きりたんぽ鍋という料理を知ったのは随分前の事にです。
友人と秋田旅行に行った際にたまたま入ったお店でのメニューで知りました。そのときは初めてだったこともあり友人と食べてみようかという軽い気持ちでいただきました。
冬に旅行したこともあって体がほっこりと温まり、美味しかったことを覚えています。
また、秋田出身の友人宅できりたんぽ鍋が振舞われ、イベントのときに食べるものだと思っていました。
その友人から普段の食事でも食べると聞いて家庭料理のひとつと知りました。また、きりたんぽがお米でできていることも知りました。
それからは我が家では年に数回ですが自宅できりたんぽ鍋を作って食べています。やはり鍋ですので自宅で食べる季節は冬が多いですね。
きりたんぽ鍋とは?
きりたんぽ鍋については、ご存知の方も多いと思いますがここでちょっとだけお話しします。
きりたんぽ鍋とは、炊いたご飯をすり潰して木の棒に塗りつけて焼いたものを地鶏、ねぎ、きのこ、ごぼうなどを入れた鶏がら(比内地鶏の鶏ガラ)のスープで煮込んだ鍋料理のことです。
きりたんぽ鍋の歴史についてですが発祥の説はいろいろあるようです。
郷土料理観光辞典では、「きりたんぽ」は冬の熊などを狩猟する猟師たちのマタギがすり潰して焼いたごはんを棒にすりつけて猟に持ち歩いた携行食だったといわれて、その「きりたんぽ」を野菜や山で仕留めた鳥と共に鍋に煮込んだのが「きりたんぽ鍋」のはじまりではないかと考えられているそうです。
また、秋田県鹿角市が発祥の地といわれ、鹿角市で生まれて大館市の比内地鶏が組み合わさって現在のような鍋料理になったと考えられているそうです。
秋田では新米のおいしい秋から冬に食べられる鍋料理で秋田県でも北部で良く食べられている郷土料理です。秋田県の郷土料理として広く親しまれるようになり、秋田県の南部でも普及しはじめました。
きりたんぽ鍋といえば比内地鶏!!
秋田の郷土料理きりたんぽ鍋には比内地鶏を使われます。
比内地鶏の特徴として肉は赤みが強く、放し飼い・平飼いで育てられているため肉のしまりがよく、独特の歯ざわりがあります。適度に脂肪があるので鍋料理に最適な地鳥です。
比内地鶏はふ化してから160~180日前後が美味しいといわれています。
比内地鶏は秋田県では重要な特産品として位置付けており、比内地鶏のブランドを確立させるためヒナの生産から与える飼料、飼育指導まできめ細やかに指導されています。
比内地鶏ブランド認証制度があり厳格な基準の遵守がされてています。
きりたんぽ鍋の選び方のポイント
米の品種
きりたんぽの原料はお米なのでお米の品種によっては食感や風味に違いが生じます。
あきたこまち:「あきたこまち」は秋田県産の品種なのできりたんぽの原料として多く使われています。やや粘り気があり、もちもちとした食感が味わえます
ササニシキ:「ササニシキ」は宮城県産の品種ですがダシの風味を濃厚に引き出されているスープにぴったりです。粘り気は少ないのですがあっさりとした味わいが楽しめます。
このほかに「ササニシキ」と「キヨニシキ」をブレンドしたお米、「淡雪こまち」という品種を使っているメーカーもあります。私はもちもちとした食感が好きなので「あきたこまち100%」を選んでいます。
賞味期限
お取り寄せする場合は賞味期限をチェック。
特にセット内容によっては賞味期限がさまざまで、6カ月というものから早いものではその日のうちにというセットまであります。また常温保存のものもあります。
私は食べたくなったら取り寄せるので賞味期限が短いものを選んでいることが多いです。
いつ、食べるかによって取り寄せる商品の賞味期限をチェックすることは大切なポイントです。
セット内容
これもお取り寄せする場合ですがセット内容もポイントです。似たような内容でも細かい点で違ったりします。
私のオススメとしては、ねぎやごぼう、きのこ類がセットされている、本場の味が楽しめる定番セットです。
稲庭うどんがセットされている商品もあり、きりたんぽ鍋の〆に稲庭うどんをいれるのもおいしいです。
このほか、きりたんぽと比内地鶏スープだけのセットもあります。また、セットではなく、きりたんぽのみ、比内地鶏スープのみ、比内地鶏のみを取り寄せることも可能です。
私はきりたんぽと比内地鶏スープのセットと比内地鶏のみを取り寄せ、野菜は近くのスーパーで購入したものを使って、きりたんぽ鍋を作ったことがあります。
東京で「きりたんぽ鍋」が食べられるお店
あきた美彩館
きりたんぽ鍋は、約3700円(2人前)とリーズナブル。このほかに秋田ならではの料理がそろっています。
なまはげ銀座店(新橋駅から徒歩5分)
きりたんぽ鍋以外にもきりたんぽ焼きを1本からいただけます。また、なまはげも見られるかもしれません。
~わ~ダイニング トランブルー
ランチタイムでもきりたんぽ鍋が1人前から食べられます。
このほかにも、都内には「きりたんぽ鍋」を食べられるお店は多くあります。きりたんぽ鍋は期間限定としているところもあるので事前に問い合わせると良いと思います。
きりたんぽ鍋おすすめ8選
きりたんぽ鍋のお取り寄せセットをランキング形式で紹介していきます。
第8位 渡辺商品工業 秋田名産 きりたんぽ 比内地鶏スープつき
出典: Amazon.co.jp
賞味期限は約6カ月(未開封)
秋田県産米100%使用のきりたんぽが6本、比内地鶏スープと田楽味噌だれつき。
昔ながらの手作りにこだわり、こんがりと焼き上げてつくられています。伝統のおいしさがつまった「きりたんぽ」で肉や野菜などを加えて手軽にきりたんぽ鍋が楽しめます。650円くらいなのでとってもリーズナブルです。
第7位 料亭濱乃家 手づくり謹製 きりたんぽ鍋 宅配セット
出典: Amazon.co.jp
賞味期限は製造より3日間
きりたんぽ6本、比内地鶏225g、舞茸、玉ねぎ、ごぼうなどがセットされ見た目が豪華にです。
ササニシキでつくられた「きりたんぽ」で料亭の味わいが家庭でも味わえます。ちょっとお値段が高めですが気になっています。
第6位 齊藤昭一商店 きりたんぽ だまこ餅鍋セット
出典: Amazon.co.jp
賞味期限は120日(冷暗所)
秋田県産あきたこまち100%のきりたんぽが6本、だまご餅10個、比内地鶏スープつき。
きりたんぽとだまご餅の両方が味わえ手ごろな価格が良いです。お肉や野菜を加えて気軽にいただけます。
第5位 秋田活性化株式会社 本場 秋田県大舘市のきりたんぽ鍋玉手箱セット
出典: Amazon.co.jp
賞味期限は常温で30日以上
秋田県産あきたこまち100%のきりたんぽが3本、比内地鶏、糸こんにゃくのほか秋田県産乾燥野菜がセット。比内地鶏はきりたんぽスープで煮込んでレトルトパックにされています。
これだけで具材を買い足さなくてもきりたんぽ鍋がいただけます。
また、賞味期限や保存方法を気にしなくて良いのでギフトにもぴったりです。私は友人に贈って喜ばれました。
第4位 水木食品ストア 新鮮食材きりたんぽ 焼きだまこ鍋セット
出典: Amazon.co.jp
賞味期間は発送日を含む5日間
きりたんぽもだまこもあきたきまち100%でつくられ、焼き目がついています。
きりたんぽは1本、110gと少し大きめです。きりたんぽは4本、焼きだまこは1ケース23個入りです。
地鶏肉、ささがきごぼう、せり、ねぎ、舞茸がセット。比内地鶏スープは500mlが1本ついています。
地鶏肉も野菜も新鮮に見えるので気になっています。
第3位 齊藤昭一商店 きりたんぽ賛味 きりたんぽ9本 だまこ餅5個セット
出典: Amazon.co.jp
賞味期限は製造より4カ月
あきたこまち100%のきりたんぽが9本、だまこ餅5個に比内地鶏、比内地鶏スープのセット。
]比内地鶏のダシがきいたこだわりスープがおいしいです。この内容で価格が約1600円とリーズナブル。
また、野菜やキノコ類を加えてアレンジ鍋にしてもおいしいです。田楽きりたんぽにしてもおいしいです。
第2位 山王食品 本場大館手造りきりたんぽ鍋セット
出典: Amazon.co.jp
保存方法は10℃以下
地元大館産あきたこまち使用のきりたんぽが6本と比内地鶏、舞茸、せり、長ネギ、ごぼうに比内地鶏スープがついたセットされています。
セット内容の肉と野菜のバランスがよく、美味しかったです。昔ながらの手作りできりたんぽはつくられています。
また、秋田杉の串に巻きつけて造られており、水分の微妙な加減ができて煮くずれしにくいそうです。
煮込み過ぎたかなぁって思うときもありましたが煮くずれせず、美味しくいただけました。
第1位 秋田三鶏実業 秋田きりたんぽ鍋 フレッシュチルド
出典: Amazon.co.jp
賞味期限は処理日より5日間で商品記載の通りです。保存方法は10℃以下
きりたんぽ6本、比内地鶏、比内地鶏スープ、比内地鶏味だし、比内地鶏ガラだんごのセットです。
比内地鶏は注文を受けてから処理されるのでとても新鮮でおいしいと思います。
すぐに召し上がられない場合は冷凍保存も可能とのことですが、やはり生の美味しいうちにいただくのが一番だと思います。
きりたんぽのおいしさや比内地鶏スープのおいしさもオススメポイントですが3人前で比内地鶏正肉が300gとたっぷり味わえることです。
それも注文をうけてから処理されるので本当に美味しかったです。
私は野菜を入れて楽しむこともあればセットのままでいただくこともありますが、いずれにしてもおいしあったので1位にしました。
セットではないのですがオススメを紹介します
秋田三鶏実業 秋田比内地鶏1羽解体セット フレッシュチルド
出典: Amazon.co.jp
比内地鶏のみを取り寄せる時にオススメです。
注文を受けてから処理されるので新鮮です。きりたんぽ鍋を作るときに使ったり、お正月のお雑煮に使ったりとしています。
また冷凍保存も可能なので食べきれない分は冷凍しています。
リーズナブルな「きりたんぽ鍋セット」に加えるのに良いと思うのでオススメです。
まとめ
きりたんぽ鍋のおすすめをテーマに「郷土料理好きが教える!きりたんぽ鍋ランキング10選」と題してお話してきましたが、いかがでしたか。
きりたんぽ鍋は冬に食べる鍋と思いがちですが秋田県では一年中食べられています。冬の寒さで体を温めるときだけでなく夏バテのスタミナをつけるにもぴったりです。
自宅で手軽にきりたんぽ鍋をいただくのも良し、お店でいただいて秋田県に行った気分をあじわうのも良しと思います。また、ぜひ一度は秋田県に行かれて本場の味を楽しんでくださいね。