味は普通のスティックシュガーと変わりなく、飲料にも違和感を抱かせないのがメリットです。
ただ健康志向な分コストは高め。毎日のように使うならば、お財布と相談しましょう。
第3位 味の素 スリムアップシュガー スティック
出典: Amazon.co.jp
3位は4位同様、味の素からスリムアップシュガーです。カロリーは通常の砂糖に比べて3分の1ほどですが、カロリー0の4位に比べると圧倒的にコスパが良いので、こちらを上位としました。
内容はグラニュー糖と甘味料のブレンドで、完全に人工物でない点もおすすめ。甘さは強めで、カロリーが低いのにティースプーン2杯分の砂糖と同じだけの甘さが感じられます。甘党であるがゆえにカロリーを気にしている方にぜひ。
第2位 味の素 パルスイートスティック
出典: Amazon.co.jp
2位も味の素。味の素は同名商品で有名なだけあって、甘味料でも大手ブランドなのかもしれません。4位とは違い、カロリー90%カットタイプのパルスイートです。
カロリーを完全にカットするのは、やはり技術面で苦労するのでしょうか。本数は4位の半分ですが、値段は3分の1以下になっています。
中身は麦芽糖由来の水飴を粉末にしたものをメインに、人工甘味料のほか、食物繊維などお腹に良い素材も入っているのが特徴です。
第1位 キーコーヒー スティックシュガー
出典: Amazon.co.jp
1番に選んだのは、キーコーヒーのスティックシュガーです。コスパはそれなりに高いのですが、自然由来の原料糖(グラニュー糖)を使っていることと、コーヒーブランドによるスティックシュガーである点で1位としました。
スティックシュガーはお菓子などにも使えますが、やはりメインとなるのはコーヒーや紅茶などの飲料用。そう考えると、コーヒーメーカーの方が相性の専門家と言えます。
甘さを添えつつも、コーヒーや紅茶の味を活かしてくれる程よさも持っているので、飲み物の味を堪能したいならおすすめ。
ティータイムにはスティックシュガーで甘い癒やしを
スティックシュガーは個包装されているため、必要な分だけ取り出せて手が汚れにくいなどのメリットを持っています。また上白糖だけでなく、グラニュー糖など様々な種類があり、栄養やカロリーなども異なるのが特徴。
色々ためして、あなたのティータイムにぴったりのスティックシュガーを見つけてみてはいかがでしょう?