パキパキ楽しい!板チョコレート幅広いフレーバーだけでなく、パキッと割るその感触も人気の板チョコレート。
オフィスや外出先で小腹が空いたときにおなかの虫を抑えてくれたり、 分けやすいこともあって、他の人にお裾分けすることで、コミュニケーションにも一役買ってくれること、請け合いです。
旅先での手軽なお土産としても人気で、その国独自のブランドやデザイン性の高い包み紙、欧州ならではのカカオ成分の濃いチョコレート等々。異国の文化を体験させてくれるアイテムとして間違いなく喜ばれる品ですよね。
色々と調べてみると、私が知っている以上に板チョコレートの世界は奥深いことが分かりましたので、その一部をご紹介させていただきます。
目次
板チョコレートの歴史
日本でも多くの人に愛されている板チョコレート。その歴史をご存知でしょうか。
日本では、風月堂が初めてチョコレートの製造を開始し、その後、森永商店(現在の森永製菓)、芥川製菓の順で続きました。
そして、1909年に森永商店が板チョコレートの生産/販売を開始したのが、日本初の板チョコレートとなります。
板チョコは、アレンジの効いたチョコレート菓子とは異なり、チョコレート本来の舌触りやカカオの味と香りをゆっくり楽しむことができます。
製造国、メーカーはもちろん、最近では、 2017年のヒット商品にもなった、明治の「The Chocolate」は「ビーントゥバ−(豆からチョコレートへ)」が話題となりましたが、メリーズチョコレートは「ソイルトゥバー(土からチョコレートへ)」に挑戦するなど、さらなるこだわりを見せるメーカーもあります。
これからどのように発展を見せてくれるのかも、楽しみですね。
味の王道3種類!
ホワイトチョコレートとミルク・ビターの違いをご存知でしょうか?
チョコレートはカカオ豆が原料です。カカオ豆をロース卜したあとに外皮を取り除くと、 カカオマスとカカオバターに分かれます。チョコレートは、カカオ豆をローストしたときに出てくるカカオマスから作られます。ここに粉乳(ミルク)を入れると、ミルクチョコレートになるんです。
そして、ホワイトチョコレートには、カカオバター(脂肪分)が使用されています。茶色い色が特徴であるカカオマスが入っていないから、ホワイトチョコレートが白くなるんですね。
ホワイトチョコレートは、カカオ豆の外皮を取り除くため、テオブロミン(苦味成分)が含まれておらず、より甘いと感じられるそうです。
また、ホワイトチョコレートは加工がしやすい所と味を変えやすい所が特徴として挙げられます。ストロベリーチョコレートなどは、ホワイトチョコレートを使用して、作られています。
一方のチョコレートには、老化などの原因となる活性酸素を抑えてくれるポリフェノールが多く含まれています。また、ポリフェノールの抗酸化成分は、チョコレートの保存性をより高めてくれるんだとか。ポリフェノールの含有量は、ビターチョコレートが一番多く、ホワイトチョコレートが一番少ないそうです。
身体に良いのはビターチョコレート、食べやすいのはホワイトチョコレートですねただ、 一般的なミルクチョコレート 100gあたりのカロリーは 558.1kcal 、 ホワイトチョコレートは587.9kcal です。その点も念頭に置いておいたほうが、いいかもしれませんね。
板チョコレートを選ぶときのポイント
価格帯について
安価なものであれば100円以下から、また高級チョコレートであれば数千円の板チョコレートもあります。
それぞれの商品が、個々の良さを持っているので、その時々の目的やお財布具合によって、使い分けたいですね。
ブランド
板チョコレートというと、手軽にスーパーやコンビニで購入できる日本のメーカー、もしくはSONY PLAZA等で購入できる外国メーカーが思い浮かぶかと思います。
しかし、今や ジャンポールエヴァンやピエールマルコリーニといった高級チョコレートブランドも板チョコレートに参入。
ますます消費者の選択肢を増やしてくれています。
人気なメーカーで選ぶ
気軽に入手でき、日本を代表する三大ミルクチョコレートと言えば
- ガーナ
- 明治
- 森永
手ごろな価格且つ本格的な味わいを求めるのであれば、明治のTHE chocolate。自分へのご褒美や、ちょっとしたプレゼントとして人気なのは、高級チョコレートですね。
食感で選ぶ
一口に板チョコレートと言っても、滑らかな食感が特徴のチョコレートから、パキッとした小気味いい食感が特徴のチョコレート、ナッツ類が入ったザクザクした食感が楽しめる商品まで色々ととあります。
また、中にクリームやフルーツソース、洋酒などが入ったアレンジの効いた板チョコレートもあります。 お好みで選んでみてくださいね。
因みに、私が板チョコレートを選ぶときのポイントは、その時の体調やシーンに合わせることです。
濃厚なビタータイプをコーヒーに合わせて楽しみたいのか、しっかりと甘みのあるタイプを食べて満足したいのか、それとも小腹を慰めるために食べたいのか、等。その時々によって、選び分けています。
健康食品としての板チョコレートに注目!
チョコレートと言えば、嗜好品として楽しまれる以外に様々な成分が含まれていることから健康食品としての注目が高まっています! 今回は高カカオ成分、オーアニック栽培、ナッツやフルーツが入っている商品について紹介していきたいと思います。
高カカオ成分
チョコレート商品のカカオ分が多い商品を一般的に高カカオチョコレートと呼称することが多いのですが、そういった商品は一般的にカカオポリフェノール、カカオプロテインが多く含まれます。
カカオポリフェノールは、まさに文字通りワインや緑茶などに含まれるポリフェノールのこと。
そのポリフェノールには血管を広げる作用が期待できること、活性酸素を生み出す様々な因子の働きを抑制する働きがあることから、血圧低下、動脈効果予防、アレルギーの改善などが見込めるのではと期待されています。
カカオプロテインはカカオポリフェノールほど注目はされていませんでしたが、近年では「便通改善」効果を確認する研究が進み、現状排便量の増加、腸内フローラの調整効果が確認される臨床データが出始めていることから、今後研究結果の動向に注目したい成分となっています。
オーガニック栽培
オーガニックチョコレート製品は、各国のオーガニック認証を取得した上で栽培したカカオマスを使ったチョコレート製品を指します。
カカオマス栽培の際には有機肥料を使う必要があることから一般的には高価な商品が多め! 高単価であることから、フェアトレード(市場の価格に基づく公正な買取)商品も多く、生産者のことも考えてチョコレートを購入したい方におすすめです!
フェアトレードについては、次の項目でご紹介します!ぜひチェックしてみてください。
ナッツ類やフルーツ類が入っているもの
チョコレートは単体で楽しむのも良いのですが、フルーツ、ナッツなどとの相性もグッド! 商品によってはドライフルーツを入れたもの、フルーツの果汁を添加させたもの、食感の良いナッツを加えたものがあることから、ちょっと変わったチョコレートが気になる方におすすめです!
フェアトレードの板チョコレートもチェック!
ここでは、フェアトレードの板チョコレートについてご紹介します。
フェアトレードとは?
フェアトレードとは、直訳すると「公正な貿易」という意味です。発展途上国の立場の弱い生産者と強い立場にある先進国の消費者が、対等な立場で行う貿易のことです。
私たちが、発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、発展途上国の生産者の生活を持続的に支えることができます。つまり、フェアトレードの商品を買うことで貧困のない公正な社会をつくるための支援ができるというわけです。
コットン、コーヒー、紅茶など、最近はたくさんフェアトレードの商品があります。チョコレートの原料であるカカオは、アフリカで多く生産されています。チョコレートにもフェアトレードの商品が多いです。
フェアトレードのチョコレートは、少し値段が割高です。しかし、値段の理由を考え、ぜひ一度試してみてください。
フェアトレードの板チョコレートをご紹介
ピープルツリーフェアトレードチョコ オーガニックコーヒーニブ
出典: Amazon.co.jp
フェアトレードで有名なピープルツリーの商品です。ピープルツリーは多くのフェアトレードの板チョコレートを扱っていますが、こちらは砕いたコーヒーのほろ苦さとクランチ感が味わえるチョコレートです。黒糖が使われており、優しい甘さで人気があります。
原材料は、すべてオーガニックの食材です。余計な添加物などは一切使用されておらず、シンプルで贅沢な味わいのチョコレートに仕上がっています。
第3世界ショップフェアトレードミニチョコレート カカオ80%
出典: Amazon.co.jp
乳化剤を使用せず、ココアバターをたっぷり配当したフェアトレードの板チョコレートです。原材料は、どこで、誰が、どのように作ったかが分かる『顔の見える』ものを厳選して使用しています。
一般的なチョコレートに比べ、約3.5倍にあたる最長72時間じっくりとコンチング(練り合わせ)されています。カカオをしっかり味わえるチョコレートです。
板チョコレートのおすすめ15選
ロッテゼロ
出典: Amazon.co.jp
チョコレートを食べたくても、糖質が気になってなかなか手が出ない人もいるのではないでしょうか。ロッテゼロは、「糖質を気にせずに、チョコレートを味わいたい!」という声に応えて開発された、砂糖など糖類を全く使用していないチョコレートです。
ロッテの独自技術で開発された商品で、糖類ゼロにもかかわらずまろやかな口溶けが味わえると評判です。
同じシリーズには、ほろ苦く深みのあるビターやパウチ入りの一口サイズ、クリスプタイプもあります。糖類ゼロにもかかわらず、好みに応じて、味や食感を選べるのも魅力です。
明治オリゴスマートミルクチョコレート
出典: Amazon.co.jp
糖として吸収されず、砂糖の半分のカロリーのフラクトオリゴ糖を使ったチョコレートです。砂糖の一部として、フラクトオリゴ糖が使われています。
フラクトオリゴ糖は、分解されずに大腸に届き、大腸に住む善玉菌のえさになります。食べた後に血糖値はほとんど上昇しないため高血糖が気になる人におすすめ。「食後のデザートとして甘いものを食べたいけど、血圧が気になる」という方におすすめです。腸活したい人にも良いでしょう。
Galler ガレー ベルギー王室御用達 ミニタブレットギフトボックス
出典: Amazon.co.jp
ベルギー王室御用達として認定されたチョコレートブランド、ガレー。
フレッシュなラズベリーとヨーグルト風味の ホワイトチョコレートや、キャラメル風味のミルクチョコレート 、ミントとライム風味のダークチョコレート 等々、様々なフレーバーが堪能できます。
甘さひかえめ、濃厚なチョコレートが お口いっぱいに広がる上品な大人の贅沢です。
自分へのご褒美にはもちろん、1本ずつ配っても喜ばれる逸品です。
明治 アグロフォレストリーチョコレートミルク
出典: Amazon.co.jp
「森をつくる」ということを考えて栽培されたカカオ豆を原料に使用したチョコレート。環境面も考慮されつつ、本格的な味わいも保証付きです。
リンツ Lindt エクセレンス 99% カカオ
出典: Amazon.co.jp
リンツのメートル・ショコラティエが厳選した最高のカカオ豆から生み出したカカオ分99%の究極のチョコレート。
高カカオ分ですが、その割には苦みが少なく、食べやすいとの意見も。濃厚で、本格的な味わいを楽しめます。
ピエールマルコリーニ チョコレート レ タブレット
出典: Amazon.co.jp
ノンシュガーのタブレット。
カカオの風味を引き立てる麦とコーンから作られたまろやかで自然な甘さの甘味料、マルチトールを使用しています。
明治 チョコレート カカオ72%
出典: Amazon.co.jp
カカオ分72%の高ポリフェノールチョコレート。健康チョコレートブームの牽引者です。95%の商品もありますが、やはり食べやすいのは、これくらいのカカオ分ですね。
森永製菓 カレ ド ショコラ カカオ70%
出典: Amazon.co.jp
味わい・香り・口どけにこだわったカカオ分70%のハイカカオチョコレート。高カカオにありがちな苦みや酸味などの雑味をおさえ、カカオ本来の味わいをシンプルに楽しめる品質です。
毎日食べたいチョコレート カカオを愉しむ本格ビター カカオ感たっぷりの美味しさにこだわりました 甘さをおさえ後味スッキリです。薄いので、ビター感たっぷりでも、重くありません。
不二家 ルック4 チョコレートコレクション
出典: Amazon.co.jp
大人気のルックシリーズから飛び出したのは、利き酒ならぬ「利きチョコ」ができる、チョコレートです。
ミルクからハイカカオまで人気のソリッドチョコ4種を1箱にアソートし、カカオ分27%~70%までのカカオ分の違いでカカオ感・果実感・酸味・甘味・苦味・後味・香りを愉しめます。
「いろんなチョコを少しずつ、その時の気分に合わせて食べたい」という欲求に応えてくれる変化球の板チョコレートです。
森永製菓 森永ミルクチョコレート
出典: Amazon.co.jp
カカオ感にアクセントをおいた伝統の定番ミルクチョコレートです。
明治 ミルクチョコレート
出典: Amazon.co.jp
限られた原料だけで作り上げたピュアチョコレートは、伝統のおいしさです。昔から慣れ親しんだ、ほっと安心できる味わいです。
ロッテ ガーナミルク
出典: Amazon.co.jp
口の中に入れた瞬間にとろけるような、なめらかなおいしさが広がります。
厳選したカカオとなめらかなミルクの理想的なバランスで、ミルク感の効いたコクのある味わいが楽しめます。世界有数のなめらかさを誇る最高品質のおいしさです。
明治 ザ チョコレート 深遠なる旨味抹茶
出典: Amazon.co.jp
カカオの香ばしさと旨味を引き立てる、豊かで奥深い抹茶チョコレートです。
ベネズエラ産カカオ豆を中心に使用したカカオマスに香り高く旨味深い抹茶を練り込みました。前述したとおり、通常の抹茶チョコレートと異なり、ホワイトチョコレートベースではなく、カカオの香味が際立つダークチョコレートの生地に抹茶を練り込んだ、新しい味わいの抹茶チョコレートです。
ダークチョコレートの層と、生地に抹茶を練り込んだ層の2層構造になっていることで、絶妙に絡み合う豊かな味わいを楽しめます。「香り」「旨味」といった、カカオと抹茶に共通する味の要素を、お互いが十分に引き立てます。
世界的抹茶ブームの今、一味違う、本格派抹茶チョコレートとして、海外の方へのお土産としても最適です。
コートドール タブレット ノアーデノアー
出典: Amazon.co.jp
言わずと知れたベルギー産の板チョコレート。
数種類のフレーバーを展開されており、ソニープラザなどでも取り扱われている人気商品です。 1袋に2枚入りです。
厚めの板チョコレートなので、「板チョコレートを噛みしめている感」がぞんぶんにあじわえます。しっかりとした味わいで、チョコレート好きを満足させる一品です。
明治 ザ チョコレート 鮮烈な香り フランボワーズ
出典: Amazon.co.jp
ドミニカ産カカオ豆を中心に使用したカカオマスに甘酸っぱいフランボワーズを合わせました。
通常のフルーツフレーバーだと、妙に人工的な香りや味が強かったりして苦手だったのですが、こちらは一口齧ると、自然なフランボワーズの香りがフワッと口内に漂います。コーヒーはもちろん、ワインや冷酒に合わせても楽しめそうですね。
板チョコレートの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、板チョコレートの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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まとめ
国籍、老若男女問わず、愛されている板チョコレート。今回、紹介させていただいた以外にも、魅力あふれる商品が多くあります。ぜひ、お気に入りの一枚を探してみてくださいね。