不正アクセスのリスク回避に!有線LANルーターおすすめランキング TOP10

ご自宅でのインターネット環境はWi-Fi(無線LAN)というのがほぼ当たり前となったかに思える昨今ですが、一方で不安なのがセキュリティです。無線という性質上、電波は家の外から近隣にも漏れており、不正アクセスのリスクは常に付きまとうもの。そんな問題をカバーするのが有線LANという選択です。

そこで、意外と見落としがちな有線LAN導入のメリットをチェックしながら、おすすめの有線LANルーターを紹介したいと思います。

 

有線LANルーターとは?

有線LANルーターは、その名の通りご自宅や職場のインターネット環境をWi-FiでなくLANケーブルでつないで成立させるための機器です。Wi-Fiが一般化するまではこの有線LANが、インターネットを使う一般的な方法でした。Wi-Fiに比べると煩わしさはありますが、歴史が長い分、大きなメリットがあります。

 

有線LANルーターのメリット

電波を飛ばさない

有線LANルーターの強みは、簡単に言ってしまえば電波を飛ばしていないことです。無線LAN環境は特定の周波数の電波を発してモバイル端末などにアクセスするわけですが、空気中を通る電波は、ほかの周波数帯の電波による干渉や、気象状態などが邪魔して安定しないことが間々あります。

大容量データ、ゲームに強い

大きなデータをダウンロードしていたり、オンライン対戦ゲームを楽しんでいるさなかに電波障害にあって涙をのんでしまうといったことはよく聞く話です。有線LAN環境なら基本的にそういう悲劇も生まれません。部屋の中でオンラインゲームを安定して楽しみたいなら、なるべく有線環境であるほうが望ましいと言えます。

不正アクセスを受けない

またネットへの接続対象がケーブルで繋がれている端末のみに限定されている有線LANは、電波ジャックのような外部からの不正アクセスを受けることがありません。セキュリティが不安だ、設定が面倒という方には強くおすすめできる点です。

優れたコスパ

さらにもう一つ付け加えれば、有線LANルーターは構造が無線LANルーターよりもシンプルなので、全般的に価格が安いことも大きなメリットです。

 

有線LANルーターのデメリット

自由度が低い

有線LANルーターはケーブルを接続するため、コードが届く範囲でしかネット環境が確保できないのが最大の欠点です。逆に言えば、ワンルームなどそれほど広くない屋内でネットを使うなら、有線LANのほうが断然理想的だと言えます。

 

無線LANルーターのメリット

ケーブルの煩わしさから解放

今やネット環境=Wi-Fi環境といってもいいほどに普及しているのが無線LANです。その最大のメリットは、煩わしいケーブル接続から解放され家のどこにいてもネット環境を確保出来ることです。

モバイル機器と相性がいい

スマートフォンやタブレット端末にはWi-Fi接続機能があり、携帯キャリアの電波と上手に併用すればパケット通信料を節約することができます。

 

無線LANルーターのデメリット

設置場所によって不安定に

家庭用の無線LANルーターは、建物に引き込まれている電話回線の状況に影響され、設置場所が限定されることが多々あります。そのため、部屋の作りによっては通信が不安定になることが少なからずあります。

ルーターの価格は高め

有線LANルーターのメリットの裏返しですが、無線LANルーターのほうが基本的に価格が張ります。コスト重視で考えるなら、個別の機器同士をしっかり比較して選ぶべきでしょう。

 

有線LANルーターの選び方

PC
NINO

 

回線の速度をチェック!Gigabit対応している?

現行市販されている有線LANルーターの速度規格は2つ。理論値1000MbpsをうたうGigabitと、理論値100Mbpsをうたうひと世代前の高速規格のどちらかになります。契約している(これからする)インターネットプロバイダーのコースを確認し、それに見合っている速度が表示されているかを知っておきましょう。もしこれから新規にプロバイダー契約をするのなら光回線などの1Gコースを選択し、有線LANルーターはGigabit対応機の中から選ぶことをおすすめします。

 

ポート数をチェック!

有線LANルーターに備わっているポート(LANケーブルの差込口)は大事です。使用する端末が何台あるのか(テレビやビデオデッキも含め)をまず確認することです。とはいえ、現行ほとんどのルーターについてるポートは4つ(もう一つ、違う色が付いているWANポートはネット回線の引き込み口なので別扱い)です。

もしそれで足りないのであれば、ここでは挙げていない業務用の高額モデルを選ぶか、ポートを増やすためのスイッチングハブを別途用意することになります。

 

セキュリティ強化モデルが安心

有線LANルーターは無線LANルーターに比べて安全性が高いとはいえ、回線から直接侵入してくる不正アクセスやコンピューターウイルスへの対策は別途施す必要があります。

そのために、安全性を強調している機種を選ぶことが賢明です。基本的には、不正アクセスを防ぐファイアウォール機能、Dos攻撃をメールなどで知らせる機能などがあります。これらが万全化どうかを確かめましょう。

 

その他機能もチェック!

リモートアクセス

ルーターの重要な機能の1つが、外出先から自宅やオフィスのパソコンを操作するVPNリモートアクセスです。ほとんどのメーカーがリモートアクセスを無料で使えるDynamicDNSサービスを用意しています。機種によっては有料サービスも含め複数のDynamicDNSサービスが使える者もあります。

フィルタリング機能

悪質サイトへのアクセスをブロックするフィルタリング機能は、お子さんがいる家庭などではぜひ設定しておきたいです。メーカーごとに用意しているサービス内容を確認しておきましょう。

省電力機能

有線ルーターは電源を常時ONにして使うのが基本。省電力機能を唱う、消費電力がなるべく抑えられる機種を選びたいものです。

壁掛けタイプ

有線LANルーターを設置するのに、壁掛けができるとスッキリするもの。壁掛け用のパーツが付属しているか、ネジは別途用意する必要があるのかも念のためチェックしておきましょう。

 

有線LANルーターおすすめランキングTOP7

第7位 PLANEX VPN-41FE-OV1 10/100Mbps

OpenVPN対応でリモート接続で実力発揮

まず7位はPLANEXのVPN-41FE-OV1です。OpenVPN専用の有線ルーターです。外出先や職場からモバイル機器で自宅のパソコンやNASなどへ接続するリモートアクセスを高い安全レベルで可能にし、かつ通信速度が下がりにくいのが最大の売り。無料のものを含む4つのDynamicDNSサービスに対応しています。速度規格は100BASE-TXですが、出先からの操作重視で選ぶならおすすめです。

 

第6位 エレコム BRC-FEBK

コンパクトサイズが売りの低速タイプ

6位はエレコムのBRC-FEBKです。100BASE-TX対応でスループットは実測98.8Mbpsと速度面は一世代前のスペックですが、2000円割れで手に入るのは大きな魅力です。幅107mm×奥行き72mm×高さ25mmとスマホ並みのコンパクトサイズなのもうれしいポイント。無料のダイレクトDNSサービスに対応しリモートアクセスも容易に可能。メーカーの生産は終了しており、安く手に入れるなら今がチャンスと言えます。

 

第5位 BUFFALO BBR-4MG

お手軽&格安のエントリーモデル

5位はBUFFALO 有線ルータ BBR-4MGです。2000円未満で手に入る、BUFFALO最安のモデルです。家庭での利用を想定しているため、Dos検出機能はありません。また速度は100Mbps、スループットは83.5と、契約しているプロバイダーのサービス内容に合っているか事前に確認しておく必要があります。それでも、「らくらくファームウエア更新機能」など、初心者には親切な対応はおすすめできるポイントです。

 

第4位 I-O DATA ETX2-RA

低速タイプながら機能充実&省電力

4位はI-O DATAのETX2-RAです。2位に上げているETG3-RAの廉価バージョンです。速度は100MbpsとGigabitに対応していないのが大きな違い。接続したパソコンのブラウザを起動するだけでインターネット接続が完了してしまう回線自動判別機能は初心者には大助かりのスグレモノです。リモートアクセスに便利な同社独自のダイナミックDNSサービス「iobb.net」が無料で利用できるほか省電力設計など、高速対応でない以外は上位機と同等レベル。低速環境でも問題ないならおすすめの1台です。

 

第3位 BUFFALO BBR-4HG

セキュリティ機能充実の低価格モデル

3位はBUFFALO BBR-4HGです。3000円以下で買える値ごろ感は大きな魅力。パケットの整合性をチェックするといった一般的なファイアウォール機能に加え、Dos攻撃などの検出機能で不正アクセスをシャットアウトしてくれます。初心者でもかんたんに初期設定ができるサポート機能など、発売から10年以上にも関わらず高い人気も頼もしい、おすすめの1台です。

 

第2位 BUFFALO BHR-4GRV2

Gigabitイーサネット対応でコスパ優秀の人気機種

2位はBUFFALO BHR-4GRV2です。Gigabitイーサネットに対応する高速モデルで、スループットは839.0Mbpsと同社従来品のほぼ2倍。動画など重いデータのやり取りも苦になることはないでしょう。VPN(きのうぶり)リモートアクセス)機能により、外出先などから自宅やオフィスのパソコンやNASに接続・操作するのもスムーズにできます。価格的にも高機能機種としてはかなりお買い得。迷ったらこれを買えといっても過言ではない1台です。

 

第1位 I-O DATA ETG3-RA

Gigabit対応の省電力高速モデル

1位はI-O DATAのETG3-RAです。Gigabitに対応した同社の上位モデルです。スループットは620Mbpsあり4Kレベルの動画再生も難なくこなせる高性能は目を見張ります。ダイナミックDNSサービス「iobb.net」(無料)を使用すれば、外出先からのリモートアクセスもスムーズに実現可能。背面に壁掛け穴があり、別途ネジを用意すれば壁掛け設置が可能です。省電力設計なのも安心材料です。

 

有線LANルーターの売れ筋ランキングもチェック!

なおご参考までに、有線LANルーターの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。

Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング

 

有線LANルーターの接続・設定はどうやるの?

コード

有線LANルーターも無線LANルーターも、契約しているプロバイダーから支給されたモデムに接続して、パソコンやゲーム機などネット回線を分配するのがその役割に違いはありません。その一般的な接続方法を説明します。

 

STEP1:配線

家の外から光ケーブルなどで引き込まれた回線の差込口にケーブルを挿してモデムと接続します。さらに、モデムのポートにLANケーブルを挿して有線LANルーターの「WANポート」に接続します。最後に、有線LANルーターのポートとパソコン(ゲーム機やAV機器でも同様)をLANケーブルでつなぎます。

 

STEP2:電源をオン

モデムの電源をオンにして起動したのを確認したら、有線LANルーターの電源を入れます。そして、パソコンのブラウザを開き、インターネットに接続されているかを確認します。

 

STEP3:ユーザー設定

ブラウザを開いた際、ユーザー名(ID)やパスワードの入力を求められる場合、プロバイダーから送られてきている書類を確認してそれぞれ記入しましょう(プロバイダーによってはモデムの裏側などにIDと初期パスワードが記載されていることもあります)。

以上で基本的な設定は完了。なお、機種によってはパソコンに接続しただけで基本設定まで自動で処理してくれるものもあります。面倒な設定は避けたいという方は購入する前にチェックしておきましょう。

 

今なお信頼される安定ネット環境の担い手

LAN

無線LAN環境が一般的的になりつつある今、有線LAN専用のルーターを販売しているメーカーは残念ながら限られつつあります。それでも、今回上位に上げたげたBUFFALOやIO DATAのモデルは長年積み重ねた技術に裏付けられた信頼の高い製品と言えます。

ネットゲームや動画生配信など、先端を行くハイエンドユーザーを支える安定した通信環境を提供するのも有線LANルーターの役目。皆さんのご家庭でも、室内環境に問題ないなら、ぜひ一度検討してみてください。

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