デジカメや一眼レフカメラの画像や動画を記録する、SDカード。SDカードには、Wi-Fiを内蔵していて、ケーブルなどで接続しなくても、そのままスマホやPCに送れるという機能を備えた、Wi-Fi内蔵SDカードがあるのをご存知でしょうか。
インターネット環境になくても、カメラにWi-Fi機能があればスマホやパソコンにWi-Fiで転送できますが、カメラにWi-Fi機能がない従来型のカメラでも、Wi-Fi内蔵SDカードを挿入すれば、転送OK。そんな画期的なSDカードの、特徴と選び方について解説します。
目次
Wi-Fi内蔵SDカードとは?
そもそも、Wi-Fi内蔵SDカードって何?という方に、ここでは、Wi-Fi内蔵SDカードに関する基本情報を解説していきます。
どういう時に使うの?
まずは、どのような時に使うと便利なのか、説明していきましょう。
写真を共有できる
Wi-Fi内蔵SDカードを利用して写真を取れば、ケーブルにつながなくても、カードをカメラから取り出さなくても、撮った写真を手軽に転送やシェアすることが出来ます。
旅先などで、カメラで写真を撮った時に、スマホならすぐに送れるのに、カメラの写真だから送れないってことがありますよね。そんな時、Wi-Fi内蔵SDカードなら、専用アプリをダウンロードしている友人たちのスマホに送ることが出来るので便利。その場で、写真と思い出を共有OK。
スマホ、タブレット、PCに送れる
Wi-Fi内蔵でなくても、SDカードにはそもそも記録できる容量が決まっているので、写真をたくさん撮ることで容量がいっぱいになってしまうことも。そんな時に、Wi-Fi内蔵SDカードなら、すぐにPCやスマホ、タブレットに転送できることで、SDカードからは削除するという使い方も。
SNSの投稿にカメラの写真を使ってみよう
SNSに投稿するとき、スマホの写真に物足りなさを感じるときはありませんか?カメラで撮れば、ズームやいろいろな機能を使えて、よりきれいな写真が撮れることから、SNSのためにカメラで写真を撮る方も増えています。
カメラで撮ったSDカードの画像は、パソコンに挿入口があれば取り込めますが、スマホやタブレットには挿入口がないので、Wi-Fiでスムーズに転送できることがメリットとなります。
どんな仕組みになっているの?
Wi-Fi内蔵SDカードは、どのような仕組みになっているのかというと、小さなSDカードの中にWi-Fiが内蔵されていて、無線LANの機能が搭載されているのです。
そのため、Wi-Fi内蔵SDカードを挿入したカメラで撮った画像は、アプリをインストールしたスマホやタブレットに、転送することが出来ます。
写真の転送や共有をスムーズにしてくれることから、手持ちのカメラを、今までよりもさらに便利なカメラにグレードアップしてくれる画期的アイテムです。
Wi-Fi内蔵SDカードの選び方
自分のカメラ・スマホに対応しているかをチェック!
SDカードには、SDカード・SDHCカード・SDXCカードの3種類があります。容量によって種類が異なり、2GBまでがSDカード、4~32GBまでがSDHCカード、64GB以上をSDXCカードと呼びます。
Wi-Fi内蔵SDカードは容量が大きいことから、SDHCカードやSDXCカードになります。古い型のカメラは、容量の大きいSDカードに対応していないこともあるので注意が必要です。SDHCカードやSDXCカード対応機器かどうかを確認しておきましょう。
また、転送したいスマホやタブレットに専用アプリをインストールできるかも、チェックしておきましょう。
転送方法・スピードをチェク!
Wi-Fi内蔵SDカードの転送方法には、画像や動画を表示の中から選択したものだけをデータ転送する「手動タイプ」と、撮影直後にすべての画像や動画を自動的にデータ転送が行われる「自動タイプ」の2種類があり、使い方によって選ぶことができます。
また、SDカードには「書込み速度」「読取り速度」「スピードクラス」という、記録・転送のスピードを表す表示がありますので、SDカードのパッケージの表示を見て、それぞれの速度やクラスの表示の高いものを選ぶと良いでしょう。
簡単に見る方法としては、「スピードクラス10」のものを選ぶと、転送スピードに問題がなく、間違いがありません。
共有できる機械の数をチェック!
Wi-Fi内蔵SDカードによって、同時に画像をシェアできる機器の数が決まっています。こちらもパッケージに表示されていますので、購入時に確認しておきましょう。
ネットに繋げたまま転送できるかどうかをチェック!
インターネット通信ができるWiFi内蔵SDカードを選べば、ネット利用時にも転送が手軽に行えます。ただし、WiFi内蔵SDカードを差し込んだ機器は、バッテリーの消耗スピードが速くなりがちです。その点には、注意が必要です。
設定方法もチェックしておくと◎
WiFi内蔵SDカードをスマホに転送するには、ブラウザでもOKですが、SDカード専用のアプリが便利です。アプリをインストールしておきましょう。また、スマホで画像を編集したい人は、画像編集アプリをインストールしておくこともおすすめです。
デジカメの画像をスマホに共有する際は、スマホをWiFi接続します。専用アプリのないSDカードもあるため、製品を選ぶ際に、専用アプリの有無もチェックしておきましょう。
Wi-Fi内蔵SDカードの使い方
Wi-Fi内蔵SDカードの使い方の手順を、ごく簡単に説明します。ポイントは、たった3つ。
専用アプリをダウンロード
スマホやタブレットに、Wi-Fi内蔵SDカード専用アプリをダウンロードします。
カメラで写真撮影
カメラのカード扉に、Wi-Fi内蔵SDカードをセットし、写真撮影します。
画像や動画を転送
Wi-Fi内蔵SDカードに記録された、画像や動画を転送します。
【おすすめ】私の一押しWi-Fi内蔵SDカードはこれ!
ここでは、私のおすすめのWi-Fi内蔵SDカードをご紹介します。
東芝 FlashAir w-04
出典: Amazon.co.jp
TOSHIBAのWi-Fi内蔵SDカードは、2012年に登場しました。その後に進化を続け、現在では第4世代として、FlashAir w-04が登場しています。読み出し、書き込み、転送などのスピードが向上。
ネット環境のないところでも、専用アプリを利用して転送やシェアが簡単。カメラライフが楽しくなる理想のWi-Fi内蔵SDカードです。
【人気】Wi-Fi内蔵SDカードおすすめランキングTOP5
Wi-Fi内蔵SDカードの人気おすすめ商品を、私が今気になっている商品等を中心に、ランキング形式で5商品ほど詳しく紹介します。
第5位 テック ezShare Wi-Fi搭載SDカード 16GB
出典: Amazon.co.jp
転送方法 | 自動 |
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転送スピード | 1.5MB/sec |
共有できる台数 | 5台 |
ネットに繋げたままの転送 | ◯ |
Wi-Fiのオンオフ可能
利用するデジタル一眼、ミラーレス一眼、デジカメ等に、このSDカードを挿入して撮影し、転送するだけでスマホで撮影データーを見ることが出来、また保存もできます。電源は、カメラ本体から供給を行います。特別なソフトやアプリなどは不要で、ブラウザからアクセスOK。
最大同時アクセス人数は、5人まで。旅行先でカメラのデータをその場でスマホで見ることができ、思い出をシェアして楽しむといった使い方ができます。
Wi-Fiの電源をON/OFFにするスイッチがカードに搭載されていることで、カメラの消費電力を抑えることが出来るのがポイント。
WiFi転送時の速度は、1.5MB/sec、SDカード本体の転送速度はClass10。SNSなどへの投稿や指定ファイルのダウンロードは、無料のアプリをインストールすることで利用可能です。
第4位 OSEI 無線LAN搭載 ez Share Wi-Fi SDHCカード 32GB
出典: Amazon.co.jp
転送方法 | 自動 |
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転送スピード | 1.5MB/sec |
共有できる台数 | 5台 |
ネットに繋げたままの転送 | ◯ |
省エネ、使い勝手が良いお手頃タイプ
ブラウザのみで、スマホやパソコンで画像が確認できる「ez Share」。SNSなどへのダウンロードは、無料アプリで利用可能。カードのスイッチを切り替えることで、Wi-Fi機能のオフが可能なため、省エネタイプといえます。
最大同時アクセス台数は5台まで。対応ファイルはJPEG/RAW/AVI/MP4/MOVなどです。WiFi転送時の速度は、1.5MB/sec、SDカード本体の転送速度はClass10なので、問題なく画像や動画を転送することができます。
容量は32GBと充分ながら、価格もお手頃なのでおすすめです。
第3位 Transcend Wi-Fi SDカード 16GB
転送方法 | 自動 |
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転送スピード | 最大転送速度:90MB/s |
共有できる台数 | 3台 |
ネットに繋げたままの転送 | ◯ |
2つの機能を持つWi-Fi内蔵SDカード
SDカードのブランドとして有名なトランセンドのWi-Fi内蔵SDカードは、無料ダウンロードできるWi-Fi SDアプリを利用できます。デジタル一眼、ミラーレス一眼、デジタルカメラで撮影した画像を確認でき、スマホやタブレットに瞬時にダウンロードすることが可能。2MBサイズのファイルを使用した場合には、7808枚撮影可能。
class10のスピードクラスなので、動画やアプリの起動に問題なしです。ただし、転送スピードは使用機器、ハードウェア、ソフトウェアによって異なる場合がありますので注意が必要。
ダイレクトモードと、インターネットモードといった2つの無線接続モードによって、さまざまな使い方が出来るのがポイントです。
第2位 東芝 無線LAN搭載SDHCメモリカード 32GB
転送方法 | 自動 |
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転送スピード | 最大読み出し速度 90MB/s 最大書き込み速度 70MB/s 約49.4MBの動画転送12.6秒 |
共有できる台数 | 7台 |
ネットに繋げたままの転送 | ◯ |
安心の国内メーカー
東芝 SD-UWA032G SDHCメモリカード 「FlashAir」 32GBは、デジタル一眼、ミラーレス一眼、デジタルカメラで撮影した写真を、最大7台のスマートフォンやタブレットに同時に転送可能。
Wi-Fiのアクセスポイントがない場所でも、簡単にデータをシェアできます。ただし、SNSなど、インターネットにアップするにはインターネット環境が必要です。無料の専用アプリを利用して、便利に使用することができるすぐれもの。
読み出し、書き込みがさらに速くなり、UHSスピードクラスやUHSインターフェース にも対応し、パソコンへのバックアップや連写撮影も快適になりました。
第1位 東芝 TOSHIBA Wi-Fi SDXCカード FlashAir 64GB
出典: Amazon.co.jp
転送方法 | 自動 |
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転送スピード | 最大読み出し速度 90MB/s 最大書き込み速度 70MB/s 約49.4MBの動画転送12.6秒 |
共有できる台数 | 7台 |
ネットに繋げたままの転送 | ◯ |
Wi-Fi内蔵SDカードの人気商品
現在、Wi-Fi搭載SDカードの主流であるのが、東芝の「FlashAir」です。安定したWi-Fiと、使いやすいアプリに定評があり、高価なイメージのWi-Fi搭載SDカードのイメージを覆す、価格にも安定感があるWi-Fi内蔵SDカードです。
撮影データのワイヤレス転送には、専用アプリ「FlashAir」を使用することが出来ます。読み出し/書き込み速度や、最大転送速度は、使用する機器等の条件により異なりますが、ストレスなく使用することが出来るでしょう。
容量は、64MBと大きいのに、価格が手ごろな点も人気です。
【人気】おすすめWi-Fi内蔵SDカードの比較表はこちら
商品画像 |
No.1
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商品名 | 東芝 TOSHIBA Wi-Fi SDXCカード FlashAir 64GB | 東芝 無線LAN搭載SDHCメモリカード 32GB | Transcend Wi-Fi SDカード 16GB | OSEI 無線LAN搭載 ez Share Wi-Fi SDHCカード 32GB | テック ezShare Wi-Fi搭載SDカード 16GB |
転送方法 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 |
転送スピード | 最大読み出し速度 90MB/s 最大書き込み速度 70MB/s 約49.4MBの動画転送12.6秒 | 最大読み出し速度 90MB/s 最大書き込み速度 70MB/s 約49.4MBの動画転送12.6秒 | 最大転送速度:90MB/s | 1.5MB/sec | 1.5MB/sec |
共有できる台数 | 7台 | 7台 | 3台 | 5台 | 5台 |
ネットに繋げたままの転送 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
リンク | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | AmazonYahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! |
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PQI Air Card Wi-Fi内蔵SDカードアダプタ
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今あるカメラをグレードアップ
いかがでしたか?最近では、カメラ本体にWi-FiやBluetoothが搭載されていて、ワイヤレスで写真データを転送できるカメラが増えてきています。一方で、今でもワイヤレス通信に対応していないカメラをお持ちで、愛用されている方も多いと思います。
そんなカメラをグレードアップさせてくれるWi-Fi内蔵SDカードは、すでに持っているものをさらに使いやすくするお役立ちアイテム。この機会に使ってみてはいかがでしょう。
ただし、Wi-Fi内蔵SDカードはカメラ本体から電源を供給するため、バッテリーの消耗が少し早まるといわれています。撮影の際には、予備のバッテリーを忘れずに持参してくださいね。
SDカード自体がアダプタ式になっていて、既存のmicroSDカードを差し込むことによりWi-Fi化できる製品です。
カメラの電源を入れるとWi-Fi機能がONとなり、このSDカードのアクセスポイントに接続すると、SDカード内のデータを閲覧したり転送したりすることができます。
ファイルの転送操作については、専用アプリ「PQI Air Card+」上で行います。iOS/Androidに対応しているので、ほぼ全てのスマートフォンで操作が可能です。
接続できる端末は最大3台。複数のスマートフォンから接続できるので、自分だけでなく家族が持っているスマートフォンに転送するという使い方もあります。
SDカードはmicroSDHCカードに対応しています。
一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラで撮影したデータをスマートフォンに共有したい場合に便利なアイテムで役に立っています。