日本酒のおいしさに目覚めたのはこの数年という、私もまだまだ日本酒初心者です。しかし、この3年ほどはほぼ毎晩、日本酒を頂くほどの日本酒愛好家となってしまい、蔵めぐりや、地酒イベントなどにも顔を出すようになりました。
日本酒は難しいお酒ではありません。例えば私が最も好きな日本酒の蔵元さんの一つはラベルに日本酒のデータを記載しません。その理由は、飲んで、素直に自由に味わってほしいからということです。私も飲み手が「おいしいかおいしくないか」を素直に感じることが一番重要な指標だと思っています。
ただ、申し上げておきたいこととしては、飲んでみたその銘柄が一つおいしく感じなかったからと言って、他の日本酒全てがおいしくないわけではない!ということです。いろんなおいしさ、味わいがあるのが日本酒の魅力なのです。
データには表れない、言葉では実はうまく表現できない様々な味わいや香り。お米と水、蔵元の周りの自然環境、そして発酵という未知の魅力に詰まった酵母の働き。何よりも蔵元の杜氏さんなどお酒の造り手の方の尽力によって生まれてくるお酒。日本中に、おいしいお酒がたくさんあります。
もともとお米を食べ続けている環境に住んでいる人間にとって、日本酒の味わいは言葉にはできなくても五感の部分で入りやすいお酒だと思います。品質管理のしっかりしたお酒屋さんで、ぜひ日本酒を手に取っていただき、まずは飲み始めてみませんか?
日本酒とは
分類 | 品目 |
---|---|
醸造酒 | 日本酒・ビール・ワイン など |
蒸留酒 | 焼酎・泡盛・ウイスキー・ブランデー・ウォッカ・ジン・ラム酒 など |
混成酒 | リキュール・みりん など |
お酒にはいろいろな種類があります。酵母の発酵作用によって製造するお酒のことを醸造酒と言います。日本酒を含め、ワインなども酵母を使って作るお酒です。醸造酒の中でも果実を使って作られる代表格がワイン、シードル。穀物を使って作られるものが日本酒、ビールです。
醸造酒を蒸留したものを蒸留酒といいます。ウィスキー、ブランデー、焼酎、ウオッカ、ジン、ラム、テキーラなどがこちらのカテゴリーに入ります。果実酒を蒸留したのがブランデー、穀物(大麦、小麦、とうもろこしなど)を原料とした醸造酒を蒸留して作られるのがウイスキーです。ウイスキーやブランデーは蒸留した後にさらに木樽などで熟成させることが多いようです。
醸造酒や蒸留酒に果実、香草、薬草、種子、ナッツを加えたり、砂糖などの甘味料を加えてつくられる混成酒のことをリキュールと言います。
それぞれのお酒に面白さや文化的な背景があり、私はどのお酒にも魅力を感じてしまいます。お酒に弱いのに、お酒が持つストーリーがとても好きなんです。
中でも、日本酒は身近に生まれ育った国のお酒のせいか、人一倍の思い入れを感じています。
日本酒の選び方について
日本酒の種類
日本酒とは米で造られた酒をこしてある清酒のことを言います。清酒には「特定名称酒」と、そうでないものがあります。原料や精米歩合などの要件を満たす日本酒に「特定の名称」が与えられているものが特定名称酒で、それ以外のものを普通酒と言います。
下の表が8つに分類されている特定名称酒で、米と米麹と水のみで作った純米酒とそして醸造アルコールを添加した本醸造酒があります。
純米酒系 | 本醸造系(醸造アルコールの添加がある) |
純米酒
精米歩合に決まりがない |
本醸造酒
精米歩合が7割以下 |
特別純米酒
精米歩合は6割以下又は特別な製造方法(説明表示が必要) |
特別本醸造酒
精米歩合は6割以下又は特別な製造方法(説明表示が必要) |
純米吟醸酒
精米歩合が6割以下・吟醸造り |
吟醸酒
精米歩合が6割以下・吟醸造り |
純米大吟醸酒
精米歩合が5割以下・吟醸造り |
大吟醸酒
精米歩合が5割以下・吟醸造り |
日本酒の味の指標『日本酒度』・『酸度』・『アミノ酸度』
これは本当に参考程度に聞き流していただきたいのですが、日本酒に含まれている成分を、日本酒度、酸度、アミノ酸度としてデータ化した数字の指標があります。以下に簡単にご紹介します。
日本酒度
マイナスで書かれている数値が大きくなるほど「甘口」、プラスで書かれている数値が大きくなるほど「辛口」と言われています。酒の中にどれくらい糖分が入っているかどうかで数値が決まります。
酸度
酸度とは、日本酒に含まれる酸の量を表したもので、味わい、甘さ、辛さに関係します。日本酒にはコハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸などの成分が製造の過程で発生します。日本酒において酸はお酒のキレを生むといわれています。酸度が高いと辛口に、低いと甘口に感じるようです。
しかし、日本酒度も酸度もそれ単体では甘口辛口を決定づけるものではありません!そこが日本酒のおもしろさなのですが、それぞれの成分や香りなどの関係性で感じる味わいが変わってきます。
大辛口と書いてあるのに、このお酒、甘く感じる!しっかりとした米のうまみを感じる!という意外性があることが日本酒の面白さ奥深さであるかと思います。
アミノ酸度
日本酒度、酸度、のほかにアミノ酸度という指標を公開している蔵もあります。アミノ酸度は日本酒の中に含まれるアミノ酸の量を示したものです。アミノ酸は、旨味やコクを示す数値です。アミノ酸度が高いと甘口、低いと辛口と考えてよいと思います。アミノ酸度が高すぎるとまれに雑味が多い場合もあるようです。
数値はあくまでも数値に過ぎないのですが、言葉で表現するのが難しい日本酒を選ぶ際に、気に入った日本酒の銘柄が後悔しているデータの組み合わせを覚えておくと選択肢の一つの指針になる可能性はあるでしょう。
ですが、使われている原料米や酵母などによっても味が大きく変わるものなので、正直言って私はあまり参考にしていません。どちらかというと、信頼できる酒屋さんに自分の気に入った銘柄を伝えたり、味わいの好みを言って、お勧めを聞いたほうが新たな出会いや意外な味わいの好みを発見しやすいと思います。意外性のある出会いや味わいが楽しめるのも日本酒の魅力なので!
タイプ別!初心者におすすめの日本酒13選
【甘口】初心者におすすめの日本酒ランキングTOP5
甘口タイプのお酒でお勧めなものを5銘柄ご紹介します。いずれも生酒タイプのため、購入後も要冷蔵での保管をお願いします!初心者におすすめとしていますが、日本酒ツウの方にも同じくおすすめできるおいしいものばかりです。
最初の一本にこそ、おいしいお酒を飲んでいただき、日本酒ファンになっていただければ嬉しいです。
第5位 笑四季酒造 笑四季 特別純米 白ラベル 生原酒(センセーションホワイト)
出典: Amazon.co.jp
日本酒度 | 不明(ロットによって違いがあると考えられます) | アルコール度数 | 16度 |
内容量 | 1800cc (一升瓶)(720ml・4合瓶タイプも有) | 産地 | 滋賀県 |
笑四季酒造のエントリー酒、センセーションシリーズ。ほのかな甘さが楽しめるタイプの笑四季 特別純米 白ラベル 生原酒。笑四季酒造のお酒は酒質が繊細なので短い日数で飲み切りやすい4合瓶タイプがお勧めです。必ず冷蔵保存しましょう。比較的手に入れやすいのでランクインさせました!
このエントリータイプが気に入ったらやや辛口タイプの「センセーションブラック」と飲み比べてみたり、同蔵の他銘柄「モンスーン」や「恋をするたびに」と飲み進めていくのもお勧めの楽しみ方です。
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第4位 亀の井酒造 くどき上手 Jrのショコラ 純米大吟醸 生詰
出典: Amazon.co.jp
日本酒度 | -5.0~-8.0 | アルコール度数 | 16~17度 |
内容量 | 1800cc | 産地 | 山形県 |
本当は日本酒度が-10から-15というデータ上からも激甘で私も飲んで間違いないおいしさを感じることのできた、くどき上手Jr Yellow Jr.のヒ蜜 純米大吟醸をご紹介したかったのですが、売り切れ傾向が強いため、2020年1月現在においてネット上でもゲットしやすそうな甘さの近いものをランクインさせてみました。くどき上手Jr.のショコラ純米大吟醸生詰はチョコレートの持つ甘美な感じをイメージしたという味わいの設計ということなので、バレンタインの贈り物にも良さそうな雰囲気です。
殺菌をしない生酒を低温で50日間低温貯蔵するという面白くも丁寧な造り。亀の井酒造のJrこと今井俊典氏が醸しているJrシリーズは意欲作が多く、くどき上手の中でも特にお勧めの銘柄が多いです。
酒米は備前雄町ということで、個性的な味わいが期待できます。くどき上手ならではの華やかな果実味のあるフルーティな香味、なめらかな口当たりと甘さも上品な甘さが踏襲されているという感想を散見しますので、間違いなくお勧めできる銘柄です!
参考価格:正規の値段では3,500円(税別)と思われます。
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第3位 亀泉酒造 亀泉cel24
出典: Amazon.co.jp
日本酒度 | -13 | アルコール度数 | 14度 |
内容量 | 1800cc (一升瓶)(720ml・4合瓶タイプも有) | 産地 | 高知県 |
高知県で開発された酵母cel24を使用したことによる酒名。酸味と甘みのバランスがよく、華やかな香りも良し!誰からも愛される酒に仕上がっている。特に女性、日本酒を飲みなれていない方にも非常にお勧めできる味わい。だが、日本酒通にも同時にお勧めできる完成度の高さ。見つけたら即買いで間違いなし。
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第2位 岡村本家 長寿金亀 白80 生原酒
出典: 楽天市場
日本酒度 | 非公開 | アルコール度数 | 16~17度 |
内容量 | 1800cc (一升瓶)(720ml・4合瓶タイプも有) | 産地 | 滋賀県 |
玄米に近い精米歩合のお米(80%精米)を使いながら、雑味のないきれいな味わい。そして濃厚なコメのうまみと甘みが楽しめる素晴らしいお酒です。しかもコスパも良く、手に取りやすいのに驚かされます。特に火入れをしていない生酒タイプがお勧めです。
木艚袋搾りという非常に手間のかかる丁寧な搾り方をされるなど、お酒造りへの愛情深い蔵元が造られたお酒で、体も心も元気になれるような優しい味わいが特長です。やや個性的な味わいかと思いますが、飲みやすいので初心者からツウの方にまでお勧めのできる素晴らしいお酒です。
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第1位 村祐酒造 村祐「黒」無濾過本生
日本酒度 | 非公開 | アルコール度数 | 16% |
内容量 | 720ml | 産地 | 新潟県 |
私が今まで飲んだ日本酒の中で最も上品な甘さがあるお酒です。ドイツの高級な白ワインをほうふつとさせる味わいが楽しめます。村祐のお酒は茜ラベル、常盤ラベル、紺瑠璃ラベルなどといろいろな銘柄があり、どれもお勧めの上質で上品な甘さが楽しめるお酒だと思いますが黒村祐はその中でも特別のイベントの時に開栓していただきたいお酒です。
プレミアム価格で販売されているところを見かけますが、そういった場所での購入はお勧めしません。探すとちゃんと4000円(税別)で販売されているお店があります。また、必ず冷蔵庫でしっかりと温度管理されている地酒屋さんで購入されることをお勧めします。酒質が繊細なため、温度管理をしっかりとしていないと味が劣化している可能性があるためです。
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【辛口】初心者におすすめの日本酒ランキングTOP5
私自身が辛口であってもしっかりと米のうまみがのっているものが好きなため、ご紹介している日本酒で「無味辛口」なものはありません。本当においしい日本酒の辛口に出会うと、またさらに日本酒の世界が広がること請け合いです!
第5位 山梨銘醸 七賢 なま生
公式HP日本酒度 | 不明(やや辛口) | アルコール度数 | 16度 |
内容量 | 1800cc (一升瓶)(300mlや720ml・4合瓶タイプも有) | 産地 | 山梨県 |
関東や甲信越ではスーパーでもよく取り扱いのある銘柄の七賢。その中でも特にお勧めなのが「七賢 なま生」。辛口タイプではありますが、軽やかなうまみはしっかりとあるのがお勧めポイントです。こんなに手に入れやすいお値段なのに、こんなにおいしいお酒があっていいの?というくらい気軽に購入して楽しく飲めるお酒です。
良く冷やしてお召し上がりください。生酒ですから、必ず冷蔵庫で保管してください。
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第4位 宮泉銘醸 寫樂 純愛仕込 純米吟醸酒
出典: Amazon.co.jp
日本酒度 | 不明 | アルコール度数 | 16度 |
内容量 | 1800cc (一升瓶)(300mlや720ml・4合瓶タイプも有) | 産地 | 福島県 |
「米を愛し、酒を愛し、人を愛す。みなさまに愛される酒を目指します。」ということで「純愛仕込」というらしいです。真面目なようで実はしゃれっ気がある人が醸している日本酒に違いないと私は確信しています。
辛口タイプとしてご紹介していますが優しい甘みも感じられる日本酒です。清涼感があり、とても澄んでいる感じのするお酒です。
宮泉銘醸さんはこの寫樂(しゃらく)のほかに地元銘柄として「宮泉」も造られていますが、こちらもとってもおいしいのでとてもお勧めです。
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第3位 酒田酒造 上喜元 超辛口完全発酵 純米吟醸
出典: Amazon.co.jp
日本酒度 | +15 | アルコール度数 | 16〜17度 |
内容量 | 1800cc (一升瓶)(720ml・4合瓶タイプも有) | 産地 | 山形県 |
私はずっと甘い酒、旨口の濃い味わいの酒が好きと上喜元に出会う前は思いこんでいました。家族の勧めで上喜元を初めて飲んだ時に、辛口でもこんなにおいしいお酒があるのか!と驚き、辛口のお酒の良さに気が付いたのでした。
ちゃんと旨味もありながら、切れ味鋭く、しかし滑らかにすっと体に溶け込んでいくような、とにかくすごい酒です。辛口派でない人にもお勧めします。食中酒としても、単体で飲んでもしっかりおいしいお酒で、飲み飽きたりもしません。
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第2位 山本合名会社 山本 ミッドナイトブルー
出典: Amazon.co.jp
日本酒度 | +1~2 | アルコール度数 | 15度 |
内容量 | 1800cc (一升瓶)(720ml・4合瓶タイプも有) | 産地 | 秋田県 |
山本といえば程よい酸味と切れ味の鋭さが気持ちの良い「ピュアブラック」もお勧めなのですが、さらに穏やかな後味の良さがあるミッドナイトブルーもぜひ日本酒を初めて飲まれるという方にもお勧めしたい銘柄。つい、自分の好みが出てしまうのですが、単に辛口というよりは旨味が感じられるという部分に引き込まれます。
山本合名会社さんは面白い商品をたくさん造られていて、そのどれもがユニークでおいしいお酒ばかりです。一つ飲んで気に入られたら別の銘柄もぜひ試してみていただきたいです。
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第1位 日の丸醸造株式会社 特別純米酒 うまからまんさく 超辛口番外品
出典: 楽天市場
日本酒度 | +15 | アルコール度数 | 18度 |
内容量 | 1800cc (一升瓶)(720ml・4合瓶タイプも有) | 産地 | 秋田県 |
酒の名前に「うまから」とあるとおり、こちらのお酒は単に辛いだけではなく、旨味がしっかりとあるのが最大の特徴です。毎年12月~1月の新酒の時期に販売されるこちらの特別純米酒 うまからまんさく 超辛口番外品は秋田酒こまちを用いて醸すことによって雑味が出ないよう、そして淡麗になり過ぎないようにしっかりとお米をとかして醸されているそうです。
本当においしい辛口のお酒が欲しい人にとてもお勧めのお酒です。
日の丸醸造さんのお酒には「うまからまんさく」のほかに「まんさくの花」という銘柄もあり、こちらもお勧めです。
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【スパークリング】初心者におすすめの日本酒ランキングTOP3
スパークリングとして紹介していますが、実は火を入れていない生酒タイプは軽くシュワシュワした炭酸の感じを受けることがあるので、そういったものも含めてのご紹介とします。
第3位 仙禽 雪だるま しぼりたて活性にごり酒 +ど 純米にごり酒
出典: Amazon.co.jp
日本酒度 | 雪だるま -20
ど 純米にごり酒 -10 |
アルコール度数 | 雪だるま 13度
ど 純米にごり酒 15度 |
内容量 | 720ml | 産地 | 雪だるま 栃木県
ど 純米にごり酒 秋田県 |
人気のある栃木県の株式会社せんきん。普通のタイプの日本酒ももちろんおいしいのですが、私はここが造っていた「ないしょで造ったどぶろく」が大好物でした。おそらくそれがレベルアップして再登場したのがこの仙禽 雪だるま しぼりたて活性にごり酒ではないかと考えています。
そして、もう一つ活性の純米にごり生酒、山本合名会社の「ど」。どちらも最高峰の発泡系どぶろく酒。この気になる銘柄がセットで楽しめるものが販売されていたのでご紹介せずにはいられませんでした。(もちろん単品でも売られています)
※開栓時に爆発的に中身が出る恐れがあるので、ご注意ください。
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第2位 新政 No.6 ナンバーシックス Stype
日本酒度 | 不明 | アルコール度数 | 不明 |
内容量 | 720ml | 産地 | 秋田県 |
「6号酵母の魅力をダイレクトに表現することを目的に醸造されるラインが「NO.6(ナンバーシックス)」」とのことです。
言わずと知れた、超人気銘柄で、とんでもないお値段で販売されていることがありますが、正規の値段で売っているところでたまたま出会った際にのみお買い上げをお勧めします。
シュワッとした美発泡感を、開栓初日には楽しむことができます。抜栓後、日数が経つと率直に言って味が落ちるように思いました。即日飲み切るのが一番ベストなおいしさを味わえる飲み方かと思います。話題にもなっている銘柄のお酒ですので、パーティのときの乾杯酒として用いると楽しいかなと思います。
ナンバーシックスにも何種類ものラインナップがありますが、一番お手頃なSタイプから試してみるのがお勧めです。
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第1位 鮎正宗酒造 Sweetfish sparkling sake ネイビーラベル
日本酒度 | 不明 | アルコール度数 | 7度 |
内容量 | 720ml(360mlタイプもあり) | 産地 | 新潟県 |
発泡性日本酒として販売されているもののほとんどは炭酸ガスを添加したものが多いようですが、鮎正宗酒造の造られているこちらのSweetfish sparkling sakeはシャンパンを造るときと同じ瓶内二次発酵を使って作られている本格的なタイプです。(ちょうどよい具合のタイミングで火入れを行いそれ以上発酵が進まないようになっています)
前モデルである、スイートフィッシュ ブルーラベルは、まるでサイダーのような味わいでした。こちらも併せてお勧めです。
私は実は以前に鮎正宗酒造さんのところにお邪魔したことがあり、蔵の敷地内にある湧水も飲ませていただきました。そのお水の清涼感のある落ち着いた味わいとお酒の味わいは見事にリンクしていて、日本酒の構成要素の大きな部分にその土地のお水が関わっているんだなと思ったことを思い出します。ちなみにスパークリングではないタイプの日本酒も、もちろんお勧めです。
nonootje
日本酒の世界にようこそ!
初心者の方こそ、何の目の曇りもなく日本酒を楽しめると私は思っています。ただ、日本酒こそ、消費者の手に渡る前まではしっかりと温度管理された状態で販売されていないと味が落ちてしまっていることがあるので、基本的には特に生酒については冷蔵庫の中で保管されて販売されているお店でご購入いただきたいと思います。
最近ではストレスがたまると品ぞろえの良い地酒屋さんの冷蔵庫の前で日本酒の瓶に向かって「おいしそうだな~」とつぶやいてしまうようになった日本酒好きの私が特においしい!とお勧めしたいお酒を今回ご紹介しました。
皆さんにとって良い日本酒との出会いがありますように。