赤ちゃんのお世話の中でも手間のかかる、食事の準備。中でも、離乳食期の食事には特に気を使っているママが多いのではないでしょうか?
赤ちゃんの健康を考えて、安心できる食材で手作りのごはんを用意してあげたいと思うのが親心。ですが家事や育児で忙しい毎日では、そんな理想ばかりも追っていられないことが多いですよね。一生懸命、愛情と時間をかけて作った離乳食。なのに我が子は一口も食べてくれない…なんていうこともしばしば。
ママのストレスを軽減するためにも、ときにはレトルト離乳食で時短と息抜きがおすすめです。レトルト食品なんて身体に良くないんじゃないの?なんて心配は無用です。最近のレトルト離乳食は、加工技術と商品開発が進歩したおかげででかなり幅広い選択肢があるんです!
食べやすい味付けのものから、オーガニック食材にこだわった高級品まで、実際に試してよかったレトルト離乳食をご紹介します。
目次
レトルト離乳食と手作り離乳食
手軽さが売りのレトルト離乳食ですが、そのメリットとデメリットは何なのでしょうか?
まずレトルト離乳食のメリットは、なんといってもその手軽さにつきます。ただでさえ時間のかかる食事の準備ですが、離乳食となると、下ごしらえにさらに時間がかかりますよね。ですが、レトルト離乳食であれば封を切るだけですぐ食べられます。
あたためなしでも美味しく食べられる商品が多いので、外出時や旅行に持っていくのにも便利です。お腹がすいてぐずりだした赤ちゃんに、すぐごはんを食べさせてあげられる安心感があります。
また、大手メーカーのレトルト離乳食であれば、ドラッグストアやスーパーなど、どこでも手軽に購入できるところが魅力です。
対して、レトルト離乳食のデメリットについて。やはり常温で保存のきく食品ということは、ある程度の保存料や添加物が入っている点が、作りたてを食べる手作り離乳食との最大の違いといえます。また、味付けが濃かったり、人工調味料が入っている場合もあります。
家庭で調理する食品であれば、食材から味付けまで全て吟味してママ自身が選ぶことができますが、既製品の場合は成分表示を信頼するしかないですよね。
とはいえ最近のレトルト離乳食は、そういったママの要望もふまえたうえで、保存料や添加物不使用の商品も増えてきています。何が入っているかわからない外食と違って、既製品の場合は原材料表記があるため、赤ちゃんに食べさせたいものか、そうでないか、ママ自身が判断することができます。
また、食物アレルギーのある赤ちゃんの場合は、アレルギー反応のでる食品が使われていないか、ママが特に気を使うところですが、アレルギーを起こしやすい食材については、法令で表示が義務付けられています。
レトルト離乳食を使うときの注意点
一口にレトルト離乳食といっても、離乳食の進み具合や歯の生え具合、食の好みなどによって、その商品ラインナップは様々。まずは、月齢にあわせた商品を選んでみるのがおすすめです。
離乳食の進み具合によって、食べられる食材の大きさやかたさなどが違ってくるので、その時期の赤ちゃんが無理なくおいしく食べられるタイプのものを選んであげましょう。
上の月齢のものを選ぶと、具材が大きすぎたり、味付けが濃すぎたりと、赤ちゃんが食べづらい場合もあるので注意が必要です。逆に、歯が生えそろっている赤ちゃんであれば、実際の月齢よりももうすこし上の月齢の商品を気に入って食べてくれたりすることもあります。
レトルト離乳食を1つ試して食べなかったからといって、レトルトが嫌いとは限りません。様々なメーカーや月齢の商品を試してみると、ある時突然、赤ちゃんのお気に入りが見つかったりします。
離乳食初期の場合は、食材にアレルギー反応が出てしまわないか心配ですよね。原材料表記をチェックして、これまでに食べたことのない、新しい食材が使われている商品の場合は、少しずつ与えて、変わった様子がないか、赤ちゃんの反応をよくみながら食べさせてあげてくださいね。
新しい食材へのチャレンジは、万が一アレルギー反応が出てしまった場合でもすぐ病院に連れていける、午前中の時間帯が良いと言われています。
商品を選ぶポイント
レトルト離乳食を選ぶ上で、大事にしたいポイントがいくつかあります。
味付け
味付けで赤ちゃんのお気に入りレトルト離乳食を選ぼうとしても、ママがひとつひとつ食べて探し当てるわけにはいかないですよね。赤ちゃんが気に入って食べる、お気に入りの1商品が見つかったら、次はその商品と同じメーカーの別商品を食べさせてみましょう。
メーカーが同じだと、使われている調味料や製法などが同じで、似た味付けになっていることが多く、赤ちゃんの好みのタイプが揃っている可能性が高いです。我が家でも、様々なメーカーのレトルト離乳食を試しましたが、このメーカーのものが一番好きなんだな、というのがわかってからは、同じメーカーの別種類を購入するようにしたところ、食べ残されることがなくなりました。
添加物
やはりママとして気になるのが、赤ちゃんの健康面ではないでしょうか。大人の食品でも、食品添加物や保存料は、極力入っていないほうがいい、と感じる人が多いと思います。
レトルト離乳食の場合、添加物、合成着色料、保存料など、身体によくなさそうな物質を使っていない商品は、わかりやすくパッケージに表記されているので、見分け方は簡単です。添加物が気になる場合は、そういった表示を見て無添加の商品を選んだり、ネットでお取り寄せしたりするのがおすすめです。
内容量
月齢が低いうちはさほど気にならないのですが、離乳食後期ともなれば、モリモリとたくさん食べてくれる赤ちゃんもいます。通常のサイズのレトルト離乳食では1つで食べ足りない!という食欲旺盛な赤ちゃんをお持ちの場合、ビッグサイズのレトルト離乳食を選ぶのがおすすめです。
逆に、離乳食をはじめたばかりで食べきれる量が少なかったり、食べムラの激しい赤ちゃんの場合は、小さなポーションタイプのものを選んであげると、食べ残しが少なくてママもつらい思いをしなくてすみます。
パッケージ形状
外出時によく考えて選びたいポイントとしてあげられるのが、レトルト離乳食のパッケージ形状です。
自宅や、食器がそろった状態で食べられる環境であれば、お皿に出して食べるパウチタイプのものが、かさばらないので、持ち運びや保管に便利です。
反対に、食器がない状態で食事をさせたい場合、カップタイプのものやチューブタイプのレトルト離乳食が便利です。特に、チューブタイプのものは、食べ残した場合でも、ペットボトルのようにふたをして保存や持ち運びができるので、食べたいときに少しずつ食べさせてあげることができます。ゴミをすぐに捨てられない環境でも、手やカバンを汚さずに開封済みのパッケージを持ち運べます。
野菜の量
やはり赤ちゃんにはお野菜をたくさん摂ってほしい!と思うママも多いことかと思います。レトルト離乳食の中には、お野菜をたくさんおいしく摂取できるよう、工夫されたシリーズのものが登場しています。
手作り離乳食ではどうしても食べてくれなかった野菜も、レトルト離乳食を使ってみると食べてくれた、というパターンもあります。お野菜が、自宅では作れないレベルにまで、細かく、柔らかく加工されており、赤ちゃんにとっても食べやすい形になっている商品がたくさんあります。
レトルト離乳食をうまく活用すれば、赤ちゃんの食の好みの幅を広げることができます。
筆者が実際に愛用している商品をご紹介!
ベビーフード オーガニック BabyOrgente 鯛と水菜おじやタイプ
出典: Amazon.co.jp
おしゃれなチューブタイプのパッケージに入った、オーガニックの離乳食です。我が家では、離乳食中期の外出用に購入しました。
素材も味付けも、すべて有機栽培の国産原料にこだわってつくられた、チューブタイプのレトルト離乳食です。値段は少し高いのですが、野菜やおだしのやさしい味が赤ちゃんにも食べやすく、「これまで離乳食が苦手だった赤ちゃんでもこれをパクパク食べるようになったそうですよ」という店員さんのおすすめで購入してみました。
季節ごとに、その時期の旬のお魚や野菜を使った商品が登場するところも特徴です。旬の味わいを赤ちゃんにも楽しんでもらえるので、食育のきっかけになりそうなレトルト離乳食です。
和光堂 1食分の野菜が摂れる 10種の野菜の中華風味噌煮込み
出典: Amazon.co.jp
和光堂の「1食分の野菜が摂れる」シリーズの離乳食は、息子のお野菜苦手克服に一役かってくれた、とっても便利な商品です。
ごぼうやれんこんなどの固い根菜も、赤ちゃんの歯で噛みやすいやわらかさまで煮込まれており、とろとろの餡と一緒にごはんに乗せるとすんなり食べてくれました。
お野菜が苦手なお子さんにおすすめのレトルト離乳食です。
レトルト離乳食のおすすめ4選
無添加仕上げの離乳食・赤ちゃんのためのお粥
出典: Amazon.co.jp
離乳食といえばおかゆが欠かせません。ですがおかゆって、コメから炊くと結構時間がかかってしまいますよね。大人のご飯と一緒にまとめて炊いてしまえばいいのですが、運悪くストックを切らしてしまったときなどに大活躍なのが、このシンプルなレトルトのおかゆです。
炊き加減を変えた数種類が発売されているので、月齢にあわせて使い分けできるところも助かるポイントです。旅行やお出かけの際にも、これが1パックあれば安心ですね。
有機 JAS 認定 無添加 ベビーフード 7ヶ月頃から 離乳食
出典: Amazon.co.jp
レトルト離乳食が苦手な友人の赤ちゃんが気に入って食べている唯一の離乳食、と聞いて気になっている商品です。瓶タイプなので、持ち運びはやや重みがありますが、スプーンさえあればそのまま食べさせられるので使いやすいと言っていました。
化学合成添加物不使用、有機JAS認定で、赤ちゃんに安心して食べさせられるベビーフードです。このまま食べるのはもちろんのこと、おやつやおかずづくりのベースとして使っても良いそうです。
和光堂 グーグーキッチン 野菜あんかけ豆腐ハンバーグ
出典: Amazon.co.jp
食べ応えのある大きな豆腐ハンバーグが入っています。ふわふわと柔らかく噛みやすい硬さのハンバーグなので、普段はお肉やハンバーグがあまり好きでない我が子も気に入って食べています。ご飯にかけてハンバーグ丼にすると、餡がご飯にからむので食べこぼしが少なく、食後のお掃除がらくです。
和光堂 グーグーキッチンBIG お野菜いっぱいナポリタン
出典: Amazon.co.jp
離乳食が進んできたときに活躍するのが、パスタが一緒に入ったタイプのレトルト離乳食。パスタ入りのものは、おかずのみのものと違い、白ご飯がなくてもこれ1つでご飯が完了するのでとってもお手軽です。
特に我が子はスパゲティが大好きなので、こちらのナポリタンを気に入って食べてくれています。お野菜がたっぷりなところもママとしては嬉しいです。
レトルト離乳食の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、レトルト離乳食の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
レトルト離乳食を賢く活用して子育てに余裕を♪
赤ちゃんの成長に欠かせないお食事の準備。毎日のことだからこそ、頭を悩ます家事のひとつですよね。時にはママの負担軽減や、赤ちゃんの気分転換のために、レトルト離乳食を取り入れてみてはいかがでしょうか?
手作りでは出会えなかった味や食感と出会うことで、赤ちゃんにとっても新しい刺激がうまれる機会となることでしょう。レトルト食品だからと、悪いことは何もありません。一番大切なのは、ママと赤ちゃんが、一緒に楽しくお食事の時間を過ごせること。
レトルト離乳食を取り入れることで、ママも赤ちゃんも笑顔で過ごせる時間が増えるといいですね!