日用品ライターが教えるおすすめトイレ用洗剤11選

毎日きちんとトイレ掃除しているつもりでも、ふとした瞬間汚れはないのに嫌な臭いが気になる、ということはありませんか。

トイレの嫌な臭いの正体は、目には見えない尿はねや落ちにくい尿石のこびりつきなどが原因です。

トイレは家の顔と呼ばれているように、どんなにキレイな家でもトイレが汚れているとずぼらなイメージを与えてしまいます。

できればいつも汚れは除菌・洗浄しておきたいですよね。そうはいっても毎日掃除をするのは意外と大変です。

そこで今回は主婦の強い味方、トイレ掃除をラクにし、いやな汚れを除菌・洗浄する優秀なトイレ用洗剤の商品をご紹介します。

 

用途別のおすすめトイレ用洗剤

 

液体・泡タイプ

トイレ用洗剤で最もスタンダードなのがこのタイプの商品です。

便器内の汚れに直接噴射して除菌・洗浄するノズルタイプの商品や、ふた裏掃除の汚れや床掃除の汚れ落としにも使いやすいスプレータイプの商品、汚れた場所に長くとどまって除菌・洗浄する泡タイプの商品などがあります。

液性は酸性か中性の商品が多く、汚れの種類によって使い分けます。

たとえば、臭いや黄ばみの原因となる尿石は、尿のタンパク質が分解してできた尿素と水に含まれるリン酸カルシウムが結合してできるアルカリ性の汚れです。そのため、酸性洗剤で中和することで洗浄することができます。

特に汚れの残りやすいふち裏などにしっかり届くノズルタイプの商品がおすすめです。

トイレブラシが届かない場所でもこちらの商品だと汚れが落ちにくい場所にも届いて便利です。

 

シートタイプ

便座・タンク・床などのトイレ内の汚れの洗浄・除菌に便利なアイテムがシートタイプのトイレ用洗剤です。

これがあればトイレブラシを使わなくても汚れに対処できますのでそれだけで済むこともありますし、1枚ずつ使い捨てのシートのため、清潔に使えるというメリットがあります。

除菌効果がある商品を選ぶことで汚れ洗浄だけでなく、トイレ内の雑菌の繁殖を抑えます。

 

固形・粉末タイプ

便器に直接スタンプして汚れを除菌・洗浄するタイプの商品や、粉末タイプの商品、錠剤タイプの商品があります。

このタイプの商品のメリットは、1回トイレ掃除を行うだけで長時間綺麗な状態をキープできるところです。

便器の水際の汚れが気になっていて、そんな汚れを除菌・洗浄をしたい人におすすめのアイテムです。

 

トイレ用洗剤を選ぶときのポイント

 

汚れのタイプ別で選ぶ

黄ばみ汚れ

トイレの黄ばみ汚れが気になるときは黄ばみの原因である尿石を溶かして汚れを洗浄する酸性洗剤が便利です。

ただし、肌に触れたり、目に入ったりすると重篤な症状を引き起こすこともある商品も多いため、扱いには注意が必要です。

酸性洗剤を利用する際は必ずマスク、手袋をしたうえで十分換気を行いましょう。

 

黒ずみ

トイレの水回りに現れる黒ずみの正体はカビや雑菌です。こうした汚れには塩素系洗剤が威力を発揮して除菌・洗浄をします。

カビの根から破壊することで再発も抑えます。ただし、衣類についた場合は脱色してしまうので注意が必要です。

また、酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜると有毒な塩素ガスが出て大変危険です。絶対に同時に使わないように注意しましょう。

 

普段使い

普段のトイレ掃除に活躍するのが中性洗剤です。

酸性洗剤や塩素系洗剤に比べて洗浄力は落ちるものの、肌に優しく、便器の蓋などのプラスチック製品にも安心して使用できます。

除菌効果もあるのでカビや雑菌の繁殖を抑え除菌し、臭いを防止します。

 

容器の形状で選ぶ

幅広い掃除に使えるスプレータイプ

幅広い掃除に便利なのがスプレータイプです。

器に直接スプレーして除菌することはもちろん、トイレットペーパーや乾いた布にスプレーして雑巾代わりに使って除菌・洗浄することもできます。

 

届きにくい場所の掃除にはノズルタイプ

トイレのふち裏など、スプレータイプでは届きにくい場所の汚れの除菌・洗浄に便利なのがノズルタイプの洗剤です。

 

使い勝手の良いシートタイプ

使い捨てできて便利なのがシートタイプの商品です。

水に流せるタイプの商品と水に流せないタイプの商品があるので、水に流せないタイプの商品を使う時は便器に流さないように注意しましょう。

 

ブラシ兼用タイプ

ブラシの先端に洗浄液がついており、使用したブラシはそのまま便器に流せて衛生的なのが、ブラシ兼用タイプです。

今までトイレを磨いたブラシが汚いけど置かなければならない、という状況があったと思いますが、そんな悩みが解消できると人気を博しているトイレ用洗剤です。

 

洗浄力で選ぶ

トイレを掃除するにあたって、洗浄液に洗浄力のポイントを考慮しないわけがありません。誰だって、洗浄力が強くてすぐに落ちやすくなる洗浄力を持つ、トイレ用洗剤を選びたくなります。

自分が汚れを見つけて、シュシュっと吹いただけで落ちる洗浄力の強い洗剤と、いくらごしごしやっても落ちないような洗浄力の洗剤では、便利さが全然違いますよね。

見かけではわからないのが洗浄力ですので、この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

除菌効果入りのトイレ用洗剤

最近のトイレ用洗剤では、除菌効果が付随している洗剤があります。今まで、汚れだけ落として洗浄するだけで、除菌はできないのかというようなツッコミもでてきそうですが、、

トイレの汚れを洗浄する時に汚れも落として、除菌もできるから一石二鳥。

目には見えないけど、トイレの菌と一緒に生活はしたくない！と考えているならば、除菌付きのトイレ用洗剤を購入してみてはいかがでしょうか。

 

トイレ用洗剤だけでは落ちない尿石って何？

尿石とは？

便器を掃除していて、いくらごしごし擦っても落ちないというような汚れはないでしょうか。石のように硬く、黄色い頑固な汚れの場合、それは尿石という汚れかもしれません。

尿石というのは一言で言えば、文字通り尿が固まった汚れのことです。尿管結石というような言葉をご存知の方も多いと思いますが、こちらは、体内で尿が固まってしまって石のように硬くなって激痛の催すものですが、対して尿石は、尿がトイレの便器の中で硬くなり汚れとなったものです。

 

尿石を落とすには？

通常のトイレ用洗剤だけで尿石を落とすことは難しいです。なので、酸性のトイレ用洗剤を使ったり、専用の尿石洗浄剤を使うことが必要です。また、重曹とクエン酸を合わせて使用して落とすということもよく聞かれますね。

 

尿石を作らないために大切なこと

こんな頑固な尿石は、上記のように、特殊な方法を使って落とすしかありません。なので大切なことは、尿石を作らないこと。そのためには、よく言われますが小まめにトイレ掃除をすることが大切です。

逆に尿石を作らないことを目標にして、トイレ掃除をしてみると続けやすいかもしれませんね。

 

トイレ用洗剤のおすすめ11選

いろいろトイレ用洗浄液のことを書いてきましたが、最後に私日用品ライターがおすすめするトイレ用洗剤を紹介します。

今の商品は毎日トイレ掃除をしやすく、やりやすく改良を重ねているので、これは嬉しいと思うような商品が見つかるかもしれません。気になる商品があればぜひチェックしてみてくださいね。

 

スクラビングバブル トイレ洗浄超強力トイレクリーナー

便器のふち裏にしっかり届くノズルが使いやすい塩素系洗剤です。

粘り気のあるジェルタイプで液が下に落ちにくいため、汚れが気になる部分にしっかり密着して成分がとどまります。

塩素の力で尿石をしっかりと分解し、溶かして落とすのでごしごし洗いも不要。

塩素系洗剤を使っているけどすぐに液が流れてしまってトイレットペーパーでシップをしたり、何度も液をかけ直したりしているという人にもおすすめの商品です。

 

トイレクイックル トイレ用そうじシート

しっかりした厚手のシートなのでこれ1枚で便座・便器まわり・床・壁もすっきりふき取れて、汚れの洗浄ができます。

汚れがしっかり落ちる凸凹シートで、途中で破れるといった心配もありません。

爽やかなミントの香りで使用後は気分もさっぱり。嫌なニオイもしっかり落とします。

また、ミシン目が入っていて、ちょっと便器を拭きたいというときは半分にして使うこともできて経済的な商品です。

使用後はそのまま便器に流せるのでごみを出しません。

 

激落ち 流せるトイレクリーナー 除菌

アルコールと銀イオンのW効果で、99.9%の菌を除菌します。

エンボス加工が施された厚手のシートで、便座や床などの臭いの元となる汚れや雑菌をしっかり取り除き、除菌と消臭効果が期待できる商品です。

大きさはトイレクイックルの半分程度の大きさなのでこれ1枚でトイレ全体を掃除するのは難しいですが、トイレのたびに小まめに掃除をしたいという人に向いています。使用後はトイレに流せるので手軽に使いたいという人におすすめです。

 

スクラビングバブル トイレ洗浄剤 トイレスタンプ

トイレに直接スタンプするだけで、1週間お手入れ不要のトイレ用洗剤です。

トイレの水を流すと濃縮ジェルから溶け出した洗浄・防汚成分がマラゴニー効果によって便器の内側全体に広がります。

タンクレストイレ・節水タイプトイレなど、どんなタイプの洋式トイレにも使えます。

また、酸素系漂白剤成分を使用しているので他の洗剤と一緒に使用しても塩素ガスが発生せず安心して使えます。

香りも良いので手間なくキレイな状態を保ちたいという人におすすめの商品です。

 

トイレマジックリン ツヤツヤコートプラス

特許出願中の新技術、汚れをよせつけないツヤツヤコート（超親水化技術）が、シュッとひとふきするだけで便器の表面全体に広がります。

水の膜を作って便器の表面を覆い、汚れが付着するのを防ぐことによって、1日中高い防汚れ効果を発揮します。見た目もツヤツヤな仕上がりになるため、面倒なトイレ掃除の回数が減らせて便利です。

家族が多い人、汚れが出やすい人に特におすすめの商品です。

 

トイレ洗浄中 さぼったリング

粉末タイプの塩素系トイレ用洗剤です。

こちらの商品はトイレの水たまり部分にさっと入れると、洗浄成分が水たまりの上のほうまで強力に発泡し、嫌な黒ずみや黄ばみをすっきりと落とします。

30分から1時間放置するのが効果的ですが、一晩放置しても大丈夫なので寝る前やお出かけ前のお手入れに便利です。

週に1度の使用で黒ずみをしっかり予防します。時間のない人やすでに黒ずみが出てしまった人におすすめの商品です。

 

エリエール ミチガエルトイレクリーナー シートタイプ

こちらの商品はハニカム様エンボスシートを採用した、かさ高なシートです。

爽やかなオレンジの香りとかわいいキャラクターが人気の商品です。シリコンコート機能付きで、お掃除後ははっ水効果で汚れを防ぎます。

トイレに流せるタイプの商品にしては、厚手で破れにくいのでこれ1枚で最後までしっかり汚れを洗浄できるのもポイントです。

コスパが良いという点でも、非常に人気な商品です。

 

消臭ストロング トイレマジックリン トイレ用洗剤スプレー

超高齢化社会になり、介護や暮らしの中で尿臭・便臭に関する切実な悩みに対応するべく開発されたトイレ用洗剤です。

尿臭に効く尿臭ブロッカーを配合してあり、尿素の発生メカニズムに着目して尿臭の発生を抑えることに成功しました。

通常のトイレマジックリンや消臭・洗浄スプレーよりも便臭に対して高い消臭効果があり、高齢者だけでなく子育て中のママにも嬉しい商品です。トイレの臭いに悩む人にはぜひ使ってほしい商品です。

 

ドメスト 除菌クリーナー

ドメストの除菌率は99.99%と非常に高いのが特徴です。

こちらの商品は、しつこい汚れをすっきり落とし、バイ菌の繁殖を防ぎ、除菌します。

ぬめりや悪臭の原因をしっかり除菌するのでキレイが長続き。トロッとした粘度の高い液がしっかり浸透します。

ドメストの優秀なところは、トイレだけでなくキッチンやお風呂場など色々な場所の除菌に使えるところです。一家に1本あると除菌用として安心ですね。

 

アイリスオーヤマ 洗浄剤 トイレ用モコモコ泡スプレー

高密着泡が汚れに密着して浸透することで、しつこい汚れも分解して浮かせて落とす泡タイプのクリーナーです。

男性用トイレなどの垂直面でもしっかりと張り付いて汚れを落とす高い洗浄力が人気となっています。

また、泡を流さなくてもよいので、寝る前やお出かけ前も手軽に使えて便利です。泡が青から白に変わると汚れが落ち、洗浄できたというサインです。

色が変わるので洗浄できたかどうかわかりやすいのもいいですね。

ノズルがついているので細かい場所もしっかりお掃除できます。

 

スクラビングバブル トイレ洗剤 流せるトイレブラシ

ブラシ兼用タイプです。汚れを磨いたブラシを使いまわすのではなく、汚れを落としたブラシの先はそのままトイレに流すことができるので、とても衛生的で楽々と人気を集めています。

使い捨てのブラシですが、磨き心地も申し分なしで、きれいなトイレが維持できそうです。補充用のブラシも発売されているので、本体だけ家に何個もある！というようなこともありません。

一度使ったブラシを使いまわすことに、衛生的にどうなの？と思う人にはおすすめしたい商品です。

 

まとめ

トイレ用洗剤は、スプレータイプの商品、泡タイプの商品、シートタイプの商品、ブラシ兼用タイプとさまざまな形状があるため、どれを選んだらいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、毎日のお掃除には汚れをさっと拭きとれる中性タイプのスプレーや使い捨てのシートタイプの商品を使用し、週に一度のスペシャルケアとして酸性洗剤や塩素系洗剤を使用する方法です。

汚れが気になるからといって、掃除の際力をこめて便器をごしごしこすってしまうのは実はNGです。

便器に細かい傷がつくため、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。

なるべく防汚処理が可能な洗剤を選ぶようにすると汚れが付きにくくなるため、毎日のお掃除がぐっとラクになります。