石川県のお酒好きライターが教える!石川産日本酒おすすめランキングTOP7選!

加賀百万石の城下町・金沢を旅行した際に飲んだのが「菊姫」。お店の方のオススメで「先ず一杯」をいただきました。少し黄色みがかって、やわらかく口当たりが良かったことを覚えています。菊姫だけでも吟醸、大吟醸でも味の違いがあり石川県産お酒を飲むきっかけとなりました。

石川県産日本酒といえばこのほかにも「農口」「五凛」「荘氏」「池月」「宗玄」など、名の知れたお酒がずらりとあります。また地酒も多くの種類があるので参考にしていただければと思います。

 

そもそも石川産日本酒とは?

石川県は自然豊かな白山や広大な日本海に囲まれており、農産物や海産物に恵まれた土地。酒造好適米の産地でもあり良質のお水などに恵まれお酒がおいしいのも納得です。能登杜氏のつくりだす農醇でふくよかな味わいは甘めが特徴。近年は辛口のお酒も増えてきているようです。

 

石川産日本酒の魅力

石川県産日本酒の魅力は、特徴でもある能登杜氏のつくりだす ふくよかな農醇な甘さと酸味のある口当たりです。石川県は「五百万石」の名で知られる酒造好適米の産地であり米そのものは小さめですがお酒の質にかかわる心白が大きいという特徴があるようです。度数はだいたい16~20度くらいで飲みやすいです。

 

石川県産日本酒の種類

日本酒の種類は精米歩合、製造方法などによって「特定名称」で区分されています。具体的には、吟醸酒、純米酒、本醸造酒、大吟醸酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、特別純米酒、特別本醸造酒の8種類に区分されます。特定名称酒以外の日本酒は普通酒と呼ばれていますが石川県は特定名称酒の割合が多いです。

石川県産日本酒の種類は米吟醸、純米とつくものが多いように思います。精米歩合をみると60%、50%以下などと書かれていると思います。お酒を造るときに精米(米を削って白くする)するのですが、削れば削るほどお酒が美味しくなるんだそうです。この削り率のことを精米歩合といいます。

また米、米麹、水だけで作り、米を醸してアルコールを作っているのが純米酒となります。これに精米歩合をあわせて純米大吟醸酒、純米吟醸酒、特別純米酒、純米酒となります。

純米とつかない日本酒があります。醸造アルコールを加えると淡麗辛口になる、味がすっきりするなどという声が上がって醸造アルコール添加となっている日本酒です。精米歩合とあわせて大吟醸酒、吟醸酒、特別本醸造酒、本醸造酒となります。

ほかにも造酒方法の特徴として山廃仕込みなどがあります。山廃仕込みは簡単にお話しすると天然の優良酵母を自然界に存在する乳酸菌を利用し自然淘汰によって繁殖させる製法のこと。

 

より石川県産を楽しみたい!石川県産日本酒飲み方例

石川県産日本酒テイストにマッチする飲み方は、常温か冷酒として飲むのがオススメ。ぬるめの癇でも美味しいのですが、農醇な甘さや酸味のある口当たりは、すこし冷やした方が口の中で味わいが広がるように思います。

石川県金沢市の郷土料理には治部煮や金沢おでんなど、しっかりと味がしみ込んだ料理があります。なので石川県産日本酒には、おさしみや焼き魚だけでなく、味付けの濃い料理にも相性良く楽しめます。

冬の寒い時におでんをつまみに石川県産日本酒をちびりちびりと飲むのが私の至福のひとときになることもあります。

 

石川県産日本酒選びのポイント

石川県産日本酒の選び方のポイントは、やはり試飲してみるのが一番と思います。農醇な甘さや酸味のある味は言葉では言い表しがたい部分もあります。金沢駅構内にある百番街で石川県産地酒の飲み比べがリーズナブル価格でできる「地酒バー」があるので金沢に行かれた際には立ち寄ることをお勧めします。

先程の石川県産日本酒の種類でお話した種類別を参考に選ぶのも良いと思います。原酒や山廃仕込みを選ばれると石川県産日本酒のおいしさがよりわかりやすいように思います。

私はおでんやお鍋と一緒に飲みたかったので 常温か冷やで飲める日本酒を基準に選んだことがあります。

 

お酒好きライターが教える!石川県産日本酒ランキングTOP7!

私が飲んでみてよかった商品だけでなく、次に飲んでみたい、気になっている商品も含めてランキング形式で石川県産日本酒を紹介します。

 

第7位:やちや酒造「加賀鶴 特別純米酒 前田利家公」

出典: Amazon.co.jp

やちや酒造 加賀鶴 特別純米酒 前田利家公
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能登杜氏四天王の一人といわれる山岸昭治杜氏が醸しだす一本で酒米の旨味と穏やかな香りが調和したソフトな口当たりのお酒。口当たりが良く甘口なので飲みやすかったです。

酒造りは米作りからと麹米、掛米ともに地元JA金沢所属の12軒の農家と契約栽培による酒造好適米「五百万石」を中心にしているというこだわり。

 

第6位:株式会社農口尚彦研究所 「農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒」

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株式会社農口尚彦研究所「農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒」

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農口研究所 山廃純米 無濾過生原酒

 

酒造りの神様といわれる農口杜氏の日本酒。山廃純米酒を飲んだことがあり フルーティで酸味もほどよく、しっかりとした旨味も感じられ後味スッキリで美味しかったです。これはまだ飲んだことがないので気になりました。

 

第5位:遊穂「遊穂 純米 無ろ過生原酒」

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遊穂 純米酒
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常温か少し冷やして飲むのがオススメ。「遊穂 純米酒(火入れ)」があるのですがこちらは熱めの癇にしてもおいしいです。「遊穂」は2006年に誕生した地酒専門店向け限定銘柄で新世代のお酒。

蔵元と能登杜氏の若手ホープの二人三脚で生み出されるお酒で料理を引き出させる究極の食中酒を目指しているんだそうです。

 

第4位:福光屋「加賀鳶 純米大吟醸 藍」

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福光屋 加賀鳶 純米
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「加賀鳶」はどれも辛口ですが、その中でも「藍」は華やかさ、軽快さ、キメ細やかさ、旨味のふくらみ、キレの良い飲み口。藍色のボトルがあらわすようにリッチな風味が楽しめます。

寛永2年(1625年)創業の金沢で最も歴史のある蔵。コンセプトは「粋」。こちらの商品の素材としては、契約栽培した酒米の最高峰「山田錦」だけを使用しています。

福光屋の長年の技術と、伝統の技によって丹念に仕込まれた純米大吟醸となっています。

 

第3位:手取り川「大吟醸 名流 手取り川」

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大吟醸 名流 手取川
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「手取り川の山廃仕込み 純米酒」を飲んだことがあります。大吟醸は飲んだことはないのですがふわっと広がり、すっきりした味わいのようなので気になっています。キレと上品な甘みがあり冷酒として食前酒によさそうです。

 

第2位:宗玄「宗玄 純米酒」

 

常温でもぬるめの癇でも、いろんな温度でも美味しく楽しめます。能登杜氏発祥の蔵を楽しめ、宗玄酒造の一番売れ筋日本酒です。酒造好適米山田錦のなかでも兵庫県産特A地区の米のみを原料としており、ちょっと贅沢な純米酒です。ちょっとお得感を感じる石川県産日本酒です。

 

第1位:菊姫「菊姫 山廃純米」

濃厚でハードな男酒といわれており、山廃の特性を引き出した味わい深いお酒。農醇で酸味が強い口当たりですが油っぽい料理にもあう日本酒です。ぬるめの癇にしてもおいしいです。石川県を代表するお酒を味わえるオススメの日本酒です。

 

まとめ

おすすめ石川産日本酒について「石川県のお酒好きライターが教える!石川産日本酒おすすめ7選!!」と題してお話してきましたが、いかがでしたか。

同じブランドでも種類によって味わいもさまざま。同じブランドで飲み比べるのも良し、種類別に味を比べるのも良しと思います。酒造好適米の産地であり、美味しいお水に恵まれお酒造りにぴったりの石川県。杜氏の想いなどが伝わる日本酒もたくさんあり、自分好みの1本をみつけてみては いかがでしょう。

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記事内で紹介されている商品

やちや酒造 加賀鶴 特別純米酒 前田利家公

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株式会社農口尚彦研究所「農口尚彦研究所…

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農口研究所 山廃純米 無濾過生原酒

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遊穂 純米酒

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加賀鳶 純米大吟醸 藍

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福光屋 加賀鳶 純米

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大吟醸 名流 手取川

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