万年筆マニアが教える!パイロット万年筆おすすめ4選

万年筆愛好家の方こんにちは、ちょっと興味あるけど「何から始めたらいいかわかんないなー…」って方…

ようこそ!!!

個人的なことからお話しすると、パイロット製品との最初の出会いは今思うと子供の頃父が愛用していた今はなき「エリート」シリーズのボールペンだったのだと思います。

(当時で何年くらい使っていたのかわかりませんが、かなり長く使っていたようです。)そして時を経て、子の私が万年筆を手にしたとき、最初の1本はパイロット製でした!

 

今年で創立100周年!パイロット万年筆ってこんな会社。

パイロットコーポレーションというと、最近だと大ヒットしたこすって消せるボールペン「フリクションボール」、自分の学生時代だとDr.グリップシリーズ、水性ゲルボールペンのハイテックCあたりでしょうか。

万年筆を出している国内大手3社では売り上げナンバー1、他に入門機として≪万年筆≫という今ではちょっと手に取る機会が減ってしまった文具の入り口を広げた「カクノ」、和名の色名と多彩かつ印象的な色合いで若い女性を中心にヒットした万年筆インク「iroshizuku – 色彩雫」(24色)があります。

ちなみにパイロットというのは、パイロットには水先案内人いう意味があり、商船機関士を経て東京高等商船学校(現・東京海洋大学)教授に就任した並木良輔氏が盟友 和田正雄氏と共に設立し国産初の金ペン先の万年筆を発売した株式会社並木製作所に始まります。

(先んじて並木氏は1909年(明治42年)に授業で使う烏口(からすぐち:製図用に使われるつけペン。インクを少量ペン先に溜めて線を引けるが、付けすぎるとポタっとやってしまう)の扱いに苦労する学生の姿を見てペン軸の中にインクを貯めて書ける「並木式烏口」(特許取得)を開発、発売していました。)

 

その後、

1938年(昭和13年)にパイロット萬年筆株式会社 に改称

1989年(平成元年)に株式会社パイロット

へと変わってきますが、現在は2002年(平成14年)株式会社パイロットグループホールディングスを設立して株式会社パイロットを吸収合併、2003年(平成15年)から株式会社パイロットコーポレーションとなっています。

100年のうちには戦争だとか高度成長期~バブル期、アナログからデジタルへ社会の仕組みもどんどん変わってきましたが、各時代、魅力溢れる製品でユーザーを変わらぬ「書く」という文化を支え続けてきました。

 

そもそも万年筆の魅力は?

筆記具に万年筆を選ぶ理由は、何よりもまず、自分が書きやすい状態に導けることです。実際に使ってみるとわかりますが、万年筆は使い続けるとペン先がこすれて削られ、消耗していきます。

消耗の仕方は人によって異なり、例えば左側に力を入れている人は左側が多く摩耗。ただ摩耗するのは書く際に紙などにぶつかる=邪魔になっている部分ともいえるので、消耗することは邪魔が無くなるのと同義。ゆえにボールペンなど書き味に変化のない筆記具に比べて、万年筆は使うほどに書きやすくなります。

ゆえに万年筆は、安易に他人に貸せない筆記具。貸せばその人の書き癖を反映した消耗をし、書きづらくなるからです。

 

万年筆のインクの補充方法

万年筆のタイプ別インク補充方法についてご紹介します。細かい部分はメーカーによっても違いがあるかもしれませんが、概ね以下の方法で行います。

 

メジャーな吸引式

万年筆のインク補充といえばまず吸引式です。インクボトルさえあればほかに道具は必要ないのがメリット。また種類やカラーを問わず、様々なインクが使えるのも魅力です。

反面インクボトルで手を汚してしまったり、うっかりインクをこぼす可能性がある点はデメリット。また様々なインクが使えると言っても、色や性質に違いがあるなら、万年筆はしっかり洗ってから補充しましょう。

 

手を汚しにくいカートリッジ式

続いてのカートリッジ式は、万年筆のペン先を軸を外し、ペン軸の中に入っているカートリッジを交換するだけ。インクがこぼれる心配もなく、手を汚しにくい、誰でも簡単に行えるのがメリットです。ペン軸を戻すときに、カチット音がするまで深くはめ込むのを忘れずに。

力を入れすぎると、カートリッジが破損することもある点には注意しましょう。またカートリッジ式はカートリッジ本体の形状も万年筆に合っていることが求められるため、インクの色や種類が制限されることもあります。

 

注射器のようなコンバーター両用式

コンバーター式は、吸引とカートリッジの中間のような方法で補充します。まずペン先とペン軸を離したら、ペン先にコンバーター(吸入器)を装着。ピストン部分を回す・押すなどして下げたらインク壺にペン先を入れましょう。あとはピストン部分を引っ張って、あるいは回してインクを吸い上げます。

吸引が終わったら、ペン先についたインクを拭ってから蓋をして完了です。吸引式より便利ですが、カートマークと違って手が汚れないわけではないのがデメリットでしょう。

 

パイロット万年筆おすすめしたい4選!!

1 カクノ 特殊合金ペン先 極細・細字・中字

出典: Amazon.co.jp

カクノ 特殊合金ペン先 極細・細字・中字
ブランド
カテゴリ

これですよこれ!このモデルで万年筆沼に若い学生さんやお姉さんが増えたんだと思います!手ごろな価格!かわいい見た目!

万年筆愛好家の間では「このお値段でこのクオリティ…」とも言われてたようです。

下手にクリップとかないのがまたいいですね!軽くてパッチンと押し込むキャップ式で取り回しも簡単。

インクカートリッジもありますが、使いたいインクがある方はコンバータ-にも対応してるのでこちらでどうぞ。

1本1色入れてたらなんだかんだでこんなになってしまいました(笑)

最初は左2本のような中が見えないモデルだけでも盛り上がってたようなのですけど、透明ボディが追加販売されるや、また爆発。

発売前から気になっていて、出たての頃に近所の駅ビルの文具屋さんで見つけて1本買った際にはお店のお姉さんが「これはやばい(凄い売れる!)と思って追加発注したんですけど、もうメーカーさんにもない状況で…そちらが最後の1個です」って言われました…。

透明モデルとそうでないモデルはペン先の表情も違うんですよー。

時が経ち、今でこそ在庫も安定しているようですが、万年筆の気軽な入り口になるどころかスケルトンの魅力まで伝えてくれるとはまさに神モデルです!!!!!オススメは Fです。

好みだとは思いますが、EFだとしょりしょりと刃物感があり、紙にインクを刻み付けてるような感じですが、Fだと刃物感が消えてするり感が出て、字幅の細さも両立します。

なお、中に入ってるインクはペリカンのエーデルシュタイン ルビーとモンブランのユニセフブルーです。

出典: Amazon.co.jp

ペリカン 万年筆 ボトルインク ルビー エーデルシュタイン
ブランド
カテゴリ

 

2 プレラ 色彩逢い FPRN-350R-TLB-F

こちらは個人的にカクノからちょっといいのが欲しくなり買いました。中のインクが見たかったので手になじみやすそうなコクーンよりもこちらを選んじゃいました。こちらもキャップをパッチンと押し込むタイプです。

ちょっと短めですが、キャップを軸にさせば大丈夫だと思います。

色彩雫の「天色」とか月夜」なんか入れるときれいだと思います☆

出典: Amazon.co.jp

パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-50-AMA アマイロ
ブランド
カテゴリ

出典: Amazon.co.jp

パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-50-TY ツキヨ
ブランド
カテゴリ

 

3 ペン習字ペン ペン先特殊合金 極細

出典: Amazon.co.jp

ペン習字ペン ペン先特殊合金 極細
ブランド
カテゴリ

いつの間にか廃盤が決定していたんですね…

使ってみたいインクが増えてきて、ネットでカクノよりも更に手ごろなものがあると知って買ってみました。

口コミによるとペン習字ペンなので、書きやすいとのものもありましたけど、既に金ペンを知ってしまってたので新しいインクのテスト用になってしまいました。

でもペン習字用だけあって、握ったらちゃんと指の位置とか収まるようにできてます。ペンを握りこむようにして字を書くタイプの私にはたまにこれで字を書いて握り方を確認します。

ネット上ではプレミア価格がついて妙なことになっているんですが、もし、店頭在庫を見かけたら、お試しにいかがでしょうか。一度Amazonのレビューを見てみて欲しいです。

 

4 パイロット 万年筆 カスタム74 FKK1000RB-SFM 中細字 ブラック

出典: Amazon.co.jp

パイロット 万年筆 カスタム74 FKK1000RB-SFM 中細字 ブラック
ブランド
カテゴリ

ちょっとおどろきませんか?この字幅の種類の多さ!S(ソフト)というのがあるのは国産でもパイロットだけです。

元々柔らかくてするするした書き味の金ペンですが、文房具店さんには全種類実際に試し書きが出来る(金ペンなのに!)台が置いてある店もあるので、是非試し書きで触って試して、この断トツ多い選択肢の中からご自身に合った字幅を見つけてほしいなと思います。私はSFMとSFで迷ってます(笑)

カートリッジもありますが、コンバータを使って気に入ったインクを入れて書くことを楽しんでほしいな、と思える1本です。

 

 気になるパイロット万年筆5選

1 万年筆 カスタム ヘリテイジ 912 BSFM 中細字・軟 FKVH2MRBSFM

出典: Amazon.co.jp

万年筆 カスタム ヘリテイジ 912 BSFM 中細字・軟 FKVH2MRBSFM
ブランド
カテゴリ

金ペン先のシリーズになるとですね…カスタム74以上の最大15種類からペン先を選べます。

EF(極細)、F(細字)、SF(細軟)、FM(中細)、SFM(中細軟)、PO(ポスティング-細かい書き込み用の超極細)

M(中字)、SM(中軟)、B(太字)、BB(極太)、C(コース -特太字)

FA(フォルカン-毛筆調のにかける極軟)、WA(ウェーバリー-ペン先が上を向いた特殊な中字)、SU(スタブ-縦線が太字、横線が中細字)、MS(ミュージック-楽譜用の特太字)

同じくラインナップされていてなんかすごく似てるカスタム742と743シリーズとの違いはペン先の色の他におそらくペン先のベースの形の違いじゃないかと思います。

S(ソフト)というのがあるのは国産でもパイロットだけです。

POとFA、WAが気になります…

 

2 ナミキ ファルコン 14金ペン先

「ナミキ…?」と思われたかと思います。ナミキファルコンは国内ラインナップのエラボーの海外輸出版のことなんですって。

そして…下の動画をご存知でしょうか…

ナミキファルコンはこの動画で一躍注目を集める事となり、海外版を逆輸入した商品の品薄が話題になったこともあったそうです。

実際、再生数が物凄いことになってるのも納得の動画です。これを偶然見て、「万年筆に興味を持った」という方もお見掛けしました。

確かに何か書きたくなってしまうような動画ですよね!

パイロット製の万年筆の特性としてインクフロー(インクの出)が良いというのがあるのですが、この独特の柔らかく弾力のあるペン先と相まってこの動画で使っている万年筆も遺憾なく特性を発揮しているように見えます。

出典: Amazon.co.jp

パイロット 万年筆 エラボー 細字・軟 ブラック FE-18SR-B-SF
ブランド
カテゴリ

 

3 エラボー 14金 ペン先 極細軟・細軟・中軟・太軟

出典: Amazon.co.jp

エラボー 14金 ペン先 極細軟・細軟・中軟・太軟
ブランド
カテゴリ

前出のナミキファルコンの国内版です。軸は金属軸(パール塗装)バージョンと軽い樹脂製軸バージョンの2種類あり、色は金属軸が4色(ブラック・ブラウン・ライトブルー・レッド)、樹脂軸バージョンが2色(ブラック・レッド)となっています。

公式ホームページによると、エラボーの現行品は1978年(昭和53年)、全国万年筆専門店会と共同開発により誕生した初代「エラボー」の基本設計を踏襲しているとのことで、やわらかいペン先は日本語の「とめ」や「はね」、「払い」、字幅の強弱といった微妙なニュアンスの表現を可能にしているんだそうです。

ひょっとして…毛筆のような万年筆なのでは…

ナミキがペン先や軸の金属部分が金色なのに対し国内版は同じ14金ペン先なのにペン先・軸部分の金属が銀色になっています。

個人的には細軟に是非挑戦してみたいですねぇ。

 

4 パイロット 万年筆 キャップレス FC18SRBMF マットブラック

キャップレス

出典: Amazon.co.jp

パイロット 万年筆 キャップレス FC18SRBMF マットブラック
ブランド
カテゴリ

これ凄いんですよ。ボールペンのように気軽に使えるんです!すごい気になる…万年筆に限らず、水性インクのペンにとってキャップがないってのはインクが乾いちゃうんじゃないかと思うじゃないですか。

でも「気密性の高いシャッター機構によってインキの漏れや乾燥を防いている」とのことなんです。

メーカーのホームページにはそれ以上詳しく機構についての説明がないのでどう言う仕組みなのか実際に使ってみたいです!

しかも驚くことに「世界初のノック式万年筆として、1963年の発売されて今に至る」。無印キャップレスのマットブラックなんか突起がほとんどないせいで、なんだか近未来感…!

 

5 カスタム823 14金ペン先 細字・中字・太字

出典: Amazon.co.jp

カスタム823 14金ペン先 細字・中字・太字
ブランド
カテゴリ

これも一度使ってみたい万年筆です。今までご紹介したものって、カートリッジかコンバーターにインクを吸入する方式の物ばかりですが、こちらは「インク吸入の際に胴軸についているプランジャーというピストンを引くことによってタンク内を真空にしてから棒を押し込むことで作り上げた真空状態を解放させる」という方式なんだそうです。

一度に大量のインクを吸入できるらしいのですが、この機構ででインクを吸入するモデルは国内外を含めてもあまりないので珍しいです。

なお、パイロットの製品の中では一番インクを多く吸入できるモデルだそうです。(約1.5ml )

 

万年筆の関連記事をご紹介!

 

パイロット万年筆、いかかでしたか?

万年筆
kiko

実を申すと個人的に普段はペリカン(ドイツ)の万年筆を使っていることが多いのですが、この記事を書いていて国産万年筆の良さに触れ、新しい万年筆が欲しくなってしまいました(笑)

多彩なラインナップを揃えるパイロット万年筆、困った時のサポートもきめ細かく柔軟で素晴らしいと聞きます。

最初の一本としてだけでなく相棒に選べば、その名の通りきっと楽しい万年筆ライフの水先案内人となってくれることでしょう!

  • 記事の情報は最新の情報でない可能性があります。ご購入に際してはメーカーやショップのウェブサイトにてご確認ください。
  • 掲載情報について間違いや誤解を招く表現がございましたら、「お問い合わせ」フォームよりご連絡ください。

記事内で紹介されている商品

カクノ 特殊合金ペン先 極細・細字・中字

サイトを見る

ペリカン 万年筆 ボトルインク ルビー エ…

サイトを見る

プレラ 色彩逢い FPRN-350R-TLB-F

サイトを見る

パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-…

サイトを見る

パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-…

サイトを見る

ペン習字ペン ペン先特殊合金 極細

サイトを見る

パイロット 万年筆 カスタム74 FKK1000RB-…

サイトを見る

万年筆 カスタム ヘリテイジ 912 BSFM 中…

サイトを見る

ナミキ ファルコン 14金ペン先

サイトを見る

パイロット 万年筆 エラボー 細字・軟 ブ…

サイトを見る

エラボー 14金 ペン先 極細軟・細軟・中軟…

サイトを見る

パイロット 万年筆 キャップレス FC18SRBM…

サイトを見る

パイロット 万年筆 キャップレスデシモ FC…

サイトを見る

カスタム823 14金ペン先 細字・中字・太字

サイトを見る

関連記事