海外好きライターが厳選!原材料別にみた海外の甘味料(砂糖)のおすすめ15選!

1997 年 4 月に塩は専売制が廃止となり、2002 年に塩の販売は自由化されました。日本各地で作られた塩がスーパーやアンテナショップで購入するこができるようになり、「塩ブーム」がまきおこりました。

対して、甘味料の代表たる砂糖。

砂糖は塩と違って専売制ではなく、当時から販売は自由でした。こちらの理由は「そもそも日本人は砂糖の摂取量が少なかった」「代用品があった」など様々ですが、いずれにせよ、塩の販売自由化、などの大きなイベントが発生しなかったため、「砂糖ブーム」がおきた、というはなしは聞きません。

でも、せっかく塩の販売自由化がされて、味わいの異なる塩の種類を料理によってわけて味わう楽しみがあるなら、甘味料(砂糖)にあっても良いではないでしょうか?

それが筆者が甘味料(砂糖)に興味を持ったきっかけです。

なにより、当時は「白砂糖は健康によくない」というはなしがありました。現在はこの説は正しいとは言い切れない状況ではあります。

砂糖にもたくさんの種類があります。今回は、読者の皆さんに砂糖の幅広さを理解していただきたくて、記事を書きました。原材料別におすすめの商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

海外の甘味料(砂糖)の入手方法は?

砂糖

では、そんな甘味料をどのようにして手に入れればよいのか。海外の砂糖を購入するのであれば、基本的に通信販売で購入するのがおすすめ。

一部の甘味料(砂糖)に関してはオーガニックや有機野菜、マクロビオティック製品の取扱店で購入可能ですが、全国津々浦々に店舗があるわけではないので、一般的には通販になるかと思います。

筆者は個人輸入の形態で通販購入することが多いですね。

 

海外の甘味料(砂糖)を使ったレシピ

メープルビネグレット

チーナ社という日本でも発売されているカナダのメープルメーカーの英語サイトで紹介されているレシピです。トーストしたアーモンド、フルーツをのせグリーンサラダにピッタリ。引用サイトはこちら

よく攪拌してからお使いください。大人の女性向けの味わいです。

  • 塩 小さじ 1/2
  • 胡椒 小さじ 1/4
  • メープルシロップ 大さじ 2
  • ディジョンマスタード 小さじ 1
  • 赤ワインビネガー 大さじ 2
  • サラダ油(オリーブオイル以外推奨)125ml

 

筆者はあまり凝ったお菓子作りをしないのですが、ココナッツシュガーはオートミールを使った自作のグラノラバーに使うと、コクと風味がでて美味しかったです。

ココナッツシュガーはキャラメルのような独特の風味がありますが、煮物などの和食にもあいますよ。

 

初心者ならどの種類の海外の甘味料(砂糖)がおすすめ?

上白糖、グラニュー糖、メープルシロップくらいしか使ったことないの…という方なら、ココナッツシュガーをおすすめします。

日本ではまずお見掛けしない強い芳香のココナッツシュガーはそのままなめても美味しく、和風料理にもあい、製パンにも使用可能です。

なお、製パンに使うと茶色く焼きあがります。白だしで煮るような繊細な煮物には難しいかもしれませんが、しょうゆとみりんとで煮るような、たとえば肉じゃがなどには使い勝手が良い甘味料(砂糖)です。

 

原材料別!世界の甘味料(砂糖)のおすすめ15選

 

人工甘味料個包装

日本のスーパーでよく見る、まず使われている白砂糖はテンサイ、サトウキビを主原料に作られています。

白砂糖、と書きましたが、茶色だったり暗褐色だったり、黒糖、と呼ばれる甘味料(砂糖)も同じテンサイ、サトウキビから作られています。

色や感触が違うのは製法の違いによるものです。

実際、様々な甘味料(砂糖)の原料があります。とにかく甘味料(砂糖)の種類は膨大で、同じ原材料でも異なる製造方法だとまったく様相が変わります。

ここでは、原材料の違いに着目しつつおすすめ商品をご紹介します。

 

サトウキビ ビリントンの自然デメララ未精製ショ糖

出典: Amazon.co.jp

ビリントンの自然デメララ未精製ショ糖
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甘味料(砂糖)二大原材料の 1 つ、サトウキビは日本でも栽培が可能で、主に沖縄県、奄美群島にて栽培されています。茎の高さは 2 ~ 3 メートルにもなる植物で、茎を加工して甘味料(砂糖)を生成します。

森山良子さんが歌った「さとうきび畑」という歌が流行した当時に放送されたTV映像で筆者ははじめてさとうきび畑を見ました。

風邪にふかれて茎は気持ちよさそうにしなっていますが、茎はかなり固いです。サトウキビの茎は市販されていますので、ご自身でサトウキビの茎から甘味料(砂糖)を生成することも可能です。

英語ではケーンシュガーの名前になります。

【筆者が使用してみた感想】

英語ではケーンシュガーの名前になります。ほぼ一般的な白砂糖と同じ量、同じ甘みで使用できます。仕上がりの甘みはマイルドになりますが、甘くないわけではなく、刺激が少なくなります。

製パンに使うと薄茶色になるので、どうしてもできあがりの色を重視する場合は、避けた方が良いと思います。

 

テンサイトウ ヴェルジョワーズ ブリュン

出典: Amazon.co.jp

ヴェルジョワーズ ブリュン
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甘味料(砂糖)二大原材料の もう 1 つはテンサイです。テンサイから作られた甘味料(砂糖)をテンサイトウと呼びます。

サトウキビは茎でしたが、テンサイは根をもとに甘味料(砂糖)を生成します。

英語ではビーツシュガーの名前になります。

【筆者が使用してみた感想】

筆者は日常的にはテンサイトウを使用しています。テンサイトウは 10% 前後のオリゴ糖を含みます。筆者は便秘がちなため、同じ砂糖なら少しでも整腸作用のあるものを…と思ってこちらを選んでいます。

ただし、整腸作用を目的としているなら、甘味料(砂糖)ではなくオリゴ糖そのものを購入した方が良いかと思います。

和食だけではなく、コーヒーなどに使っても、違和感なく使えますよ。

 

サトウカエデ モン・ファボリ メープルシロップ

樹液を煮詰めたものがメープルシロップとなり、さらに濃縮して固形化させたものがメープルシュガーになります。

じつは日本で育つカエデからもメープルシロップは生成可能です。しかし、種類が違いますので一般的にイメージされるメープルシロップとは違います。

メープルシロップは味の慣れもあるかと思いますが、海外産がやはりおすすめかと思います。

【筆者が使用してみた感想】

海外のメープルシロップにはグレードがついており、味、風味が違います。どのグレードが高級か、ということではなく、風味で分けられます。

筆者はダーク(旧グレードB)が最も好きです。濃厚なメープルの味わいを楽しめます。

しかし、もしどのグレード(基準)を購入して良いかわからないようでしたら、一番色の薄いものから試される方が良いと思います。

 

蜂蜜

ご存じ、ミツバチがあつめた花の蜜、蜂蜜です。土地、花の種類によって千差万別の味わいがある蜂蜜は自分の好みにジャストフィットするこだわりの 1 品をみつけたいところ。

なにに使用するかでなにを選ぶかは変わってきますが、一般的にはアカシアの蜂蜜がクセがなくて万能ですので人気でしょうか。

百花蜜(花の種類を 1 種類に絞らない蜂蜜のこと。雑蜜とも呼ぶ)は格下に見られることがありますが、奥深い味わいがあり、どこか懐かしい味がします。)

【筆者が使用してみた感想】

なかでも、マヌカハニーは抗菌力が高いといわれ、腸の健康にもいいと言われています。

少々クセがあるので、筆者は料理に使うのではなく、風邪に注意したい冬場はそのままなめたり、マヌカハニー入りのキャンディを買ったりしています。

 

ヤシの木(パーム)

ヤシからとれる甘味料(砂糖)はおおまかに「パームシュガー」に分類されますが、なかでもココナッツを主原料にするものは「ココナッツシュガー」と別に名称がありますので、ここではココナッツ以外のヤシの主なもの、としてサトウヤシをあげます。

筆者はパームシュガーといったらココナッツシュガーした食べたことがないので、機会があったら使って見たい甘味料(砂糖)の 1 種です。

 

ココナッツシュガー オーガニック エキストラバージン ブラウンシュガーファースト

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オーガニック エキストラバージン ココナッツシュガー ブラウンシュガーファースト
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ココナッツオイルのブームにあわせ、ここ最近スーパーなどでも手に入るようなったココナッツシュガー。キャラメルのような芳香があり、色は暗褐色ですが、各メーカーの製品によってかなりばらつきがあります。

日本で栽培、生成、販売されていない原材料の甘味料(砂糖)としては、いま 1 番手に入りやすいのではないでしょうか。

【筆者が使用してみた感想】

店頭では種類がたくさんあり、また甘味料(砂糖)は試食して購入することはほぼないので悩むところですが、煮物などには特段の注意もなく使用できますので、海外の砂糖に興味があり、まずなにを購入して良いかお悩みならココナッツシュガーをおすすめします。

香りが強いので、コーヒーなどの飲み物にはお勧めしません。

 

アガベ WHOLESOME 有機 ブルーアガベ シロップ

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WHOLESOME 有機 ブルーアガベ シロップ
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リュウゼツラン科の植物で、樹液を加工して甘味料(砂糖)を生成し、アガベシロップとなります。一見するとサボテンのような植物です。

日本では製菓店などでみかけるようになってきたでしょうか。アガベはメキシコのお酒、テキーラの原材料でもありますが、アガベシロップ自体は高アルコールということはありません。

【筆者が使用してみた感想】

筆者は 1 回購入してみましたが、少しながら風味があり、水によく溶けるのでスムージーなど味の濃い飲み物にまぜて使うのが良いかと思います。

 

羅漢果

羅漢果(らかんか)は中国のウリ科の植物です。広西チワン族自治区の主要な産地で世界の 9 割を占める、と言われていますので、羅漢果の甘味料(砂糖)はまず間違いなく海外産といえるでしょう。

甘み成分が人体ではエネルギーとして使用されない成分です。

甘みが強いために羅漢果以外のカロリーゼロの甘味料(砂糖)とまぜて調整してある品もあります。

【筆者が使用してみた感想】

カロリーゼロの甘味料はステビア、エリストールなどもありますが、そのなかでは甘みの刺激がマイルドで、使いやすいかと思います。

甘みの調整が少々難しいかと思いますので、自炊される方以外には扱いづらいかもしれません。

 

デーツ クラウン ペースト

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デーツクラウン デーツ ペースト
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デーツとはなつめやしのことでヤシ科の植物です。北アフリカ、中東あたりが主な原産地となります。

ドライフルーツとしてスーパーなどでみかけるデーツを細かく粉砕したものをデーツシュガーと呼びます。

【筆者が使用してみた感想】

筆者は 1 回購入していますが、もともとドライフルーツを粉砕したとあって、まず溶けません。飲み物に入れる使い方はおすすめできません。

製菓や製パンとして混ぜて焼くか、ヨーグルトにふりかける、という使い方になります。

甘さは控えめ。水に溶けないので使用用途は限られますが、マクロビオティックに気をかける方には特におすすめです。

 

ヤーコン オーガニック シロップ

日本のスーパーでもごくたまに見かける食材です。ヤーコンの根にはフラクトオリゴ糖が多く含まれており、ヤーコンシロップとして発売されています。

筆者はヤーコンシロップを使用したことはないのですが、評判を聞くに、プレバイオティクスを目的として使用されている方が多い印象で、暖かい食べ物、または飲み物に向いているようです。

 

甘草 リコリス スパイス ハーブ

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リコリス スパイス ハーブ
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薬用植物の 1 種、甘草。漢方などで知っている方もおおいのではないでしょうか。

どこか大地の香りがする風味があり、味わいはかなり独特です。海外ではハーブティーやお菓子、飲料(ルートビア)などにも使われ、非常に一般的ですが、少なくとも筆者の周囲にはリコリス好きはいないどころか、どちらかというと苦手という方ばかりです。

筆者もリコリスの甘みは苦手ですね。使うときはほぼ、ミックスのハーブティーとして飲んでいます。

漢方では「甘草茶」として第二類医薬品にもなっている、れっきとした薬草です。

 

人工甘味料 キシリトール 100%ピュア 砂糖代替甘味料

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キシリトール 100%ピュア 砂糖代替甘味料
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前述した天然の資源を主原料としない甘味料(砂糖)を総称します。

自然に存在するが、人工的に生成されるものとしては、ステビア、エリストール、キシリトール、トレハロース、パラチノースあたりが有名でしょうか。

科学的に合成された甘味料としては、アステルパーム、サッカリン、スクラロースあたりは見聞きされたことがあるかと思います。

とくにキシリトールは歯磨き粉やガムに含有される甘味料として日本では定着していますね。

【筆者が使用してみた感想】

筆者は 100 % キシリトールの甘味料(砂糖)を購入して使用したことがありますが、舐めてみると ひんやり としました。

個人的には料理ではいわゆる砂糖の代用としては使いにくく、コーヒーシュガーかスムージーなどが最適かと思います。

 

その他(メスキート、ルクマ) NAVITAS NATURALSオーガニック ルクマ パウダー

甘味料(砂糖)はまだまだありますが、キリがないので筆者が使ったことあるものとして、メスキートパウダーとルクマパウダーも紹介します。

ともに糖度は低く、甘味料(砂糖)として使われるよりは、風味付け、乳化剤代わりとしての使い方の方が一般的かもしれません。

【筆者が使用してみた感想】

メスキートはチョコレート、キャロブ、シナモン系の風味がします。

ともにロー(RAW)フードをご自身で作る、くらいの方でないとそこまで使うことはないかと思います。

筆者もローチョコレートを作る際に使用しました。

 

海外の甘味料(砂糖)を賢く使って料理の美味しさを引き立てよう

いかがでしたのしょうか、海外の甘味料(砂糖)の種類の多さにびっくりされたのではないでしょうか。

砂糖と聞いて白砂糖か黒砂糖くらいしかイメージできない状況からだと、これって甘味料(砂糖)…?と思われるかもしれません。それくらい味と香りがさまざまです。

形(固形か、液体か)溶けやすさや、料理に与える色、香り、糖度によって選択肢はさまざまあります。

腐敗するものでもなく、製パンや製菓にも使えるので筆者は色々試してみてきましたが、それぞれ違いがはっきりしていますので、新しい発見と楽しみのある世界です。

手始めに、世界の甘味料(砂糖)をはじめてみませんか。

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