爪の手入れというと、女性の「ネイル」分野に想像できるように、美容的なイメージが大きいかもしれません。
筆者は男性ですが、爪切りの後は必ず爪やすりを使用しています。
爪やすりを使って体の一部である爪を手入れすることは男性にとっても重要だと思っています。最近では男性専用のネイルサロンもオープンして話題です。
この記事では、爪やすりを使うメリットや選び方、おすすめ品まで、男性目線ならではの視点で紹介したいと思います。
目次
爪やすりを使うメリット
男性からすると爪のメンテナンスは、せいぜい伸びた爪を切るということくらいしか考えないことが多いでしょう。
ネイルサロンに通って可愛いネイルにするわけでもありませんし、ネイルをファッションの一部にするようなこともほとんどの男性の方はないと思います。
しかし、手元というのは相手からもよく見られている場所であることを忘れてはなりません。
特にビジネスシーンでは、会議や商談など手を使ってコミュニケーションする場面では必ず指の先にある爪が視界にはいります。
爪があまりにも長いような状態だと、身だしなみが整っておらずだらしのない印象を相手に与えかねません。爪が切ってあっても爪先が凸凹しているようだと、良い印象ではありませんよね。
爪やすりを使って爪先を手入れしておくことによって、ビジネスシーンでもプライベードでも相手に良い印象を与えることができます。爪切りに加えて爪やすりを使用した手入れがなされていれば、清潔感が一層増します。
また、見た目の問題だけではありません。
爪が長くなる、あるいは爪切り後のとがった状態の爪では相手を傷つけてしまう恐れも考えられます。
特に、小さな子供がいるような家庭ではその心配が大きいかと思います。
子育て家庭では、親が手を使って小さな子どもとコミュニケーションを取るので、爪先がとがっているようでは非常に危険。赤ちゃん肌はやわらかいので、大人の固いとがったつめでは簡単に傷付いてしまいます。場合によっては切り傷になってしまうことも十分にあり得ます。
大切な家族だからこそ、不意なことが原因で傷つけてしまうのは可能な限り避けたいですよね。
爪切りまでは行う人が多いと思いますが、爪やすりとまではなかなか進まないので、男性であってもやすりを使用してメンテナンスすることは十分に効果のあることだと考えています。
自分に合った爪やすりのタイプは?
爪やすりのタイプにはいくつかあります。
金属製タイプ
金属製の爪やすりは本体に硬さがあるため爪先をしっかりと磨くことができます。やすり表面には粗さがあり、金属製のモノでは比較的粗い目のものが多いので、短時間で効率的に磨けます。
ただし、その分爪に負担がかかりやすいのも注意が必要。ついつい削ることに夢中になり、爪先に力が入ってしまうと、かって凸凹になったり爪が割れてしまうことも十分に考えられます。
紙製タイプ
使い捨て製品のように消耗的に使えるので、爪やすりを気軽に利用できるのが最大のポイント。
紙製タイプの爪やすりでも、表面の粗さがあらかじめ決められていることがほとんど。
番手が小さいもの(粗いもの)であれば、大きく削ることが可能。反対に番手が大きいもの(目が細かいもの)であれば、時間はかかりますがその分より滑らかな爪先に仕上げることが可能です。
ガラスタイプ
通常のやすり効果に加えて、ガラス製という素材の特徴を活かしたデザインにこだわったようなものもあります。
紙製タイプのやすりが消耗品であるのに対して、ガラス製のものなら洗って使い続けることができるので経済的です。
中には、天然石を使って加工した爪やすりもあります。まさに文字通り砥石のような役割を果たしてくれます。
自分で磨くタイプや電動タイプもある
自分自身で磨く爪やすり。片手を使ってもう片方の指先を磨くといった手動が基本です。手動タイプは手を動かさなければならない一方で、手動ならでは細かな力の加減を行うことができます。
仕上げる箇所が多いと単純作業なだけに億劫に感じてしまうこともあるかもしれません。そんな方には価格は少々上がりますが電動タイプの爪やすりも扱われています。
peipai 電動ネイルケア
出典: Amazon.co.jp
見た目の艶やかさから甘皮ケアまで1つに
peipaiの電動ネイルケアは、ただ爪を削るだけが能ではありません。付け替え可能な4つのヘッドパーツを駆使し、爪の形から表面の滑らかさ、甘皮の処理まで一手に引き受けてくれます。
USBライトで爪が見えにくい場合も安心。また防水規格を有しており、洗面所などで使うこともできますから、削った爪の粉や欠片などの飛び散りが心配な方にもおすすめです。
エメリーボードで形や長さの調整
爪の長さを調整したいなら、エメリーボードがおすすめです。爪に負担をかけにくいタイプの爪やすりでもあり、二枚爪や剥離が気になっている方にも役立ちます。
また爪だけでなく、マニキュアなどネイルアートをした際の微調整にもエメリーボードは使われています。厚塗りしすぎやはみ出たネイル・ジェルなどを取り除くのに便利です。
硬い爪も削るアクリルファイル
人工爪の処理やジェルネイルのサンディングに使われるのがアクリルファイルです。自爪に使う際は、爪が柔らかいと必要以上に削ってしまうこともある点に注意しましょう。
シャイナーで光り輝く爪に
爪やすりの1種ではあるものの、削る効果はほとんどないのがシャイナーです。用途としては、爪にツヤを出したい時に使います。素の爪はもちろん、スカルプネイルをしている場合の仕上げにもおすすめです。
削るよりも滑らかさ重視のスポンジファイル
アクリルファイルとは対照的に、爪の表面を滑らかにしたい方に適しているのがスポンジファイル。名前の通り表面は柔らかい素材でできており、爪を削るほどの硬度はないものの、滑らかな感触をだすのが得意です。
シャイナーほどではないですが、爪の見た目を重視するなら1つ持っておきたいところ。
爪の上手な整え方と注意点
整え方
1.長さを調整する
まずは爪の長さを揃えましょう。あまりにばらつき、伸びすぎている爪は、爪やすりだと時間がかかるので爪切りでカットしてしまうのもあり。
2.角を丸く整える
続いては角を削って丸みのある形にしていきます。もし角を残すスクエア型の爪にしたいという方は、この手順はスキップしてOKですが、角があまりに尖っていると衣類を裂いたりするリスクに注意。丸にはせずとも、角の先端だけ削っておく、スクエアオフにするのもよいでしょう。
3.爪の表面を滑らかにする
形が整ったら、表面のケアです。スポンジファイルなど目の細かい爪やすりを使い、削らないよう丁寧に処理していきます。見る方向によってムラがないように、終わったら様々な角度から爪をチェックしてみましょう。
4.表面にツヤを出す
最後の仕上げはツヤだしです。より目の細かいシャイナーで、手に力を入れず優しく磨いていきましょう。力を入れるとシャイナーであっても爪を削り、ツヤが出にくくなってしまいます。
爪やすりの使用順を間違えないように
爪やすりを使う際は、工具のやすりと同じく目の粗いものから順番に使いましょう。目の粗いものは大まかに削ることが得意で、目が細かくなるにつれて表面の均一さやツヤ出しに向いています。スポンジファイルやシャイナーが後に来るのも、目が細かいからです。
せっかくシャイナーで表面をキレイにしたのに、目の粗いエメリーボードやアクリルファイルを使ってしまえば、がさ付いた爪になってしまいます。
また繰り返しになりますが、目の粗さに関係なく、使い過ぎにも注意しましょう。1回整える際の時間もそうですが、頻度も2週間に1回ぐらいがちょうどよいです。
爪やすり使用後のケアにはこれがおすすめ
【割れやすい爪にならこれ!】
コーワリミテッド ドクターネイル ディープセラム
出典: Amazon.co.jp
割れやすい爪のケアにも
コーワリミテッドのドクターネイルディープセラムは、爪の健康維持に役立つ美容液です。割れやすい爪や薄い爪の方にもおすすめ。爪切りで2枚爪にしてしまうという方にも役立ちます。
【爪のツヤが気になるならこれ!】
メンソレータム プレミアムリッチネイル ケアクリーム
出典: Amazon.co.jp
爪の乾燥対策に
潤いを与えることをメインとしているのが、メンソレータムのプレミアムリッチネイル ケアクリームです。油分と水分両方に適した成分を含んでおり、爪に馴染みやすいのが特徴。乾燥によってツヤや滑らかさが失われていると感じている方に向いています。
【爪をしっかりサポートしたいならこれ!】
ネイルネイル ネイルサポートNa
出典: Amazon.co.jp
トップコートもベースコートもお任せ
ネイルネイルのネイルサポートNaは、トップコート・ベースコートどちらの役割も果たせる商品です。爪の補強成分としてダイヤモンド末が含まれており、爪の強さ・厚みをサポート。潤いやツヤのケアもしてくれます。
筆者おすすめの爪やすり「Khlip Nail File (クリップネイルファイル)」
出典: Amazon.co.jp
アメリカにある高級グルーミングブランドKlhipの製品。爪やすりでは非常に珍しい天然石が使われています。
その天然石は、フランスのピレネー山脈の天然石を削り出しているもの。石の産地や原産に非常にこだわっていることがわかりますね。
爪やすりは長い間使用するもの。長期間使用によってやすり表面の目が潰れてしまうこともあるかもしれません。当然目が潰れてしまったらやすり本来の磨きあげる能力が落ちてしまいます。
ピレネー山脈の天然石は目が細かいことで有名でかつ非常に強い耐久力があります。建築材料にも使われるほどの耐久性があるので、爪やすりに使われているのはとても贅沢ですね。
やすり表面は目が非常に細かく、とがったつめを優しく削り繊細に仕上げることが可能。
爪切り後は、爪先端が何カ所もとがっているような状態ですが、この爪やすりで磨きあげると見違えるほどなめらかになるので心地良さを覚えます。
また、やすり自体の形状も握りやすいさを追求し製造されていると感じます。手に持った時のサイズ感がちょうどよいので、細かな爪先への作業でも快適に行えます。
通常の爪やすりよりは製品価格は高めですが、しっかりとそれだけの機能を果たしてくれているので満足しています。
他にもまだある!おすすめの爪ヤスリ
ネイルケアキューブ 男を磨け!爪を磨け!
出典: Amazon.co.jp
男性用の爪やすりとして販売されている製品です。
キューブ型をしていて4面それぞれ違う工程で爪を仕上げることが可能
爪の形状を整える・爪表面の凸凹を除去・爪表面をなめらか・ツヤを出すといった4工程が1つのキューブで行うことができ、総合的な爪のメンテナンスができるようになっています。
クイックシャイナー
出典: 楽天市場
表面と裏面で異なった目がついているので爪の状態に合わせて細かく仕上げられます。
男性用にプロデュースされたクールなデザインも特徴。
A SHINE
出典: 楽天市場
黒基調のシンプルなデザインで男性ユーザーにもおすすめな見た目が良い感じ。
サロンような輝く仕上がりを実感できるガラス製の爪やすりです。
ガラス製なので沸騰した熱湯で消毒することも可能で衛生的に保管できるのポイント。
男のビジネスマナー爪やすり
出典: 楽天市場
本革ケース付きのガラス製爪やすり。
2種類の目が施された本体で粗けずり、細かな仕上げが可能。手元はミラー加工になっていてデザインも良好。
シルバーとブラックカラーで統一された見た目も男性には最適です。
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なおご参考までに、爪やすりの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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爪やすりでキレイな手元を手に入れよう!
爪やすりは男性の間ではあまり行っている人が少ないのが現状です。
手元がキレイ清潔に仕上がっていると対人コミュニケーションでも抜群の印象を与えることができ、とても気持ちが良いものです。
また、筆者のように子育て家庭のパパは、小さな子どもへもしっかりと配慮しておきたいので、日常のメンテナンスは大切ですね。
ぜひとも男のネイルケアを始めてみませんか!?